墓じまい

海洋散骨葬 合祀墓 永代供養墓など墓の費用負担の比較 もっとも費用と手間の不要なのは海洋葬

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こんにちは。ななみです。
先に夫の父の墓の問題で、生前の父を含めて両親が、まだ誰も入っていない墓のために1千万円近くを費やしたことを書きました。

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一方、私の実父の埋葬の際に行った埋葬方法は、弟の希望した海洋葬の散骨と、私の希望で分骨した永代供養墓との両方でした。
費用を先に言うと、海洋散骨は5万、永代供養墓は25万、どちらも1回切りの支払いで費用は抑えられ、しかも跡継ぎの居ない当家では、血筋が絶えても供養がしてもらえるという安心なものでした。

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墓を持ちたくない弟の希望

実家はいわゆる離散家族で、両親は私が17歳の時に離婚、それ以後の多くを私は母と過ごし、弟の方は高校以降は父と暮らしてその後の学費の負担も受けました。このブログで書いている相続はその父の方の話で、母はまだ存命です。

2年余りの介護の後、父が病院で亡くなったとき、付き添っていたのは私一人でした。弟はそれ以前から見舞いには一度も来ませんでしたが、葬式にだけは来ました。

2人きりで、父の兄弟同然に育った妹とその母の方は、これも連絡しても来なかったため、葬式は行わず火葬のみ、その後納骨となりました。

それで、私たちは子供の頃からお墓参りをしていた「xx家」の墓があり、父は長男でしたので当然そこに入れるはずだと考えていましたが、それは実は所有が父の姉、私の叔母のもので、父はそこに入れない、というより、姉一家がそれを了承しなかったので、急きょ埋葬の方法を考えなければならなくなったのです。

 

弟は海洋散骨を望んだ

その時に弟は、「海に散骨をする」と主張しました。要するに、墓を残したくないという意向であったようですが、これは見舞いにも亡くなるときにも来ないという程度に心のつながりがない相手には当然かもしれません。

最も弟は母の負担も含めて大学院を出るまでの8年間のうち、4年間は父が学費を負担しており、一方父には学費を負担してもらわなかった私の方は、父とのつながりは強くあり、亡くなった後も、お墓に入れてお参りをしたいと考えていました。

ひそかに分骨をして墓に入れることに

ところが弟が何と言っても聞き入れそうにないと思ったので、弟には言わずに父の骨を分骨することにしました。

そして、分骨した一部を海洋葬とし、海洋散骨にお願いした以外を、自分で墓を買ってそこに入れることにしたのです。

ところが、私は当時30代でしたが子供がおらず、不妊治療を受けてはいるものの、この先もできるかどうかわからない。そして弟は結婚もしていないので、後を頼める人がいない。

そこで、まだ当時としてはそれほどブームでもなかった永代供養墓というものを探して、そこに父の骨をお願いすることにしました。

海洋葬と永代供養墓の費用比較

家の場合は費用のためばかりではなく、むしろ私が自分で費用を出した上に、二重手間となったわけですが、海洋葬の格安の費用とメリット、同じく永代供養墓のメリットについて記します。

最も安い海洋散骨

海洋散骨は最も安く、当時も今も変わらず、5万円からでできます。

陸の上の墓地の場合は、通常管理費というのが撮られますが、海洋散骨の場合は、散骨が納骨を兼ねており、墓は「海」で土地が必要ではないため、その後の管理費などは必要ありません。宗教とも無縁ですので、その後の法要等も必要ありません

海洋散骨で頼んだ場合の費用の合計は、一例で、葬儀社が最低費用14万円、それに海洋葬5万円、合わせて20万円以内で済みます。

そこに自治体では助成金のようなものを支給していますので、東京なら7万円が戻ってきます。なので、実質13万円で、葬儀と埋葬一切を終えることができます。

うちの孤独死した叔父の場合も、ほぼ同様の手順で、海洋葬も考えました。最終的には身内が判明したので、そちらに引き取っていただきましたが、今後墓参りの予定のない遠縁の身内の場合は検討されて良い内容だと思います。

何しろ人の死ですので、「安い方法」として紹介するのも気が引けますが、そういう遠縁の人の引き取りを突然依頼される場合も、起こり得ることです。
埋葬するのに、必ず数百万の墓と墓石を建てろと言われていたら、引き取りに応じることもできません。

安価な墓や埋葬方法も実際問題として、時としては必要になります。これはもう、自分の身に起こってみないとわかりません。

誰が引き取る引き取らないでもめるくらいなら、皆で費用を分け持って、葬儀を終えるのも良い考えだと思いますし、その位の金額でしたら、供養として身内を募っても、十分負担できる金額だと思います。

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永代供養墓(合祀墓)費用

永代供養墓の合祀墓に関しては、これはこれで値段に幅があって一概に言えませんが、父の場合は、あとから分骨をしたので、それにも葬儀社の人に口をきいてもらったため、葬儀社とそれから焼き場の人への心づけを支払いました。

なので、分骨の必要があるときは、火葬の時に骨壺を用意して、その場で行う必要があります。

もっとも、遺体とは違って、分骨は誰がどう行っても、違法でも何でもありませんので、自宅で自分で行うこともできます。

戒名含む25万円の契約料

自分の場合は、分骨と新たな骨壺などその他の費用も全部入れて50万位、合祀墓の永代供養墓の契約は25万円これは、お寺によって料金もサービスも一律には言えないのですが、上の場合は、町の中にあるごく普通のお寺で、戒名代も含まれていました。

そして、父の名前と戒名の記された板は墓碑として、墓石とは別に御影石のプレートに掘られた上、掲げられて、いつでも見ることが出来ます。

また、最初に25万円を一度支払うだけで、その後の管理費は不要というところでした。これはいろいろなプランのところがありますので、確認の上で選ばれた方がいいかと思います。私の場合は、むしろ、あまりにも安くて申し訳ないと思ったので、今の家に引っ越してしまう前には、墓参りの他、寺で行われる法要には、お布施を持参して毎回出かけていきました。

合祀までの年数

上の寺の場合は20年までは、骨壺のまま納骨、50年が過ぎたら合祀、つまり遺骨を他の遺骨と一緒にするという決まりでした。

もちろん納骨をされている部分は、墓石の下に鍵のかかった扉があり、その室のなかで通常見えるところではありません。そして、供養は今後も変わらず、その都度費用負担せずとも行われるということでした。

父の好みの場所に

父はこれまでいつも海の見える高台に住みたがりましたので、海の見える丘の上のお墓で、また私で血筋が途絶えても、このあとも変わらず、墓はきれいに保たれ、供養もしていただけると思えるのはうれしいことです。

まとめ

海洋散骨
総費用 約5万円〜 一度の支払で完結で費用が明確。火葬後は骨壺を送るだけで参列不要。あとから遺骨の返却はできない。

永代供養墓
総費用 約30万円〜 寺などによってプランはいろいろなので、合祀の有無と移る年数などの確認要。それまでは改葬可。後継者がなくても永代供養される。

海洋葬と合祀墓への埋葬がどのように行われるかの詳しい内容は次の記事に書きます。


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