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永代供養墓を契約した寺で父の灰葬法要を行った 家族葬の方法と費用その2

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先日夫の父が、92歳で亡くなりました。引き続きその家族葬の様子や墓、その費用についてをお伝えします。

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灰葬法要

昨日は夫の父の灰葬法要を無事に終えることが出来ました。

まだ誰も入っていない自宅近くの寺の墓所ではなく、兄の住まい近くの東京都内に、新しく契約した墓所とその寺で行うように手配したものです。

葬儀の順序が常と違ったのは、兄が急な怪我で入院中だったためで、そのため、最初の火葬時の費用等は、参列は家族3名のみでしたので、できるだけ出費を抑えたプランということで、葬儀社にお願いしました。

その後、母の希望でお骨を自宅に置かずにお寺にお預けしたいということで、その際に法要をしたいという希望をご住職に伝えました。
その際、既に火葬が済んでいて、葬儀をしていないということであれば、「灰葬」の法要を勧められまして、それでお願いすることにしました。

兄の回復を待って、お骨を前に、ようやく葬儀に代わるものをするという異例の順序となりました。

兄の家族は看取りにも、亡くなった後にも父には会わず、お骨になって初めての対面ということなので、それでよかったと思います。

これまでの流れ

3月31日、病院で逝去後すぐ、かねて調べておいた葬儀社に連絡して搬送依頼。
葬儀社の安置所に搬送。同時に同所にて、葬儀社との契約。父とはそこでいったんお別れ。
4月1日 火葬の際に祭壇に置くよう、父のスナップ写真をカメラ店にて自分で編集。額に入れて、自宅祭壇にも置く。
4月2日 斎場にて家族3名にて火葬。葬儀社手配の僧侶に戒名をお願いし、火葬の前にお経をあげてもらう。食事や控室はなしでロビーにて待機。
4月5日 永代供養墓のある寺を2箇所見学に行く
4月8日 同墓所契約 再度寺に行く
4月9日 新たに写真店に遺影、仏具店に位牌の依頼
4月15日 灰葬法要とお骨をお寺に預ける

 

灰葬法要の内容と模様

お骨を持って出発

まず、夫と私、夫の母3名は、2県をまたいだ北関東から、お骨を持って東京都内の寺まで移動。
当日朝は、強風と雨の嵐の予報だったので、前夜に都内に泊まろうかとホテルを探しましたが、急なことで予約ができませんでした。

お骨が荷物でもあり、母が高齢で歩行が難しいので、朝早くに出発して、高速道路で車で行くことにしました。

地方から東京に行く場合は、運転が上手な人でも躊躇することが多いのですが、夫が都内でも物怖じせず運転できますので助かりました。

お寺に着いたら、兄夫婦と子どもが先に来て待っていてくれました。兄が骨折したのは膝なので、気の毒なことに兄も杖を持っており、歩行が困難でしたので、早めに来たものと思います。

住職にご挨拶

母が、まずは、住職にご挨拶したい、その際にお布施と持参した土地のお菓子を渡したいということで、そのようにお伝えしましたら、何と住職が控室まで来てくれるというので、驚きました。

ありがたいことで、そのまま皆でお待ち申し上げ、兄が当家を代表して、ご挨拶申し上げました。ご住職はにこやかに、気さくに応じてくださいました。

戒名については、葬儀社の僧侶に依頼してしまったので、それをそのまま使うことになり、こちらにはお願いできなかったのですが、ご住職は「良くおつけになった、良い戒名である」とほめてくださいまして、われわれも気兼ねなく位牌をお願いできることとなり、そのお心遣いには頭が下がります。

また、ここの墓所とお寺を探したのは我々夫婦なので、他の家族皆がご住職と親交を深められ、出来たばかりの建物内部も清潔できれいでもあり、本当にここのお寺に決めてよかったと思いました。

灰葬の法要

「灰葬」の法要とは、要は、祭壇にお骨を置いて、お経を授けてもらうという内容でしたが、おそらくお経その他が違うのだろうと思います。

小一時間ほど念入りにお経をあげていただいたという印象でした。

また、法要のあとに、ご住職からの講話もあり、夫がそれがとても良かったと言い、私も同様に思いました。

講話の内容は、「親を思う心に勝る親心」、そしてそのような親をしたって施主がこのような法要を設けるということ。
命を精いっぱい生きるのが、今生きているものの務めであるということ。

生きているうちには、様々なことがあるが、どんなときでも笑顔であるように。愚痴を言ったり、暗く暮らしていては、周りの人に喜ばれない。
人を幸せにするためには、笑顔でいるということ。

ご住職がそのように説いてくださいまして、正直私としては、兄夫婦は介護にも来ない、死に目にも来ない、亡くなってからも何もしないわけなので、不満もあったのですが、とにかく、父が死んで家族が集まる、このような機会には皆が仲良くせねばならない。
そのための法要であると思い直して、なるべく笑顔で居るように、とその後の精進揚げの席で思い直すことができました。

父には陰膳とお酒もお供えし、皆で会食。
それから、まだ納骨はしていないので、当家のものではないのですが、見本の墓所をまだ見ていない兄夫婦と母に見せるために、皆で見学させていただきました。

その後はお返しを受け取って(とはいっても、当家はなぜか子どもはどちらも誰も母に香典を渡すということはしないようですが)、帰宅となりました。

今回の費用

お布施については、事前に聞きましたら、5万円ということでした。それから塔婆を兄の名前でお願いしました。

なので、今回は、寺と同じしつらえの供養のための部屋の使用量が1万円、法要冥加金1万円、塔婆5千円、式典にかかった費用はそれだけでした。

他に、お返しが3千円X4箱、精進揚げ費用が全部で5万円ほど、今回の費用全部は合わせて、13万7千円でした。

なお、上に書いたように、当家は子供は一切香典を渡しておらず、また、母の意向で親類にもまだ知らせておりませんので、費用の一切は母の負担となっております。

まとめ

何しろ葬儀をしなかったので、母がお経をあげていただいて、お骨も預けて、何より安心したと言いまして、夫がとても喜びました。

そして、私たちが選んだ墓と寺ですが、いわゆる外墓地ではなく建物内部にあるとはいえ、とても立派であって、母も兄夫婦も喜んでくれまして、それがいちばんよかったと思います。

何しろ、父母が用意した寺と墓所に1千万円はかけたというのですから、そこを引き払っても、新しい墓をわれわれ子供の側の都合に合わせて契約したわけなので、母に満足してもらえたというのが何よりなのです。

今後は、長男の兄が、そのまま墓を継いでくれることになっています。それも母は大いに安心したようです。
墓の費用については別途書きます。

なお、次なる行事は納骨ということで、既に予約を取ってお願いしてあります。

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