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地方の土地の土地活用

2023年1月16日

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地方にある実家の土地を相続したが売れないで困っているという方がたくさんいます。

空き家に比べて一見管理が簡単と思われる土地ですが、それでも税負担を免れることはできません。

田舎の土地であっても活用の方法はありますし、高額で売れなくても手放す方法もあります。

地方の土地の土地活用について考えます。

地方の土地が売れない

相続した地方の土地を売りに出してみたが売れないため、管理を続けながら固定遺産税を負担しているという方はたいへん多くいます。

巷では空き家問題ばかりが注目を集めていますが、土地が売れないというのも、それ以上に大きな問題です。

地方の土地の価格について、実家のあった郊外型住宅団地を例に考えてみます。

私の実家は購入時は1300万円の土地で広さは100坪なので、坪単価は今から40年前は13万円でした。

現在の坪単価は7.6万円/坪。

単純計算では約2分の1に下落したことになりますが、実際には希望者がいなければ、それでも売れないことになります。

同じ団地にあった叔母の家は、購入時は700万円。

震災後に家屋を解体、その後400万円で成約しそうになったところで、夫が「安すぎる」と反対。

土地のある地域は空き家率が18%と高率になり、そのあとは問い合わせもなく、やむなく価格を200万円まで下げましたがそれでも売れないということになりました。

投資家の知人に一桁下げて売却、その後150万円で不動産サイトに売りに出ていますが、いまだに売れていません。

引っ越してから既に10年以上が経っています。

つまり、1千万円前後で買った土地がその半分でも売れる見込みはないということなのです。

これが地方の土地が売れないと言われる現状です。

地方の土地の対処法

売れない土地の対処法として考えられるのは下のような手立てです。

  • 生前に売却をする
  • 相続放棄をする
  • 業者買取での売却をする
  • 譲渡で手放す
  • 土地活用をする

親が生前に土地の売却をする

親が生前に土地の売却を試すというのは、たとえ売りに出した土地が売れなくても意味のある方法です。

というのは、売れない場合でも数年がかりで売却を試せますので、それで本当に売れるか売れないかがが十分確認でき、その間に対処が決められるからです。

※生前の売却について詳しくは

実家を親の生前中に売却した方がいいケース

相続放棄をする

親の土地が売れないことがわかれば、その時点で相続放棄をすることもできます。

相続放棄は無料ではできませんが、相続を事前に回避する選択肢が増えることとなります。

どうしても売れないだろう山林や田畑の類は、この時点で相続放棄で手放すことができます。

※相続放棄について詳しくは
田舎の土地の相続放棄 した方がいい場合

業者買取での売却をする

相続をした時点から土地を売りに出すことは可能ですが、それで売れなければ、業者買取での売却をおすすめします。

買取の成約率は、買取業者のアルバリンク社によると92%と高率で買取するということです。

価格は仲介での7割ということになりますが、そもそも、仲介で売れないから買取になるのであって、仲介との比較は意味がありません。

また、仲介での価格は、建物の解体費を入れていないことが多く、解体費込みで考えれば7割は極端な値下がりとも言えません。

売れるか、一生持っているかのどちらかになりますので、手放したい場合はたとえ低価格でも売却をするのが得策です。

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譲渡で手放す

仲介でもどうしても売れない、買取でも業者が買い取ってくれない土地というのもあります。

その場合は、不動産を掲載するサイトがあり、希望者を募って不動産を譲り渡す譲渡という方法があります。

手続きを自分ですれば費用はかかりませんので、固定資産税や管理費を費やしながら保有し続けているくらいなら譲渡も良い選択肢の一つと言えます。

なお、有料で不動産を引き取るという業者も存在しますが、費用をかける前に、買取か譲渡を試すことをおすすめします。

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土地活用をする

売れない土地や、売っても低価格でしか売れない、固定資産税はそれほど負担でないという場合は、ただ土地を置いておくよりも、土地活用を試すのがおすすめです。

土地活用の方法については、空き家を解体、更地にして後、自分で計画することができます。

いちばん利益の大きいものは、アパート経営など賃貸住宅の運営です。

ただし、賃貸運営は利益も大きいが投資なので初期費用がかかります。

他には、駐車場の他にもトランクルーム、アクセスが良ければコインランドリー、地方の広い土地ならがソーラーパネルの売電事業など様々なプランがあります。

自分で全部設置をするというのではなくて、業者に契約するだけでサブリースで毎月の収益を受け取ることができるものが大半です。

土地活用の資料は無料で請求できます。

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