東京都八王子市の賃貸アパートの外階段が崩落、住民が転落し事故死した事件で、階段を施工した則武地所が元社長の自宅の家宅捜索等を経て、自己破産をしたことがわかりました。
負債額は約4億400万円と伝えられています。産経新聞よりお伝えします。
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アパートの外階段崩落で死亡事故
東京都八王子市で4月、賃貸アパートの外階段が崩れ、アパートに住んでいた住民女性が転落して死亡するという事故がありました。
その後、階段の踊り場部分が設計図面とは違う木造で施工されており、防腐処理の不備による腐食の結果階段が崩落したということが判明しました。
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則武地所が破産
このアパートの建築を行なったのは、相模原市中央市の則武地所ですが、その会社が昨日、破産をしたことが伝えられました。
「則武地所」が、横浜地裁相模原支部に自己破産を申請したことが14日、分かった。不動産部門で販売低迷が続いていたのに加え、事故で警視庁の家宅捜索を受け、事業継続を断念したとみられる。―産経新聞
申請は今月13日付。階段の事故の報道があったのは、4月末のことで、今回の一連の事件後の破産申請です。
則武地所の負債総額
負債総額は、産経新聞は4億円、時事コムによると昨年4月末時点の負債額は約4億400万円と伝えています。
則武地所とは

https://www.e-noritake.com/index
則武地所は、2000年創業、賃貸のワンルーム用の3階建て共同住宅や一戸建て住宅の建築を建設。
HPでは”ヒノキの家”の戸建住宅がトップページに掲げられていました。
則武地所のピーク時の17年4月期の売上高は約20億5100万円を計上していましたが、不動産部門で販売が低迷、元請け工事の減少などで業績が悪化、下請け会社への支払いや社員の給与の支払いにも窮していたことが伝えられています。
20年4月期の売上高は約9億7800万円に減少、負債額は約4億400万円です。
アパートの事故後に社長宅が家宅捜索
事故は今年4月17日に発生。
則武地所は元社長の自宅が家宅捜索を受けており、東京都内と神奈川に同社が建築した物件166棟も調査、同様の腐食が5棟に発覚したばかりでした。
現在の社長は就任したばかりで、それ以前に建築したアパートに関してはこの”元社長”が責任者として考えられています。
則武地所の社長の名前は
令和2年3月4日の神奈川県相模原市のHPにある、「廃棄物撤去に係る指導について」の記事では、社長以下の名前が下のように掲載されています。
対象者
(1)商号 株式会社則武地所
本店 相模原市中央区相模原二丁目11番27号
(2)氏名 野口 昇(同社 実質経営者)
(3)氏名 佐野 由美子(同社 代表取締役)
なお、現社長は、アパートの事故後の朝日新聞の取材に、3年前に就任したので詳しい施工内容はよくわからないとしながらも
「アパートに関わる立場として犠牲者と遺族に申し訳ない」
とコメントされています。
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