広告 体験談

雨漏りの原因は家の老朽化ではなかった?|中古住宅の意外な配管問題【体験談②】

※当サイトは広告を含みます

中古住宅を購入して3日後、和室の砂壁に残っていたシミをリフォーム業者から「雨漏りです」と指摘されました。

購入前にも、夫は不動産会社の担当者に「雨漏りでしょうか」と確認していました。しかし、はっきりとした回答はありませんでした。

その経緯については、前回の記事で詳しく書いています。

体験談

そして今回、リフォーム業者に詳しく調べてもらうことになりました。

ところが、調べていくうちに、思いもよらないことが分かってきました。

雨漏りの原因は、単純な「家の老朽化」ではなく、建物内部を通っていた複雑な配管にあるのではないかという疑いが出てきたのです。

しかし、話はそれだけでは終わりませんでした。

いったん補修して様子を見ることになったものの、翌日には再び雨漏りが発生。

雨漏りの原因を特定することが、これほど難しいとは、このときまで思っていませんでした。

※雨漏りの修理業者を紹介
【2026年】雨漏り修理業者おすすめランキング4選!評判・費用・対応スピードを徹底比較

雨漏りのある家の主

著者,アバター,アイコン

ニックネーム「雨丸」 中古住宅を購入後、原因不明の雨漏りに悩まされ2年かけて解決。自らの実体験をもとに雨漏りの業者選びに役立つ情報を発信しています。建築物環境衛生管理技術者、2級管工事施工管理技士、消防設備士甲種4類、他に、第二種電気工事士。雨じまいとコーキング技術を習得しています。私の雨漏り修理体験記事は⇒中古住宅を購入後、雨漏りが発覚【体験談①】

中古住宅の雨漏りを詳しく調べてもらう

雨漏りを発見した後、私たちはリフォーム業者に詳しく調べてもらうことにしました。

この業者は、以前から実家の工事などで付き合いのあった建設業者です。

そのため、単にリフォームの見積もりをしてもらうだけではなく、雨漏りについても調べてもらうことになりました。

雨漏りの原因を調べるためには、目視だけでは分からない場合があります。

そこで行ってもらったのが、散水試験です。

散水試験で雨漏りの原因を探る

散水試験は、雨漏りの原因になっている可能性がある場所に実際に水をかけて、室内への水の侵入状況を確認する方法です。

屋根や外壁など、いろいろな場所を確認しながら、どこから水が入っているのかを探っていきます。

今回のように、室内には雨漏りの跡があるのに、外から見ただけでは原因が分からないケースでは、こうした調査が重要になります。

そして、調べていくうちに、私たちは意外な可能性に気づくことになりました。

雨漏りの原因は「家の老朽化」ではない?

中古住宅で雨漏りが見つかったと聞けば、最初に思い浮かぶのは屋根や外壁、防水などの老朽化ではないでしょうか。

築26年の住宅ですから、私たちも当然、建物の経年劣化が原因なのだろうと思っていました。

ところが、今回の住宅には、普通の家とは少し違ったところがありました。

それが、建物の内部を通っていた配管です。

バルコニーに室外機が置かれていた

この家には、2階に比較的広いバルコニーがあります。

そこにはエアコンの室外機が置かれていました。

本来、室外機をバルコニーに置くこと自体が必ず問題になるわけではありませんが、この住宅の場合は、建物の前面に室外機を置くスペースがなかったため、バルコニーに設置されていたようです。

そして、その室外機は固定するためにビスで留められていました。

そのビスを打った部分から、わずかに水が入り込んでいる可能性も指摘されました。

もしそれが原因なら、建物そのものの老朽化というより、後から行われた電気工事などが関係している可能性があります。

ただし、調べていくと、もっと気になる部分が見つかりました。

バルコニーの排水管が見つからない

通常、バルコニーには雨水を排出するための排水口があります。

そして、その排水口から雨水を外へ流すための排水管などが設置されています。

ところが、この家では、バルコニーから雨水を排出するための配管が、外から見ても簡単には確認できませんでした。

実は夫も購入前からこの点を気にしていたようです。

「バルコニーの水はどこに流れているのだろう?」

そんな疑問がありました。

さらに、雨漏りが確認された1階の和室にはエアコンが設置されていましたが、そのエアコンのダクトも外からは確認できませんでした。

そこで、建物の構造を詳しく調べることになりました。

建物の中に見えない配管が通っていた

壁の厚みなどを調べていくと、1階の押し入れの裏側に、建物の図面からは分かりにくい空間があることが分かりました。

そして、そこを2階のバルコニーから1階方向へ配管が通っていることが判明しました。

外からは見えなかった配管が、壁の内部を通っていたのです。

さらに、リフォームのために押し入れの床を壊したことで、その配管を実際に確認することができました。

このとき、ようやく「なぜバルコニーの排水管が外から見えなかったのか」という疑問が解けました。

バルコニーの雨水が建物内部を通っていた

その配管は、2階のバルコニーから壁の内部を通り、1階の床下方向へ抜ける構造になっていました。

ところが、その配管の中にバルコニーのゴミなどが入り込み、水がスムーズに流れなくなっていた可能性がありました。

水が正常に排出されなければ、配管内に水がたまり、別の場所へ水が回ってしまうことがあります。

その結果、1階の和室に雨漏りの跡が残ったのではないか、ということでした。

エアコンのドレンも同じ配管につながっていた

さらに調べてみると、2階のエアコンから出るドレン排水も、この配管につながっていることが分かりました。

さらに、以前1階のキッチン付近に設置されていたエアコンについても、そのドレン排水が同じ配管につながっていた可能性があるようでした。

つまり、この家では、一般的な住宅では外側に設置されていることが多い排水関係の配管が、建物内部を通る複雑な構造になっていたのです。

この構造が今回の雨漏りに関係している可能性が出てきました。

なぜこんな配管が建物の中にあったのか

なぜこのような構造になったのか、正確な理由は分かりません。

ただ、この家には外壁が曲線になっている部分があります。

外観をできるだけすっきり見せるために、配管を外側に出さず、建物の内部に収めるような設計になったのではないかとも考えられます。

建物内部に配管を通すこと自体の良し悪しについて、私は専門家ではないので判断できません。

ただ、今回の経験で問題だと感じたのは、その配管が普段から確認できる状態になっていなかったことです。

点検口がなかったことも問題だった

もし建物内部の配管を簡単に確認できる点検口が設けられていれば、今回の問題ももっと早く発見できたかもしれません。

ところが、当初はその部分を確認するための点検口がありませんでした。

そのため、雨漏りが起きても、内部にどのような配管が通っているのかを簡単には確認できませんでした。

さらに、売主から建物の図面も十分に引き継がれていませんでした。

建物内部にどんな配管があるのか分からない状態では、雨漏りの原因を探すのも簡単ではありません。

今回の経験から、私は中古住宅を購入するときは、建物の図面やメンテナンス履歴などもできるだけ確認しておくべきだったと感じています。

16年近く賃貸に使われていた住宅だった

さらに、この住宅は購入前に長期間、賃貸住宅として使用されていました。

その期間は16年近くになります。

もちろん、賃貸住宅だから必ず状態が悪いというわけではありません。

しかし、住宅は長期間使用されれば、それだけ設備や防水部分などのメンテナンスが重要になります。

中古住宅を購入するときには、築年数だけでなく、これまでどのように使われ、どんな修繕が行われてきたのかも確認しておいた方がよいと感じました。

配管の補修とバルコニーの防水を行うことに

そこで、見つかった配管について補修を行い、様子を見ることになりました。

また、塗装工事に合わせてバルコニーの防水も行ってもらうことになりました。

さらに、これまで建物内部を通っていた排水については、今後は外側に出す方向で対応することになりました。

そして、今後の点検がしやすいように、天井には新たに点検口も設置してもらいました。

ここまで対応すれば、ようやく雨漏り問題も解決するのではないか。

私たちはそう期待していました。

ところが、翌日に雨漏りが再発

配管について補修を行い、しばらく様子を見ることになりました。

「これで雨漏りが止まるかもしれない」

私たちは、そんな期待をしていました。

ところが――。

その翌日、再び雨漏りが発生しました。

せっかく原因が分かったと思ったのに、雨漏りが再発したのです。

私たち夫婦の気持ちが暗くなったのは言うまでもありません。

「配管が原因ではなかったのか?」

「ほかに原因があるのか?」

「一体どこから水が入っているのか?」

再び、振り出しに戻ったような気持ちになりました。

雨漏りの原因を特定するのは想像以上に難しい

今回の経験で分かったことがあります。

それは、雨漏りは「雨漏りしている場所」を見つけることと、「雨水が入っている場所」を見つけることが同じではないということです。

今回も、室内には明らかに雨漏りの跡がありました。

そして、建物内部には特殊な配管も見つかりました。

そのため、「これが原因なのではないか」と考えました。

しかし、補修した後にも雨漏りが再発しました。

つまり、原因を一つ見つけたと思っても、それだけでは本当の原因とは限らないのです。

雨漏りの原因を特定するためには、建物の構造や水の流れを考えながら、さまざまな可能性を一つずつ確認していく必要があります。

ここから本格的な雨漏り原因探しが始まった

中古住宅を購入してから、私たちはすでにかなりの時間を雨漏りの原因探しに費やしていました。

それでも、まだ雨漏りは止まりません。

「原因はこれだ」と思った配管を補修しても、翌日には再発。

雨漏りの原因を特定することの難しさを、身をもって経験することになりました。

このときから、私たちは「ただ修理する」のではなく、「まず正確に原因を診断してもらう必要がある」と考えるようになりました。

そして、ここからさらに雨漏りの原因を調べるため、複数の専門業者について調べることになります。

次回は、実際に雨漏りの原因を特定するために、どのような診断が必要なのか、そして雨漏り診断を行う業者をどうやって探したのかについて書いていきます。

次回:雨漏り診断業者を探すことに。4社を比較して分かったこと

前回:
中古住宅を購入後、雨漏りが発覚

-体験談