空き家

空き屋の管理にしなければならないこととその費用の試算

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相続した家が空き家になってしまったら、解体をする場合の費用が200万円ほどだと書きました。更地にした土地が高い値段で売れるならともかく、自己負担だとすると高額です。

それならば、空き家を壊さないで維持する場合の費用はどのくらいかかると考えたらいいでしょうか。

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空家の管理にしなければならないこと

住んでいる家よりも、人が住まなくなった家の方が傷みが早いと言われます。
一番心配なのは、何といっても建物の傷み具合の点検です。特に屋根と雨漏り関連は入念にする必要があります。

次には室内の換気、閉め切っていると、湿気のため傷みは早いです。後は内外の清掃や戸締りなどでしょうか。

空家の管理サービスを利用する場合

最近は、料金を支払って、空き家の管理を委託することもできるようになりました。

料金は、定期的に外部から建物と土地を確認するのみの100円からのサービスと、建物の中に入って、換気や通水(蛇口をひねって錆防止のため水を出すこと)などの最低限のものから、内部や庭の点検、清掃、庭木管理などのオプションで料金が上下します。

それで、大体月1万円弱はかかりますが、もし、相続した実家が遠方である場合は、自分で定期的に行くよりは、費用はかからないといえるでしょう。

自分で空き家を管理する場合

一方、所有する空き家が近くなら、もちろん自分で行うこともできます。その時は上記の作業を自分ですることになります。

もし、空き家となった家が住まいに近く、空き家になって間もない家なら、自分でもしばらくの間はできるかと思います。

 

庭木の管理と庭の除草

都市部ならともかく、地方ではこれが最も頭の痛いことです。庭木の有無と敷地の広さで違ってきますが、大体が庭木あり、団地なら敷地も70坪以上が平均的な時代でした。

うちの場合は土地が100坪以上あり、更に目の前が山林だったので、普通の草取りどころではなく、最低でも年2回は必要なので、草取りだけでも1回5万円程度、いったん放置するとそれよりかさむことになりました。

もし、自分で草取りをするということなら、道具を用意して、車で往復2時間以上、数日は通い詰め、さらには取った草を持ち帰らなければなりません。

庭木は、チェンソーを用意して大きなものは根元から切ってしまいましたが、残りの木の伸びたところを切ろうとしても年に数回ではとても追いつきませんでした。

売却の見積もりの際、庭木の手入れの見積もりを取りましたが、庭木のみで15万円と言われましたが、これは口利きでしたので、安い方の値段だと思います。

何よりも気分的な負担が大きい

点検や掃除だけなら何と言うこともなさそうですが、空き家の管理は長期になると思いのほか大変です。電気を止めてしまうと、冬や夏は空調も使えませんので長居もできません。そもそも空気が悪いので、居たいとも思えなくなります。

うちの場合は、長く空けているとどのようになっているのかもわからない、誰も居ない家に入るだけでも怖いくらいでした。
そして近所の人に挨拶どころか、苦情を言われるかと思うと、その気兼ねでますます足が遠くなりました。

さらには、台風や地震のニュースのたびに、倒壊しているのではないか、あるいは、近所に何か迷惑がかかったのではないかなど、実際の手間よりも、気分的な負担が大きかったと思います。
老親が一人で暮らしている時も心配でしたが、家だけが残っても同様の気苦労が長く続きました。

人によっては、親が残した家が温泉地に近いところにあり、ドライブがてら行って留まってくるという人や、子どもの時に使ったピアノがまだ置いてあって、そこで気兼ねなく練習を楽しんでくる、といった話も聞きました。

自分で活用している限りは家が残っていることそれ自体に意味があることになりますが、誰にとってもセカンドハウスになるわけではないのです。

育った家が古びていくさびしさ

家が古びていく寂しさと怖さは独特のもので、経験した人でないとわかりません。
自分の育った家だとなおさらです。親を看取ってなお、せっかく親が残してくれた家のことで、苦労が続くというのは、これ以上ない不幸なことだと思います。

空家を持つ苦労というのは、単に物品を管理する手間ともまた違って、気分的な負担が大きいものです。
やむを得ず長期に維持しなければならない場合は、費用がかかっても管理を依頼する方をお勧めします。

そうしながら前向きに売却や活用方法を探していく他ありません。



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