清里に移住した高齢夫婦の生活の様子を伝える特集「老後地方移住 清里住民が語る暮らしの実情」が、大下容子スクランブルで取り上げられました。
老後、年金だけで暮らせると聞けば、移住生活も魅力的ですが、実際どうなのか聞いてみたいですね。番組内容をお知らせします。
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清里とはどこか
清里というのは、山梨県北杜市の清里高原のことのこと。
東京から約4時間の距離の高原です。
そこに、京都から移住した小川さん夫婦の生活の様子をルポルタージュします。
どんなお宅でしょうか。楽しみですね。
清里に移住を決意した理由は
小川さん夫婦は、8年前に京都木津川市から清里に移住。月に約25万円の年金だけで生活しています。
移住前は、イギリス風の洋菓子店を営んでいました。
移住の理由は?
なぜ店をたたんで移住してきたのかというと、
毎日が忙しいということで背伸びがちな生活をしていた。地に足がついた生活をいい年齢だからやりたい。時間に追われたりとか何かをしなくてはいけないとか、精神的に縛られたくないというのが一つです。
自由になったというのがいちばん有り難い。
京都の自宅兼店舗を売却したた資金などで3LDKを購入。家具やインテリアはイギリス風にこだわったといいます。
京都のお店から運んできたオーブン。今は、それを使って時間に追われずパン作りを楽しみます。
庭に面したテラスでパンと紅茶を味わうのが、夫婦の至福の時間。
夫は移住者仲間と畑を借りて、野菜を作り自給自足をされています。
本当にありがたいですよ。きゅうりは今だったら3本で150~200円するんじゃないでしょうかね。
年金だけで暮らす移住者の家計
京都市にいた時のお宅は、8000万円で購入したもの。それを売却して半額の4000万円を資金に、こちらに家を建てました。
3LDK2階建てを3500万円で
3LDKの2階建て、敷地面積が100坪、建物は30坪とのことで、お二人には十分な住まいですね。
購入価格は3500万円。ローンを使わず一括で購入されたとのこと。もちろん新築です。
清里の家の間取り
こちらはそのお宅の間取り。
1階に18畳のリビング。2階に6畳の寝室があるコンパクトなお住まいです。
移住前と移住後の家計の比較
京都にいた時は、4人で8万円でしたがこちらでは2人で7万円、やや高めですが初句のプロということで、食べ物にはこだわりたいということがあります。
それでも、これまでの暮らしから見ると13万円6500円の削減に成功。
年金収入の25万円で約12万円が自由に使って貯金もできる状態です。
清里周辺の不動産状況
こちらが清里周辺の不動産状況です。
左側JR清里駅から車で12分、築44年の物件が800万円。
もう少し新しい右側でも1450万円ということです。
現在の清里駅
高原ということで、お洒落な駅ですね。
かつては高原のべっそうちであったようですが、他のリゾート地と同様、バブル崩壊後に地価が下落したそうです。
清里移住の問題点
しかし、ここでの移住生活にも思わぬ問題点がありました。それはゴミの問題です。
ゴミ出しの問題点
暮らしていくうえで大変なのでは、ゴミ出しだといいます。
自宅近くに、集積所がないため、支所まで週に2回、車で約5KM離れたゴミステーションまでいかなければなりません。
往復で10キロの距離をその都度、往復することになります。
こちらがその集積所、このゴミステーションに来るのは、ほとんどが移住者です。
中には7~8キロ走る人もいるといいます。
すべて車社会。車がないとごみが捨てられない
足の問題いつまでゴミ出しができるかと考えると先々不安になります。
なぜゴミ集積所がないのか
別荘地区には、集積所がないということで、新しく新設をするには、費用が数十万円かかるということなのです。
また、目に見えない地域との問題もあるということで、移住の際には必ず確認しなければならないポイントといえます。
移住成功の極意は
移住成功の極意はというと、
完璧な移住はない 絶対譲れないものは何か
だそうです。
あくまで主観的なところですので、自分たちがこれで良ければ良いということになるのでしょうね。
それにしてもうらやましいような暮らしぶりでした。清里、一度訪れてみたいものです。