相続 遺言

クイズで学ぶ遺産相続 テレビ東京「なないろ」15日の番組内容 遺言、寄与分他

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こんにちは。変わらず土地売却奮闘中のななみです。

15日にテレビ東京の「なないろ」薬師丸裕英司会の番組が「クイズで学ぶ遺産相続」だというので見てみました。ドラマの途中ところどころに設問が入り、弁護士さんが開設するという内容でわかりやすくて良かったです。

見逃した方のために要旨をまとめてみましたのでご覧ください。

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相続が発生した家族

このモデルとしてドラマに登場する家族は、両親のうち今回お父さんが亡くなりました。子供は3人長女、長男、次女で、長女は結婚しており、次女は未婚で両親と同居をしているという設定です。

 

 

ドラマの中で、母親と3人で相続について話し合っている時、長女の夫が「自分も遺産をもらえる」と言いましたが、兄弟だけでなく配偶者にも遺産を分ける必要はあるのでしょうか。

 

質問1:血縁関係のある長女の夫は相続の権利はあるか

答え:
相続人になるのは直系親族だけ。子供は相続人だが、相続人の配偶者には相続権はない。

しかし次のような場合は、子供の夫、または妻、その他の人が相続人になることがありますが、それは、

・養子縁組をしていた場合
・遺言書で相続または遺贈が指定された人

です。

ただ、実際問題としては、相続人ではないのですが、相続人の配偶者、夫や妻が、舅姑の死亡に際し、口を挟むことはあり得ます。

つき合いがあったり、世話に関わっている場合もあるので、一概に悪いとは言えないかもしれませんが、基本的に法定相続人は血のつながりのある人だけになります。

 

 

相続の話し合いの最中に、兄弟の一人が、「お父さんは遺言書を書いていた」と思い出して、引き出しから、公正証書の控えを取り出しました。

しかし、その公正証書遺言の内容が法定相続分の分与ではなかったために、不満を持った妹が、お父さんには自筆遺言書があったことを思い出して探し出してきました。

 

質問2:最初に書いた公正証書遺言、後に書いた自筆遺言書、有効なのはどちら

答え:日付が新しいものが有効。すなわち自筆遺言書。

紛らわしい状況ですが、公正証書遺言はお金を払って公証役場で作成するもので、検認の手続きも不要で、最初から有効である確認が取れているものです。

しかしながら、自筆遺言書であっても、前者より日付が新しければ、そちらが有効ということになります。

しかし、自筆遺言書の成立に必要な、自分で書いたもの、日付が入ったもの、自筆の署名と実印の押印があるもの、という条件を満たしていない場合は、遺言書として認められませんので、自筆遺言書は作成時には注意が必要です。

 


 

遺言書の中に、お父さんは生命保険に入っており、その死亡時の保険金1千万円の受取人を長男に指定する、と書き遺していました。
長男がそれを受け取ってしまうと、他の遺産分与の相続には加われないのでしょうか。

 

質問3:保険金は相続財産として皆で分けるべきか


答え:相続財産とは違うものとみなされ、指定された人が全額受け取れる

つまり、この場合は、長男はまず1千万円を受け取ったほかに、お父さんが残した財産を法定相続分なら、またさらに、その3分の1を受け取ることができるようになります。

保険金は遺言書において、「誰それには多くやる」という記載をするよりも、効力がある場合があります。それから保険金が相続税には入らないことがあります。そしてさらに、他の兄弟には内緒で受け取るということもできるのです。

遺産を相続させるという以外の手段で、預貯金をあげることができるため、一つのテクニックして用いることができるのです。

 

 

さらに質問です。
同居をしていた未婚の次女は、同居をしながら、お父さんの手助けをしたり、代わりに用事をしてあげたりして、介護をしていた、なので、他の兄弟よりもたくさんもらってもいいのではないかと主張します。

質問4:介護をしていた人は遺産を多くもらうことができるのか

答え:基本的に寄与分の主張はできる

テレビでは弁護士さんの説明が足りなかったので補いますが、主張はできるものの、寄与分というのは、お金に換算できるというようなはっきりしたものでないと認められにくいのです。

たとえば、介護のために離職したとか、実際に親の介護の費用や生活費などを負担したというような場合が認められるケースです。

その他に、このようなことをしたが、それを介護サービスに頼んだら幾らかかるものなので、その分が親の預貯金から節約できたというようなものであれば寄与分として認められます。

基準が曖昧でもあり、金銭に換算しにくい世話もあるので、寄与分は相続で争いを招く一番大きなものです。なので、世話をした人にあげたいということを、遺言書に明記しておくことがだいじです。

あるいは、お嫁さんが世話をしているという場合には、お嫁さんを養子縁組することもできます。そうすると、お嫁さんも相続人として、兄弟と同じ法定相続分が保証されることになります。

 

起こるはずのない争いを避ける

 

 

番組内では、弁護士の先生が、面白い冗談を言われていましたが、それは

子育てに失敗したら遺言書

というものでした。

要するに、譲り合って親の遺産を分けようとする、思いやりがないように育ってしまった子供たちなのであれば、遺言書を書けということで、それはそれで面白くもあります。

しかし、逆に言うと、遺言書を書かない親というのは、まさか自分の子供たちが、兄弟で相続争いをするとは夢にも思わないケースが大半です。きっと仲良く分けてくれるだろうと信じて疑わないのに争いは起こる、そういう結果になっているのです。

 

関りに応じた分与の難しさ

相続に関しては通常の意味での仲が良いというようなレベルの話ではなく、3人兄弟で介護を均等にするなどというのは、考えてみても不可能です。

さらにはそれに対して、どう金銭的な分与を行うかということになると、意見が一致するとは限りません。

具体的な金額は、介護を受けていて、財産の所有者である親本人が、遺言を書くのが、いちばん良いのです。

そのような誰にもわかるように意志を示した上で、「自分の死後は兄弟仲良くするように」というのが、もっとも賢明な方法と言えるのではないでしょうか。

 

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