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スルガ銀行が岡野会長を提訴 ファミリー企業に488億 引当金で赤字の責任

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スルガ銀行が創業家の影響下にあった関連企業への不適切な融資で損失を招いたとして、創業家の岡野光喜元会長ら旧経営陣を追加で提訴する方針を固めたというニュースです。
これにより、創業家への融資などの責任を追及する構えです。日経新聞記事よりお伝えします。

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スルガ銀、岡野光喜元会長を追加提訴

スルガ銀行は創業家の影響下にあった関連企業への不適切な融資で損失を招いたとして、創業家の岡野光喜元会長ら旧経営陣を追加で提訴する方針を固めた。

岡野一族関連企業への融資で引当金

旧経営陣は資産などをきちんと把握せず、経営が悪い関連企業に融資を実行。同行は焦げ付きに備えた引当金の計上を迫られた。シェアハウスなどの投資用不動産を巡る提訴に続き、責任を追及する。

岡野家ファミリー企業に488億円

賠償請求額や提訴対象範囲などは最終調整している。「ファミリー企業」といわれる関連企業への融資残高は2018年3月時点で488億円。創業家に近い経営陣が独断で決めており、対象者は絞られる見通しだ。

金融庁の調査では岡野家から回収難

金融庁によると保有資産の実態や具体的な返済計画を検証せずに融資したり、融資した関連企業が別の関連企業に転貸して回収が難しくなったりしている例があるという。

スルガ銀引当金134億で赤字に

スルガ銀はこうした融資が焦げ付くリスクに備えて18年4~9月期に134億円の貸倒引当金を計上。同期に1000億円超の最終赤字に転落した一因となった。

関連企業から岡野会長への融資も

返済が進まないなか、関連企業は岡野元会長を含む創業家の個人に69億円を融資。特定の関連企業からの融資を回収するために、別の関連企業にスルガ銀が寄付金名目で資金を出し、それを還流させて返済を受けた実態も明らかになっている。

スルガ銀は11月、シェアハウスを含む投資用不動産向けの不適切融資で多額の損失を招いたとして、岡野元会長ら9人に連帯して総額35億円を支払うよう求める損害賠償訴訟を静岡地裁に起こしている。創業家の関連企業向け融資についても、社外の弁護士らで構成する責任調査委員会が近くまとめる報告書を踏まえて提訴に踏み切る。

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本日のスルガ銀行関連のニュースは以上です。

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