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スルガ銀行岡野会長が融資十数億円を私的に流用 全額返済求める方針

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スマートデイズ社運営の女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」が発端で、不正な融資の責任を問われているスルガ銀行、第三委員会の調査で、今度は岡野光喜会長が、融資の一部を流用していた疑いがあると判明しました。

速報の段階ですが、詳しくはまた追加してお知らせします。

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岡野会長が融資を私的流用

スルガ銀行が関連会社に行った融資の一部を、創業家の岡野光喜会長(73)が流用していた疑いがあることが金融庁の検査で判明。

総額は十数億円規模に上る可能性があり、私的に使ったとみられる形跡もあるといます。

金融庁は、30年以上にわたってトップに君臨してきた岡野氏の裏金に回っていたとの見方を強めて実態解明を進め、全額の返済や責任の明確化などを求める方針です。

これについて、毎日新聞のコメント欄に、毎日新聞 グループホールディングス取締役小川 一三が次のようにコメントしています。

事実なら刑事事件に発展する可能性もあります。スルガ銀行が関連会社に行った融資の一部を、創業家の岡野光喜会長(73)が流用していた疑いが浮かんでいます。十数億円規模、私的な使途という情報もあるようです。精査には時間がかかると思いますが、違法に集めたお金は違法に使われるのが世の常です。そして、いったん現場に違法が入りこむと組織全体に広がるのも世の常です。

スルガ銀行員の流用も

これまでには、本店営業部40歳代のスルガ銀行の社員、部長、副部長に次ぐ「チーフマネジャー」が1億6500万円の預金を流用したことも報告されています。

この社員は静岡県東部の法人や個人事業主への融資を担当、2015年4月~今年6月、顧客3人の定期預金を無断で解約して、大部分を自分が担当する取引先への融資金に流用したというものですが、会長の流用は規模が数十億であり、比べるまでもありません。

 

 

第三委の調査結果は7日

スルガ銀行(静岡県沼津市)のシェアハウス投資向け融資で不正が多数発覚した問題で、同行の第三者委員会(委員長=中村直人弁護士)は調査報告書を来月7日に提出すると決まりました。

スルガ銀が30日発表しました。8月末をめどに調査をまとめるとしていたたものです。

報告書は受け取り次第、速やかに公表するとしています。

金融庁は第三者委の報告後、一部業務停止などの厳しい行政処分を検討する方針です。

なお、これまでに、代表権を持つ創業家出身の岡野光喜会長兼CEO(最高経営責任者)、米山明広社長、白井稔彦専務の3役員は引責辞任する見通しとなっています。 

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