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『ポツンと一軒家』なぜ人気?20%超の高視聴率の理由

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「ポツンと一軒家」が今や高視聴率を獲得する番組となりました。

特番からレギュラー番組に昇格してなお20%以上の視聴率を維持していますが、家をめぐるこの番組、それほどの人気の理由は何でしょうか。

この番組の好かれる理由を考察します。

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「ポツンと一軒家」が高視聴率を獲得するまで

皆さんはポツンと一軒家の魅力は何だと思いますか?

「ポツンと一軒家」は元は『人生で大事なことは○○から学んだ』(ABC・テレビ朝日系)という番組の中の一企画に過ぎませんでした。

評判が良かったため、そののち8回の特番を経て、10月から日曜のゴールデンタイムでレギュラー放送が始まりました。

ポツンと一軒家をまずグーグルアースで

テーマとなる家を探す方法も、それまでにはない独特なもので、適当な山をギューっと拡大していって、グーグルアースで一軒だけ見える家を探すというものです。

地図上で見つけた一軒家を「本当に誰か住んでるのかな」とスタッフが探しに行ったのが最初だそうです。

その方法がそのまま、毎回航空写真から一軒家の紹介が始まります。

「ポツンと一軒家」が特番で視聴率15.5%を獲得!

特番でこの企画を放送したところ、激戦の日曜のゴールデンタイムに視聴率15.5%を獲得。

企画したスタッフも全く予想外のことで驚いたといいます。

最新視聴率20.7%を記録!

そして、今ではレギュラー番組となって、毎回の視聴率が単独でも20.7%に到達したというのですからすごい数字です。

ポツンと一軒家はほぼ空き家

もっとも、スタッフが、グーグルアースで見つける家は、実際に行ってみると9割は空き家や廃虚。

やはり不便なところに1軒だけで住むということは、それだけたいへんなことなのでしょう。

管理者や持ち主が見つからないことも多いのだそうです。今では「たどり着いて取材ができればどこでもいい」とスタッフの談。

家を探すのにも、それなりの苦労がありそうです。

というのも、臨場感を出すために、「事前の現地調査を一切行わない」のがポリシーだそうで、カメラを毎回回して、行きつけたところだけが、番組で取り上げられる対象となるそうです。

番組の内容はというと、人里離れたところにある一軒の家、そこに住む人の暮らしをルポルタージュするという、ただそれだけの内容なのですが、なぜ、それが人気となったのでしょうか。

ポツンと一軒家の高視聴率の最大の理由は

回を重ねるにつれ、スタッフ自身が、見る人は、そこに住む人の暮らしぶりや、なぜその地に行き着いたのかなど、人生ドラマに一番引きつけられるのだと気がついたといいます。

「一軒家」とはいっても、焦点が当たっているのは、「家」ではなく「人」なのです。

「家」と共にある家族ぐるみの人生ドラマ

田舎の辺境にある家の立地の悪さというマイナス点を超えるプラス面があるというところが、毎回の帰結です。

登場する一軒家はすべて、山の上などの「田舎」にあり、地方から都会への若者流出、都心回帰と地方の衰退が進む一方で、「田舎暮らし」は依然として人の憧れでもあることが、どうやらその背景にあるようです。

一軒家の稀なシチュエーション

土地の広大なアメリカなど外国になら、隣家との距離が離れているということは州によっては普通なのですが、古くから地方の村社会、都会の住宅の密集に慣れてきた日本では、一軒家というのは、きわめてめずらしいライフスタイルです。

高齢化社会に必要な利便性の点からは、実際の田舎暮らしとなると躊躇する人が大半でしょう。

そのような、思い切った転地や、田舎への移住組とは違い、番組内の人は、その土地とその家に生まれ育った人であり、その土地に根付いた生活が自然に成り立っているのです。

自給自足により近い生活

そもそも、過疎地で一軒家に住むというのには、たいていの人は、やはり部分的にでも自給自足に近い生活をしています。

さらに、もっとも大切なことは、そこに住む人たちが、それによって生き生きと生活しているということなのです。

たとえばリゾート地の別荘に行って遊び暮らしているというのとは違って、一軒家の住人は、畑仕事など、糧を得るためにその地で何らかの日課をもって暮らしています。

外部へ出かけることが稀なので、自然とそのようなライフスタイルになるのだとも言えます。

山奥の一軒家にはもちろん不便なこともありますが、番組の登場人物たちは、気負わずに不便への対処をも一つの「仕事」として生活に組み込み、それを生きがいとして、人との接触も少なくても生き生きと暮らしているように見受けられます。

シニア世代が生き生きと暮らすには

そしてポツンと一軒家に登場する人たち、つまり住民の人はその地域の人は、そのほとんどがシニアであり老年です。

パソコン作業ならどこでやっても同じ、として四国に移住したブロガーさんが話題になりましたが、そのようなIT関係のフリーランス業などの職種は出てきません。

山の上で生活をして、山の上でできる仕事と趣味にいそしみ、そして生活そのものを楽しむ、そういう人たちです。

元々辺地に住んでいるので、不便さには不平も不満もないのです。

そして、たいていは広い大きな家に土地もたっぷりあるという、一部はうらやましいような生活環境です。

「ポツンと一軒家」は、どこか日本の昔に還ったような暮らしでもあり、しかし、今では非日常的になってしまった家とライフスタイルでもあるのでしょう。

ほのぼのとした幸福感も高視聴率に

不便ではあっても満ち足りて暮らすことの大切さ、現代には少なくなってしまった幸福感が、そこに暮らす人の暮らしからにじみ出てきているかのようです。

それと、司会の所ジョージさんや林修さん、他のゲストたちの、住んでいる人たちへの共感の視線が、これもとてもあたたかいものだと思います。

番組自体は、生き方の教唆など押しつけがましいものは何もないのですが、なんとなく、シニア世代がこれからの暮らしの手本に出来そうなところも、この番組の魅力の一つだと思うのです。

どうぞ今夜もご家族皆さまでお楽しみください。

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