共有持分 売却までの流れ

共有持分売却とは 土地と家屋の自分の持ち分のみを売るメリットとデメリット【売却まで7】

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共有持分 相続 土地

複数の人が一つの土地を共同で所有しているとき、それぞれの人がその土地に持っている所有権の割合を「共有持分」といいます。
この「共有持分」は所有者単独の意志によって、相手の同意がなくても売れることを知っていましたご存知ですか。

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そもそも共有持分とは

相続した土地を兄弟2人で相続し、登記をしたとすると、それは「共有名義」の土地となり、兄と弟の持ち分は、それぞれ「1/2」です。
実物ではなくて、あくまで権利なので、土地のどこからどこまでという意味ではありません。家屋が入れば、家屋も共有物となります。

自分の持ち分だけを売れると判明する

共有持分 相続 土地

ネットで調べていて、そういう方法があると知りましたが、一体そういうことができるのかどうか、いぶかしく思うのみでした。

ところが、弁護士に共有物分割請求について聞きに行った際に、どうも土地が売れそうもないと述べると、弁護士の先生が「共有持分を売ったらどうか」と言ってくださった。それで、法律的に問題がない方法だと確信できたわけです。

以下がその条文です。

第206条 所有者は、法令の制限内において、自由にその所有物の使用、収益及び処分をする権利を有する。

 

地元の不動産業者に頼めるか

共有持分 相続 土地

普通の人、不動産業者にはまず売れません。
というより、業者でもやったこともないし聞いたこともない人が大半です。

上と並行して地元の不動産業者にも査定に来てもらっていたので、「持分の買取をする業者さんがいるらしいのだが」と聞いても、「まず買わないでしょう」という返事か、そのような方法は知らない様子でした。

土地家屋調査士と司法書士と両方居る地元の事務所にも、その場合の登記をお願いできるか聞いてみましたが、「そんなことはできませんよ」という返事でした。
請け負えないということではなくて、そのような方法は不可能だと思っているようでした。

そもそも、普通の不動産屋さんは買取はしませんので、当然といえば当然かもしれません。

持分のみを買うのはどんな人、どんな業者なのか

買い取って売るその差額で利益を得る、そのノウハウを持つ、いわゆる投資を行う不動産業者ということになるのだと思いますが、相手との交渉と、それから法律的な手立ても既に知っている人です。

ただし、そうそう、共有持分の売却をしようという人はいませんので、持分買取をうたってはいても、それほど精通した業者ばかりではないかもしれません。

私の依頼したところは、業者の方も弁護士や司法書士に相談しながら進めてくれていました。

業者が買い取った後はどうなるのか

持分を売ったとすると、私の名前はその土地の登記簿から外れます。そして土地は業者と弟との2名の共有物となります。

買い取った業者は、共有名義を解消するため、弟の分も買い取って自分の所有としたあと、家はリフォームをして売りに出すプランのようでした。

弟との間で、その話がつかないようなときは、共有物分割請求を行うということでした。つまり私が弁護士に依頼しようかと思った方法です。

「脅かすようなことはしない、淡々とやります」ということでした。いずれにしても最終的に裁判となれば、そういうことでしょう。

約2か月の間に弟も持分を売却

共有持分 相続 土地売却

私がすべての手続きをして、移転登記が済んだのが、年末の12月末。弟の分も3月に移転登記が完了したということが、あとでわかりました。

1月から交渉をしたとして、登記それ自体に3週間はかかりますので、その間2か月。
おそらくは込み入った話にはならず、スムーズに進んだのではないかと願っています。

共有持分売却のメリットとデメリット

メリットの方は、というか、これはメリットというより、相続人と連絡が取れないという場合は、方法は共有物分割請求か持分売却の二つしかないため、通常の売却と比べてもしかたがありません。

価格は安くはなるものの

デメリットは通常の売却よりは、当然のことながら価格は安くなります。

業者の方は、一回の取引で土地が丸々手に入るわけではない上に、交渉に出向かなくてはならず、その分手間がかかることになります。

弟と裁判になった場合は、当然裁判費用もかかりますので、業者の方はそれも目算に入れています。

もっとも、これはあくまで土地が高値で売れる場合のことです。売れない土地にとっては、裁判費用の出費もなく、わずかではあっても代金も受け取れる、そして、業者が直接買い取る場合は、その二者間で短期で手続きが済みます。

私自身のことをいえば、この方法がなければ、たぶん一生土地を保有し続けるしかなかったろうと思います。
教えてくださった弁護士さんには、今もずっと感謝しています。

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