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買取りで家土地を依頼する際のプロの不動産業者との交渉の難しさ

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仲介を依頼するのとは違って、不動産業者に直接買い取りを依頼するというのは大変な面がありました。

仲介の場合は、不動産業者は売った金額の 5パーセントが報酬としてもらえるため、できるだけ高く売ろうとします。

これは不動産の持ち主の利益と一致するものですが、買取の場合は、お互いが売り買いの相手となってしまいます。

買取は仲介よりも買値は安くなる

 
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買取を依頼した場合は、業者は安く、売る方は高く売りたい。仲介とは事情が違って、両方の利益は一致しなくなります。

不動産業者が買い主ともなれば、業者の方はできるだけ安く買い取りたい。取引としては当然のことです。

他に買い手が居るわけではないので買い急ぐ必要もないため、価格はますます安くなります。

なるべく高く売りたいと思っても、何しろ相手の方が専門家ですから、素人が価格交渉に少しくらい頭を絞ったところで話しにはなりません。

 

不動産業者の話術のテクニック

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共有持分の買取の会社のひとつは、ほぼ2週間、買うとも買わないとも言わずに、毎日電話だけを寄越してきていました。

あるいは私がしびれを切らして、安い値でも売るようにするという計算ずくだったのかもしれません。
この時は毎日電話待ちで出かけられず、たいへんに疲れました。

そして結局私の方が待ちくたびれて、「いくらでお願いできますか」と聞くことになったので、相手は思った安値を言うことができたわけです。

ただ、今となるとそういう風にも思いますが、その時はやはりこちらは急いでいるので、値段を上げることなどには頭が回りません。

そして、相手が専門家なので、相手の方が値をつけるものであって、それが適正なのだと素人の方は思い込んでいるわけなのですが、土地の値段などはそもそも一律に決まっているわけではないのです。
相手との合意がついたところ、それが土地の値段なのだと思った方が良さそうです。

 

古さではなく欠陥住宅のためことごとく断られた空き家の買い取り

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相手が安く買いたい以上、土地や建物に価値を認めないような言葉を言うこともありますし、故意にではなくても、買い取りの際に当然断られることもあります。

実家の場合、最初は家屋のリフォームをして売り出す会社 2社に申し込みをして、どちらも断られることになりました。

一つ目の会社は、最初に現地に来た時に「なかなか (査定とした )全部を買い取れるわけではないのです」と言いましたが、断りの時に特に理由を言わず、私の方も事前にそのように聞いていたので、特にこちらからは何も聞きませんでした。

二つ目の会社の方は、最初「良い家だと聞いています」と店長に言われたので、喜んでいました。そうしたら、店長本人が見に行ったあと、急に断られることとなったので、がっかりするというよりも、何がまずかったのか不思議に思って理由を聞きました。

いわゆる欠陥住宅だと言われて納得もいったので、この場合は正当な理由で仕方がないとは思いましたが、決まるかと思っていたのが一転したので、これで家屋ごと買取の道は断たれたと、とてもがっかりしました。

不動産屋に行って、ドアを開けて町名を告げた途端、「売れませんよ」と言われたり、不動産屋が見には行ってくれたものの、そのまま返事が来なかったり、気持ちが沈んでしまうことも、何度もありました。

道を歩いていて不動産屋の看板を見るだけでも憂うつな気持ちになったものです。
逆に「xx市の住宅地、上物あり。土地何坪…」などと電話で伝えていると、自分が不動産屋の営業をやっているような気分にもなりました。

もっとも営業マンなら売れるものがない日であってもお給料はもらえるでしょうが、私は「ああ、今日も売れなかった」とため息をつく日々でした。

 

土地が売れないのは持ち主のせいではない

 

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土地が売れないのは、もちろん持ち主のせいではありませんし、その土地のせいでもありません。

10年前なら、そこは1千万でも買えなかった土地かもしれません。時代の変化でそうなっただけなのです。

今所有している持ち主のせいでも、買った親世代のせいでもないのです。皆がその時代は土地を買ったのです。

取引がうまくいかなかった場合や、土地や建物にケチがついた場合でも、それはあくまで土地であって建物であるだけのこと、持ち主やその人格が否定されたわけではないのです。

けっして暗い気持ちにならないで。買った人を恨むのもよしましょう。

過ぎてしまえばそれまで。

今もうしばらくは、やり手の営業マンになりきって、事務的に客観的な立場からどんどん物件のアピールをしていきましょう。

売れたら祝杯が待っています。

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