夫の実家 相続

父が亡くなって母が相続したが後の相続税は大丈夫?二次相続の落とし穴

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先月末に夫の父が亡くなりました。先日納骨が済み、さらに相続の手続きもあらかた済みました。全部を姑がそのまま相続するということになりましたが、どうも、その方法だと、この後母が亡くなった時の相続税が心配な気がします。

親の片方が亡くなった場合は、もう一方が全部を相続するというのは、気分的には安心ですが、相続税対策としての観点からはどうなのか、あるいは安易にそうすることで逆に不利益になることはないか考えてみました。

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残った親が全部を相続することが多いが

女性は平均寿命も長いので、男性である父親が先に亡くなるということは多いです。
母親の多くは遺族年金はもらえますが、やはりそれまでよりは、収入は少なくなってしまいます。

親孝行の子どもたちほど、「いいよいいよ、そのままお母さんが全部相続して役立ててよ」ということになりそうです。
夫の家も同様のやりとりになりました。

思ったより高い?安い?不明の不動産

ところが、夫の家の場合は、家土地が二軒ずつあって、それが今は亡くなった父の名義のままですが、実質的には母の名義です。
そして、その他に預貯金があります。そして、母は80歳を過ぎても、「子供に残せれば」とせっせと貯金をしてくれているのです。

それはとてもありがたいのですが、金額が大きくなってしまうと、逆に私たちが相続するときに、問題が起こるのではないかが心配です。

土地は思ったより安いという方向で考えていますが、一体いくらくらいなのかも、いまひとつピンと来ない状況です。

配偶者の税額の軽減

父の分を母が相続する場合は、配偶者なので、法定相続分相当額が1億6000万円までは相続税はかからないという「配偶者の税額の軽減」という制度があります。

通常はそれでカバーできますが、土地に関しても「小規模宅地等の特例」の適用というものがあって、配偶者の相続に関しては、税金の軽減の配慮がされています。なので、親が相続する分には、税金の心配は少ないのです。

高齢親は急に亡くなることもある

夫の家の場合は、母も父と同じように数年は老人ホームなどに入る可能性もあるので、できれば、気持ちの良いところ、そして、十分に世話が不自由なく受けてもらえるところに、お金を足しても入れたいと思っています。

しかし、人とても生き物であり、いつどんな病気になるかもわかりません。家土地と、母がせっせと貯金をしている大半が、そのまま遺産として残ってしまう可能性もないとはいえません。
そして、子供が相続する場合というのは、税率の軽減は全くないのです。

 

そもそも相続税はどのくらい?

相続税の基礎控除はというと

3000万円+600万円x相続人の数

相続人は、夫と兄の2人なので、4200万円ということになります。

相続税は税率15%なので、遺産の全部から4200万円を差し引いた残りの金額にかかります。

高額な相続税

遺産の全額が、家土地2軒分が4000万円、預貯金が2000万円で合わせて、6000万円だったとしたら、4200万円を差し引いた残りの1800万円の15%は

1800 X 0.15=270万円

その場合は、270万円も税金に支払わなくてはならなくなってしまいます。

もし、母が急になくなって、家が二つとも残ってしまえば、その金額で、相続税は支払わなくてはなりませんので、つまり、母の預貯金の1800万円の中から270万円を支払わなくてはならなくなります。

せっかく母が貯金をしてくれた、母のお金であるものなのに、270万円とはずいぶんな高額と思わざるを得ません。

家が売れる保証はない

せっかくの財産、不動産は高く売りたいのが人情です。どうもその期待があると、いざ売りに出すまで正確な価格に、いまだ自信がありません。
「安くなったよね」とは言いながら、どうしても高く見積もっているのが人の情です。

しかし、困ったことには、4000万円と見積もられた家が、その金額で売れるかどうかの保証はないのです。

うちの場合は、上に記した金額よりは、実際はもっと下回ると思いますので、これは仮の相続税のシミュレーションです。

が、一方では、都内は不動産バブルの余波もあり、実家の評価額、特に土地の坪単は、地域によっては思わぬ高値になるという場合もあります。

あるいは良い立地の場所だから売らないでそのまま住みたいという場合も同じことです。その場合でも、売却の収入はないまま、今あるお金の中から都合をしなければなりません。

親に預貯金があればそこから払えますが、残ったお金がなく、しかも不動産価値が高い場合には、余計に大変なことになってしまいます。

いずれにしても、親が亡くなってからでは遅いです。早めに正確な見積もりを出しておけが、それによって対策が立てられます。

今すぐには売らずとも、不動産屋の門を文字通り、打診しておく、またはネットの査定などを利用するのも悪くないと思います。
ネットといえどもAIの時代ですので、正確な数値が得られます。

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空き家がすぐに売れるとは限らない

しかも今の土地売買の状況は、下がりこそすれ、上がるということは望み薄であり、地方ではまず地価の上昇は望めません。売りに出してすぐに売れればいいのですが、値段を下げながら様子を見ていると、1年や2年はあっという間です。

そうなると、やむなく値下げということになってしまいます。
前にも書きましたが、「1200万円まで出す」と言われていた私の実家の土地は、5年の間に一桁下がり、9年後に手離した時は、桁は維持できましたが、売却した金額は、あくまで相続人の数で分けるということを忘れてはいけません。

結局私の受け取ったのは、登記費用を別にすれば数十万円でした。それでも「手離せてよかった、安心した」というのが地方の状況です。

相続税を回避する手立ては生前に売る!

相続税がかかりそうだという場合に、考えられる手立ての一つは、不動産は相続する前、親の生前中に売る、ということ、それからもう一つは、生命保険を活用するということです。

夫の実家も生前に売却するということで、兄と話し合って母も同意し、そのように決めていたのですが、不動産屋にも行かないうちに、父が亡くなってしまいました。

その間に売ってお金にしておけば、母も安心だったと思いますし、今度は母が生きているうちに、と売り急ぐこともなかったでしょう。

とりあえず、母はまだ大丈夫そうなので、このあとまた皆で相談して、良い方法を探していこうと思っています。

ただし、私はあくまで嫁の立場ですので、アドバイザーということで、夫に対して役に立ちそうな助言をするにとどめます。


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