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不動産仲介の手数料 400万円以下の中古住宅の場合

2022年9月25日

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不動産会社に仲介を依頼して成約すると手数料を支払わなくてはなりません。

これは低価格の空き家などを含め、すべての不動産売買に共通するところです。

手数料は売買した不動産の価格の割合で決まりますが、多く中古住宅などの400万円以下の低価格の不動産の場合は特例が適用されるところとなっています。

この記事では、400万円以下の不動産を売却した場合の仲介手数料についてお知らせします。

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不動産仲介手数料について

 空き家を売ることになったが仲介手数料を支払わなくてはならないと聞いた。400万円以下の空き家の場合はいくらになるのか知りたい

 

お答え

中古住宅や空き家、低価格の土地で売却の価格が400万円以下の場合は、仲介手数料は「18万円+消費税」となります。

 

上の答えの理由

この記事でわかること

400万円以下の不動産仲介手数料の変化

・特例適用の理由

・特例適用で空き家売却に期待されること

 

不動産仲介手数料とは

空き家,家,売却

家や土地を売りに出す際、一般的には不動産業者に仲介を依頼、不動産会社を通じて売買をするというのが不動産取引の方法です。

依頼した時点ではお金は取られませんが、買い手が決まったら不動産業者に、仲介手数料を支払うことが決まりです。

不動産会社に支払う成功報酬

売買の契約が成約したら、業者が報酬を受け取れるということを成功報酬といいます。

不動産の売買の他にも、賃貸の取引の際も成功報酬が発生します。

仲介手数料の支払い

仲介手数料は、売主と買主の両方が同じ金額をそれぞれ不動産会社に支払います。

どちらか一方だけが負担するということはありません。

仲介手数料の成功報酬の意味

仲介手数料は成功報酬、つまり売買が成立した時のみに受け取れる報酬です。

なので、売買契約が成立しなかった場合は支払う必要はありません。

不動産店に売却を依頼しただけで、買い手が見つからなかった場合は支払う必要がないと覚えておきましょう。

仲介手数料が発生するタイミング

中古住宅の売却の場合の仲介手数料が発生するタイミングは、売買契約の成立と同時です。

契約時に合わせて仲介手数料を支払えるように準備が必要です。

 

仲介手数料の計算方法

仲介手数料は売買価格によって割合が下のように決められています。

以下は、手数料の上限を表にまとめたものです。

仲介手数料の支払額は「売買価格×3% +6万円+消費税」で計算

売買価格仲介手数料の上限額
~200万円上限額が18万円+消費税
200万円超~400万円上限額が18万円+消費税
400万円超~売買価格×3%+6万円+消費税

上限とはいえ、ほとんどの不動産取引はこの額を仲介手数料としています。

上記の表で注意してほしいのは、400万円以下の売買です。

400万円以下の不動産の仲介手数料

400万円以下の不動産の仲介手数料は2018年より特例が適用されるようになりました。

上記の表の、上限額が18万円+消費税 の部分は、その特例に基づくものです。

特例前の仲介手数料の問題点

以前なら200万円以下の物件ならば「価格の5%」、つまり10万円とするのが上限でした。

この金額だと一見支払う売主の方は安くていいように見えます。

しかし、値段のつけられないような低価格の空き家の売買では、利益が少ないということで、業者が敬遠することが以前から問題になっていました。

土地が遠方であったり、中古住宅だと査定に費用や手間がかかりますので、その割に儲けが少なく、せっかく引き受けてくれても赤字になってしまうこともあったようです。

売れない空き家は報酬が発生しにくい

そもそも、低価格になる空き家は単に古いだけではなく、地方の売れ行きの悪い地域にあることが多いです。

あくまで成功報酬ですので売れなければ受け取ることができません。

売却活動をしたところで成約の見込みは薄いのですから、担当者としても熱心になれるはずもありません。

そのため、400万円以下の物件でも上限は18万円ということで改定がなされたのです。

成功報酬増が空き家売却につながる

わずかな違いのようですが、これによって今までは不動産店で引き受けてももらえなかった低価格の空き家であっても、扱ってもらえる可能性が高くなりました。

そもそも、地方は新しく家が売れるということも少なくなっているので、中古を扱わなければ取引件数が増えないこともあって、最近は中古住宅と空き家に特化した業者も増えてきています。

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