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「0円ハウス」に思う地方の空き家の価値5軒に1軒は空き家でもはや値がつけられない地域も

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こんにちは。ななみです。

先日ご案内をしたTV東京テレビ番組「タダでもらえる家だけ不動産 ”0円ハウス” 」。そのキャッチコピーは「空き家オーナーはなぜ0円でも譲りたいのか。その理由&思いとは…」でした。

皆さんは、オーナーが譲りたいとするその理由とは何だと思いますか? 
「0円でも譲りたい」というのには、空き家にもまだ、それだけの価値があるのでしょうか。

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番組で語られた理由は

該当番組の記事はこちら:
「タダでもらえる家0円ハウス」TV東京 番組内容と空き家を買う時の注意点

タダでもらえる,なぜ,,テレビ東京,物件,空き家,田舎

長野県にある、築75年木造2階建て5Kは、畑と田んぼ、蔵つき。

所有者のお母さんが7年前まで住んでいた家だといいます。

その空き家の持ち主は、「草ぼうぼうになっていて思い出の家が朽ちていくのがつらいため家を売りに出すことに決めた」ということでした。

本当の価格は10万円だったが

しかし、この家は番組内では「0円」でしたが、「これまでずっと10万円で売りに出していたものの、今回はこの番組「0円ハウス」のために、タダということになった」というナレーションが入りました。

番組中に見に来た希望者はいましたが、結局その場で成約はしませんでした。

 

そもそも地方の空き家の価値は?

最初に書いたように番組のキャッチコピーは「空き家オーナーはなぜ0円でも譲りたいのか」ということで、番組スタッフは、これはもちろん東京の人ですね。

東京の人には地方の土地はこれほど売れにくい、否、売れないということが、そのコピーを見る限り、わかっていないのだろうと思います。

地方の実情は「0円でも譲りたい」、あるいは「0円なら喜んで譲りたい」ということも、地域によっては当たり前になっているからです。

脱獄犯の捜索をはばんだ1089戸の空き家

少し前に愛媛県今治市の松山刑務所から受刑者が逃走したという事件がありました。

逮捕をするまでに日数が23日もかかり、住民は、どこに脱獄半が潜んでいるのか、その間を不安に過ごしましたが、そこで捜索が難航したのは、脱獄半の手腕ではなく、この地域の多数の空き家だったといいます。

逮捕された場所は、広島県尾道市向島というところで、島であるという条件はありますが、その島の空き家の数は1000戸もあり、そのため捜査員が900名導入されました。

空き家一軒ずつをしらみつぶしに探すには900人でも空き家の数が多いため、それだけ日数がかかってしまったと見えます。

尾道市の空き家率は18.4%

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ひろしま空き家バンク http://minto-hiroshima.jp/area/onomichi/

向島は離島だから特別ではないかと思われがちですが、そうではありません。

本土と陸続きの尾道市の空き家率は18.4%にも及び、駅から2キロ圏内の昔ながらの地区に500軒以上の空き家があります。

賃貸でも、月額1~2万円、この地区の空き家はタダで手に入るものも稀ではありません。

現在では、NPO法人尾道空き家再生プロジェクトと、空き家バンクができ、現在は移住のポータルサイトもできており、若者の移住者にも人気の高い町となっています。

番組の家はなぜ10万円だったのか

「タダでもらえる家だけ不動産 ”0円ハウス” 」の番組内では、冒頭の家は、売り主の希望は「10万円」だったわけですが、いくらリフォームしようとも、築75年の家に値段がついておれば、買い手は「安い」とは思わないと思います。

売る方はリフォームをしてあるから、その分は売値につけたいという希望はあるのでしょうが、空き家の多くは、長年放置されて、水が出ないようなところもあります。

最低限のインフラ設備と、雨漏りなどこれも最低限の補修は「家」として売る以上は、買い手の希望でもなければ、リフォームのうちには入りません。

そもそも、中古の家に関しては、どのようなプレミアがついていようとも売却の場合には、評価はされ内容です。

これは東京の都内で、実家を売却した経済評論家、上念司さんでも口惜しがっていたくらいです。

それでも、上念さんのこの家の場合は、普通の中古住宅であり、地方「空き家」となってしまった家に関しては、値段をつけても買い手が現れることは稀ではないでしょうか。

関連記事:
家を買うなら中古か賃貸か 新築リスクは都内にも 花田虎上さんと上念司さんの自宅の例

売りたい家の周りを調べた上で適正価格に

もし、地方にある空き家を売りたいという場合には、その地域にどれだけの空き家があるのかを、空家率共に調べた方がいいと思います。

ただでも売れない家に、値段をつけたらさらに売れないことになってしまいます。

「儲けようなどとは思わないこと」

専門家は「売れない家はありません」ともいいます。しかし、「儲けようなどとは思わないこと」。

空き家が500軒もある地域は、もはや、通常のやり方では流通しないから、空き家バンクができているのです。

そうなったら、家それ自体が良い悪いの問題ではないのです。もやは空き家を「売る」と考えていてはいけません。

0円ハウスに出てきている家は、おそらくそういう地域の家たちであり、そして、今はそうではない地域もやがてそうなる可能性は高いのです。

値が付けられるのなら、そのうちに売る。ダメなら、タダでも「売る」。

その見極めをつけられなければ、空き家を保持する他はなくなります。番組を見て他人事だとは思わないようにしたいものです。

 

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