1円ハウスがかねてから話題になっていましたが、住み替え先を探すため住宅サイトを見ているうちに、実際に1円の家を見つけました。
ああ、本当にあったんだなという感じです。どんな物件か見てみました。
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1円ハウスがアットホームに!
値段のところが「0.01万円」となっています。
ありえない値段なので、いくらかなと思ったら
10000x0.01=100
100円の家ということになりますが、これはサイトの都合上、数字を3桁にしなければいけないのだそうで、実際は1円なのだそうです。
要するに値段は「タダ」ということ。0円ハウスと同じですね。
伊豆の温泉付き別荘
場所は西伊豆 「東京駅から車で約3時間、海まで約3.4km!」だそうです。
「温泉付き」とはどういうことかというと、
温泉あり
■引込状況:引込み済(共同)
■利用形態:かけ流し
なので、自宅で温泉に入れるということのようです。「かけ流し」というのがすごいですね。
築43年、2階建て3DK。
別荘として使われていたので、内部は比較的キレイそうで、写真を見ると家具などもそのまま残っています。
紹介文は
海が遠望できる温泉付1円別荘です!お風呂は旅館を思わせるような造りとなっております。
南熱川の高台の静かな別荘地でゆったりとしたひと時を過ごしませんか?
「平成31年3月、ハウスクリーニング実施済み!」だそうですから、最近売りに出た物件のようですね。
100円ハウスの地図
100円ハウスの売り物件。位置的にはこの辺りです。
不動産会社はリライト
この物件を売っているのは「リライト」という不動産会社です。
これまでも「たけしのTVタックル」などにも登場している業者さんです。
格安住宅の販売については、ほとんど「ボランティア」と語っておられました。
物件を売る方としては、このような不動産屋さんが居るのは、ありがたいことですね。
販売元リライトについてと、以前の100円ハウスについては下の各記事に
「持ち家価値が1円に⁈」たけしのTVタックル【空き家を高く売るコツ】番組内容紹介
100円ハウスは本当にタダなのか?
ここまで来て疑問になるのは、100円ハウスや1円の家、またはゼロ円の家というのは本当にタダなのかということです。
リフォームが必要か
まず、リフォームが必要かどうかということ。ここでいくらかかるかによって大きく違ってきます。
このお宅の場合、築年数は古いですが、写真で見る限り中はとてもきれいそうです。
温泉がある場合はその管理費がかかる
他の必要経費を見てみると、
施設維持管理費:79,320円/年、水道利用料:4,968円/月、温泉利用料:7,344円/月、汚水処理費:820円/月
というのがあって、温泉に付随する費用として、施設維持管理費というのが年8万円弱、それから温泉利用料が月7344円かかります。
年8万円、それから固定資産税が幾らなのかがわかりませんが、合わせると結構な出費です。
温泉維持協力費で60万円超
名義変更手数料:34,560円、水道維持協力費:432,000円、温泉維持協力費:216,000円、水道計量器交換工事費:41,040円、温泉計量器交換工事費:50,000円
それに加えて、水道と温泉の維持協力費、これが60万円以上かかるというのが大きいです。
あとは、設備関係の工事費が9万円、これらは月々の支払ではなくて、一時金だそうですが、やはり、温泉を個人で引くとなると、それなりに料金がかかるのですね。
値段は安いですが、当初どうしても温泉関連の費用80万円弱はかかってしまいます。
ただし、自分で土地を買ってこれから温泉を引こうとしたらとてもこの値段では引けませんので、その点ではとてもお買い得といえるかもしれません。
お気に入りに入れている人が160人以上はいるので、一時的な出費はあっても、その点で魅力を感じている人もいるようです。
興味のある方はアットホームのサイトの方をご覧ください。