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はじめに

相続した家土地を売却するまでのアラフォー主婦の記録です。

音信不通の弟との相続登記を含めて売却を終えたのが、相続が発生して9年後、登記と土地の売却に本気で取り掛かって半年後に、低価格ながら共有持分の業者買取によって売ることができました。

北関東の人口20万を越える、ごく普通の町の住宅地の土地と家でしたが、相続登記も進まず、接道が私道、家屋未登記、欠陥住宅と悪条件が重なったためもあって、地元の不動産屋には扱ってもらえませんでした。

最終的に売却を達成できたのは、インターネットがあったからです。ブログを通じてその恩恵をネットに還元したいと思っています。

一般的ではない、特殊な状況と方法になりますが、あるいはお困りの方の役に立つこともあるかもしれません。

年々の固定資産税と身内との軋轢から逃れられた、その経験をつづっていこうと思います。

どうぞ皆様が一日も早く重荷を下ろされる日が近づきますように。

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私の不動産歴

不動産売買について、これまで経験したことと、見聞きしたイベントを書いておきます。

実両親の家

最初に建てた家、普通の戸建てである私の生家を、個人売買で売却。

両親が住んだ3軒目の家である、住宅地の一戸建てが、私が最終的に売却した実家になります。

中古住宅を買った経験

最初の結婚で中古住宅を購入。当時の値段で3DK  16.5坪の小さな家の平屋で、1750万円でした。

住宅ローンを組んで、当時、月額4.7万円を月々返済していました。

当時の金利は7%位。
返済の途中で、ローンの全額を払い込むという繰り上げ返済を行いました。

その後は、離婚時の財産分与で推定額の半額を分割。

代償金で家の半額を受け取ることができたので、若いうちに買って良かったと思っています。

両親がハワイの別荘を売却

母と再婚した義理の父が、両親の共有名義でハワイに1戸建てを購入。

10年を過ぎて、売却することになり、私も名義人だったので、英文に翻訳をした住民票などをアメリカ大使館に出向いて書類を提出しました。

おもしろい経験でした。

再婚した夫両親が賃貸物件を売却

夫の両親が賃貸物件を2軒所有しており、そのうちの1軒を売却 。

もう1軒を実家隣の賃貸は解体して、その土地はそのまま所有、現在は駐車場となっています。

■実家売却の流れ

実家の場合の大まかな流れです。
カテゴリー「売却までの流れ」の記事内に順を追って、少しずつ記述していきます。

売却前の家の条件についての記事

【売却を達成するまでの流れ1】 40年住んだ土地の接道が私道と相続して初めてわかった
【売却を達成するまでの流れ2】 相続した家が未登記だったら相続や解体はできるのか
【売却を達成するまでの流れ3】相続した家が買取会社の査定で欠陥住宅と言われた

売却活動を開始 売却を達成するまで

地元不動産から始めてネットの業者に売却が決まるまで【売却まで4】
土地の相続が進まない 共有物分割請求について弁護士に相談に行く【売却まで5】
ネットで共有持分買取業者を探して査定を申し込んだら返答が来た【売却まで6】
共有持分売却とは 土地と家屋の自分の持ち分のみを売るメリットとデメリット【売却まで7】
「共有持分買取」で検索した不動産会社が相続する空き家の現地調査へ【売却まで8】
共有持分の売却に向けて私道の持ち分の取得と家屋の表題登記【売却まで10】
相続登記の申請人が単独なら登記識別情報を他の相続人はもらえない【売却まで11】
持分売却の際は相続登記に司法書士が不可欠な理由【売却まで12】
3万円で相続登記をする司法書士に単独で申請を依頼【売却まで13】
相続した未登記家屋の表題登記を自分ですることに【売却まで14】
不動産一社だけが空き家の売却を請け負ったその理由とは【売却まで15】
空き家の私道の持分取得をめぐって地元の不動産業者とトラブルに【売却まで16】
空き家私道の持分取得で手数料を稼ごうとした不動産業者その後【売却まで17】
表題登記は自分で 売却のため未登記空家を単独で登記【売却まで18】

相続発生後から9年目の売却完了まで

地元の不動産屋の査定→買取リフォームの会社の査定→接道が私道、家屋未登記、欠陥住宅と判明→地元の大手不動産屋に仲介を断られる→ネットの査定他申し込み→交渉を請け負う不動産屋に相談→調停とADRの相談→共有物分割請求を弁護士に相談→共有持分の買取に依頼→不動産屋抱えの司法書士に断られる→別な司法書士を探して相続登記完了→自分で保存登記→売却終了

共有持分の業者買取が決まってから3か月後の売却完了まではこの記事にまとめてあります。

売却が決まってから登記終了までの3か月にしたことの流れ

■売却済みとこれから売却予定の家土地概況

売却をした地域は、空き家率は18%という、全国でも最悪のレベルでした。

よくあの状態で売ることができたと振り返って思います。関係した方々に感謝します。

売却済み:実家の家と土地の条件と様子

人口20万人の地方都市で昭和58年頃造成されたごく普通の住宅地の一軒家。売却時築38年位。
県全体の空き家率は 14%であるのに対し、市の空き家率は18%、これは県内の主要都市においては、最も悪いと言える。

実家のあった団地の高齢化率は30% 人口減少率は5~10%。

相続後に接道が持分なし私道と判明。家屋は未登記のまま。住宅は欠陥住宅。

上記を連絡時、売れないと見越した弟が連絡を絶ったため、相続登記ができず、9年目共有持分の売却によって手離すことに成功。数か月後弟も売却に至る。

このあと売却予定:土地家屋2軒 マンション1部屋

やっとの思いで、実父を介護して看取ったのち、実家を売却したものの、この後さらに3軒の売却が予定されています。

夫の実家2軒

A:一つは商業地の店舗兼住宅。駅に近い大通りにあり、デパートに徒歩で行ける距離だが、自宅含めて軒並みシャッター街。

鉄骨建築。築46年。全面リフォーム済み。立地適正化計画なら区域内に入る見込み。市の空き家率は18%。

兄と相談の上、生前に売却を予定している。居住中の84歳母は同意。93歳の父は施設入所中。

B:郊外型大型団地にある一軒家。上記店舗兼住宅とは別に家を買った両親の名義のまま、私たち夫婦が居住中。

周囲は空き家がちらほら目立ってきている。駅からの距離は徒歩20~25分。大型団地でもあり、立地適正化計画なら居住誘導区域内に入る見込み。

上の店舗兼住宅の相続が生じた際、同時に売却を予定しているため、近々転居の必要あり。子どもへの相続時の負担をさけるための今後の住まいを検討中。

私の母のマンション 

田舎にある分譲マンション。周囲は畑。駅から車でも15分位。
工業団地が近くにあるため入居希望者はそこそこ居る模様。

母は再婚しているため、義父に相続させるよう公正証書遺言を作ってあるが、おそらく将来売却の必要あり。

 

これからも、頑張っていかなければなりません。まだまだ奮闘します。ファイト!