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子育て支援住宅をサブリースで 常陸太田市積水ハウスグループと提携

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茨城県北部でも空き家率が高い常陸太田市が、新しく子育て支援住宅を整備するとのニュースです。

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茨城県北 常陸太田市子育て支援住宅17戸を整備

 

朝日新聞の記事内容です。

 

常陸太田市は今年度に子育て支援住宅17戸を整備するため、積水ハウスグループと基本協定を結んだ。同グループが設計や建設、管理、運営を一体化する。子育て世代の入居者の家賃は、市が半額程度補助する仕組みだ。
同市中心街の東二町の市有地約2700平方メートルを活用。市が30年間無償貸与し、積水ハウスグループが総事業費約3億5千万円で鉄骨3階建ての集合住宅17戸を建設する。
住宅は2~4LDKで、広さは約74~92平方メートル。集合住宅中心に中庭を設け、各世帯の子どもが遊ぶことができる。各戸の玄関にはベビーカーを収容できるクローゼットも備える。隣接して約87平方メートルの交流施設もつくる。
7月に着工し、来年1月完成、3月入居予定。入居対象者は高校生以下の子どもを持つ世帯。市は各住宅と交流施設を月約10万円で借り上げ、入居者の家賃は約5万円となる見込み。
協定を3月下旬に結んだ積和不動産関東の寺崎明久社長は「子育てのコミュニティーを生み、商店街の再生にもつなげたい」と話した。(服部肇)

 

常陸太田市の現況

茨城県県北にある市町村は、地価の下落、空き家率共に高く、今後は消滅可能性都市と考えられています。

茨城県で一番地価下落が大きいと予想される地域は、週刊東洋経済の予想によると、全国でのランキングに、42位までの42市町村の中で、茨城県の市町村がそのうちの1/4、10市町村となっていて、あまりにも厳しい状況です。

そのランキングの該当箇所は以下の通りです。

 

2020年地価下落予想

2位 大子町  16.9%
17位 利根町 12.7%
25位 河内町 11.7%
26位 城里町 11.7%
27位 常陸太田市 11.7%
28位 稲敷市 11.7%
30位 行方市 11.4%
36位 高萩市 11.1%
39位 北茨城市 10.8%
41位 常陸大宮市 10.8%

大子町は袋田の滝があるところで、いわゆる山奥のところです。
常陸太田市は、日立製作所がある日立市の隣市で、新興住宅地の大型団地が一時は多く建設されていたところです。

36位の高萩市は、NHKのテレビドラマ「ひよっこ」の舞台になったところ、北茨城市は東日本大震災で津波などの被害を受けながらも、岡倉天心ゆかりの六角堂や北茨城美術館を有する観光地でもあります。

 

地価が上がる東海村

一方茨城県内で、地価が上昇するとされているところは、東海村がランキング10位にあがっています。

全体としては、依然として厳しい茨城県の状況ですが、常陸太田市の試みが成功するように応援したい気持ちです。

 

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