売却までの流れ

私が売却を断行した事情 放棄も処分もできない土地制度 子どもに売れない土地を相続させない

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相続した家が売れない。弟と相続登記ができず、しかも私道で未登記で欠陥住宅。
大抵の人はここで諦めるでしょう。実は私も諦めることも一つの「方法」だと思います。諦めて放置するのではなくて、売るか売らないかの選択肢において、「売らないで保有する」という方法を選択するということもできるという意味です。

うーん、わかりにくいでしょうか。もう少し詳しく書いていきましょう。

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土地を扱ってくれるところがない

何しろ、悪条件がかさなると不動産屋にもそっぽを向かれます。
見に行ってくれても、見込みがないとわかるとそのそのまま返事をくれなかったり、あるいは、問い合わせても結果、断られるということになります。もちろんすべての不動産屋さんがそういうわけではありませんが、売れない土地は不動産屋さんも扱わないのです。

不動産屋に断られた後の手立てのなさ

なので、扱ってくれるところを見つけるまでだけでも、あまりにも時間と労力がかかります。何しろ不動産屋に断られたとしたら、その後の手立てがない。どうしたらいいかがさっぱりわからない。そのあとの手立てを見つけるまでがたいへんなのです。

しかも、自分一人だけが相続人なら、売る売らないだけの問題ですが、相続する人が他にも居るとなると、逆に選択肢が増えてしまうというおかしなことになります。

兄弟がいると増える選択肢

この場合の選択肢が増えるというのは、けっして良いことではないのです。自分一人が相続人ならば、「売れないものは売れない」で終わりますが、兄弟がいると、何とかそちらに引き取ってもらおうと、お互いに思うことになるのが人情です。

そうなると、「売れない」だけではなくて、兄弟間で話がまとまらず、争いになったり、仲が悪くなったりもしてしまう。いくら兄弟とはいえ、顔を合わせるたびに気の重い話をしなければならなくなってしまう。

第三者を交える費用と手間

その上で、兄弟間で裁判や調停となると、今度は、第三者も交えての交渉となるわけで、費用も掛かる上に、また弁護士を探しに行って弁護士とも話をしなければなりません。

弁護士は、これは人にもよるとは思いますが、やはり話をするのは木の思い相手です。とてもではない、お金にならない土地のために、あまりにも心労が大き過ぎるではありませんか。

売れない土地を所有する方法も

実家のある団地の周辺の家は、売却をあきらめてしまったのか、そのまま保有している家もかなりあります。

余裕があれば、早めに家を解体することもできますが、倒壊の恐れがあるなどでなければ無理することもありません。相続財産から維持費と税金を払って管理をしていく。

その労力がたいへんだ、だから売れ、というのが、これも一つの筋道ではありますが、ある程度売る努力をしても、売れないならば、無理をしないことも一つの方法だと思った方がいいです。

売るために努力をするよりも、最低限の維持管理をする方が、逆に費用や労力は少なくて済むかもしれません。

実家の家や土地であれば、通常は愛着もあるので無理をして手離すこともないでしょう。あまり悲観的な考え方をするのが良いとばかりは言えません。

連れ子と養子縁組をする場合

ただ、自分の場合は再婚を予定しており、たまたま再婚の相手に子どもがいる方でした。そこで、私は相手の子どもとの将来の養子縁組を考えるようになりました。

自分と夫の財産を共有にした上で、私と夫の死後、残るものがあればそれを相手方の子どもに渡したいという考えです。共有の財産は勿論ですが、私自身は子供はいないので、保有する預貯金なども、いずれ子どもに譲りたいと考えています。

そういう事情だと、土地があるとなると、困った事態が生じます。

夫の子どもであり、私とは血のつながりはないのですが、私はその子をかわいがっておりますので、もし私が亡くなった後でお金が残れば、それを使って喜んでもらいたいのです。有意義に楽しく暮らすことに、活用してほしいのです。

空き家も相続の対象に

そこに、なんのゆかりもない古家も残ってしまった、空き家も相続しなければならないとなったら、喜んでもらえるどころか、そんなことならお金なんかいらなかったのに、ということになりかねません。

そもそも、何の血縁関係もない相手に、売れない土地の管理を代々押し付けるわけには到底いきません。その場合は、最初から養子縁組をしたくてもできないことになってしまいます。

もし、養子縁組をした上で、手放せない土地、一生保有しなければならない土地が残ってしまった場合は、相続放棄をしてもらうしかありません。

しかし、その場合は、土地以外の他の財産を、本来の継承者である子供に渡すこともできなくなってしまいます。

私の場合はできるだけ財を遺して、夫の子供に渡したい。婚家に負担をかけたくない、そのためには惜しまず売却の努力をしないと申し訳ない、その一心でした。

最終的に売れてよかったとは思います。ただ、あまりにも遠い道のりでした。

土地の放棄ができない問題

あまりにも手放す方途を探すのが大変な場合は、諦めてもいいとも思います。二束三文で手放さなくても、持っていても、金銭的には、どちらでも同じことだからです。

ただ、私のように様々な事情や希望があって、お金をかけてもいいので土地を手離したいという時に、それができないというのは、困ったことではないでしょうか。

なぜそれができないままに放置がされているのか。
そして、利益にもならない土地を売るために、なぜこのような苦労をするような制度になっているのか。

これではお上に年貢を納めろと言われて庶民が苦しんでいた時代と、未だに変りもありません。
少なくても、今の制度は時代のニーズに追い付いていないことは確かです。

今後はこのような苦労をする人が減ってほしい。
そういう思いでブログを書いているのです。

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