田舎の家の処分の方法は、売却か無償での譲渡のどちらかが考えられます。
売れない田舎の家でも譲渡は高率で成約しており、無料で処分ができるのでおすすめです。
費用をかけずにできる田舎の家の処分方法をお知らせします。
田舎の家の処分
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田舎の家を処分したいのだが、どのようにするのがいいだろう。方法を知りたい |
お答え
不動産の「処分」というのは厳密にはありませんで下の3つの方法のいずれかになります。
・まずは売却を試す
・業者に買い取ってもらう
・譲渡で人に無料で譲る
・処分をうたう業者に引き取ってもらう
この4番目、業者が「処分」という時には有料となります。
それ以外の上の3つは代金を受け取れるか、または無料で処分が可能です。
答えの根拠
筆者自身も問題あり物件の田舎の団地がどうしても売りに出せなかったので、業者に買い取ってもらいました。
実家は北関東にありましたが、何と2県離れた東京都の業者2社が見に来てくれたので、買取額の高い方に売却しました。

売却、業者買取ともに今ではネットで手軽に相談できますので、あきらめずに試すことをおすすめします。
この記事でわかること
- 田舎の家の処分の方法
- 無料の処分と有料の処分
- 田舎の家の処分の他の可能性
田舎の家の処分の方法
田舎の家、つまり、地方の不動産は人口の減少によって需要が著しく狭まっています。
家が必要とされる時は住み替えか移住が考えられますが、、その土地に住んでいる人が便利なところに移ることはあっても、それほど環境が変わらないところに手間をかけて移るということはしないでしょう。
また、一層不便なところに住み替えるということはまずありません。
一方、田舎暮らしはブームだとはいっても田舎に移住してくる人というのは人数が限られていますので、そのままでは家を欲しい人が見つからないでしょう。
そのため家を処分したいということになるのだと思います。
※家が売れない場合のこちらの記事も
実家の空き家が売れないときの方法4つ
田舎の家の処分とは
この場合の処分の法律的な手続きとその目的は、登記を第三者に移転することです。
逆に言えば、土地の放棄はできないので登記の移転以外には方法がないわけで、それで「処分」という発想になるのでしょう。
もう一つの「処分」の意味には、低価格での売却も含まれると思います。
もちろん、その場合も登記の移転が含まれます。
家の処分は売却と譲渡しかない
あらためて移転登記のシチュエーションを考えてみますと、登記を所有者Aから所有者Bに「移転してもいいですよ」と言い得るのはその家や土地の不動産をBさんが欲しいと言った時だけです。
登記だけの移転というのは常識的にはありませんので、あくまで不動産の受け渡しが前提です。
そうなると処分の方法は下の2つに限られます。
- 家土地の売却
- 家土地の譲渡
もう一つ、おすすめできないものに有料の処分があります。
これらについて解説してきます。
代金が受け取れる処分 | 家の売却 |
無料の処分 | 家の譲渡 |
有料の処分 | 業者への処分依頼 |
他に | 相続放棄や土地活用 |
家の処分のための売却
家の処分のための売却は、低価格で売却をすることです。
安い家ならば買う人の間口はかなり広がります。
低価格で処分したい家を売却するというのは、きわめて普通のアイディアです。
しかし、実際には個人での売買を除いて、町の普通の不動産店が請け負うことは限られています。
これは不動産店の収入である手数料が物件の価格に応じた割合で決められているためです。
業者が悪いわけではないのですが、法律が改正されたものの現在でも低価格の売買はそれほど実現していないようです。
家の処分のための買取
低価格の売却の代わりに、おすすめできるのは買取です。
不動産店の中には家や土地を買い取る業者がおり、通常の7割程度の価格で取引されます。
家を処分したい場合に、低価格で売りに出してほしい人を見つけようとするなら、業者に買取を依頼する方がメリットが高いです。
関連記事:
空き家買取のメリット 手数料無料の買取のご紹介
早く成約する他、古い家にありがちな売った後のトラブルを心配する必要がありません。
このような場合は、まず売却を試してみて、ダメなら買取依頼をするのが利益の取りこぼしがなくなります。
幸いネットの一括サイトであれば、売却と買取の両方の価格と、それぞれの業者を比較的できます。
関連記事:
空き家の買取業者ランキング 高く買い取る大手有名どころ4つをご紹介!
譲渡で手放す
処分したい家がある時は、まずは現金化できる順番で、売却⇒買取⇒と進むべきです。
売却も買取も希望がないとわかったら、次には譲渡で処分するという方法があります。
少々古びていても、補修が必要でも「0円物件」とか「格安物件」とした場合は、希望者は必ずいます。
下にご紹介するサイトなら物件の写真を無料で掲載して、欲しい人の連絡を待つことができます。
最短で次の日に連絡が来て数日中に成約したという例がありますので、ひじょうにスピーディーです。
処分方法を考えるより前に、みんなの0円物件に無料の掲載を依頼してみてください。
田舎の家の処分を詠う業者
他にねっとでは「田舎の家や土地を処分します」と広告を出している業者がいます。
この場合も上記と同じように登記の移転を行うということが「処分」です。
ただし注意してほしいのは、業者が「処分」を行うという場合はもちろん有料、つまり所有者がお金を支払っての依頼となります。
利用者の中には「土地をあげる」ので無料か、またはお金を受け取れるだろうと勘違いしている人もいるようですが、このような業者はお金を取るのが目的です。
なので、業者に依頼するのは特殊な場合に限られます。
一般の家土地であれば、こちらがお金を出すことはできるだけ避けたいところです。
まずは売却や買取を先に試すのが先決です。
田舎の家の他の処分の可能性
田舎の家の処分、売却以外の他の可能性についても考えてみましょう。
土地の放棄
所有者が土地の処分に至る背景には、国が不要な土地を引き取らないというところにも問題があります。
この点は法律で改正がなされましたが、例外を除きまだまだ自由に土地の処分ができるようにはなっていません。
関連記事:
いらない土地の放棄はできるのか 朝日新聞「負動産時代」より
相続放棄
どうしても放棄をしたい場合には、相続放棄も考えられますが、相続放棄は決して簡単なものではなく、そちらも費用や手間がかかります。
また、いったん相続して所有してしまった土地に関しては、放棄の手立てはない状態です。
そのため、家や不動産の「処分」といういい方が一般化していると考えられます。
相続放棄については
それと相続放棄を考えるよりも前に、生前の早いうちに売却をするのがもっともおすすめです。
関連記事:
相続後に住まない土地は生前に売るのが良い理由
土地活用
田舎の土地なので到底活用できないと思われているかもしれませんが、資材置き場など田舎だから可能ということもあります。
また、最近ではソーラーパネルを設置した太陽光発電の事業者に土地を貸すという活用方法もあります。
田舎だからとあきらめずに、一度は考えてみたいものです。
とはいえ個人ではアイディアを浮かべようとしてもわからないのが普通です。
土地活用の資料は無料で請求できるため一度は見てみましょう。
田舎の家の処分のまとめ
田舎の家の処分のまとめは
売却(収益あり)
↓
買取(収益あり)
↓
譲渡(無償)
↓
処分(有料)
と進めるべきです。
いきなり「売れないから」と先決めしないことです。
また、安易に処分に飛びついてお金を出してしまうのではなく、一度も売りに出したことのないところは、まず売りに出してみる、それでだめなら0円で売るとすれば買い手はかなり見つかります。
おすすめの査定サイトは全国対応で、地方の物件に強いイエウール。
当ブログで一番売却につながったというのが、こちらになります。
※先に口コミを見る
イエウールの評判と口コミ
譲渡のサイトはこちら、「みんなの0円物件」です。
成約率は8割と高率で、掲載翌日には欲しい人から連絡が来たという例もあり、スムーズな処分が可能です。