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スルガ銀行員、デート商法の配当金詐欺に無担保ローン融資20件

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女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」の不正融資問題で金融庁に業務停止命令を受けたスルガ銀行、債権を念頭に経営陣の刷新を計っている最中です。

しかし、そのスルガ銀行に又新たな不祥事が報道されました。
お金に困った女性に投資話を持ちかけ、多額を出資させたのに、約束した配当は払われない、そんな悪徳ビジネスに、再びスルガ銀行の融資が関わっていたことがわかったのです。

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スルガ銀行員、デート商法も 婚活サイトの女性に融資

被害件数が20件あるため、今回の話は「ガイアの夜明け」で報道されたものと、一部かぶります。

「ガイアの夜明け」では、不動産業者が婚活サイトに潜入、そこで知り合った女性に投資話を持ち掛け、スルガ銀行の行員と喫茶店で待ち合わせ。そこで、スルガ銀行の融資を受けさせたという内容でした。

スルガ銀行員関与は20件5千万円

「ガイアの夜明け」で取り上げられたのは、上の件1件だけでしたが、今日の新聞記事では、1名の銀行員が、一人の「会社社長」の投資話に、20件、つまり20名の融資に同様に関わっていることがわかりました。

被害総額は、5千万円ということです。

スルガ銀行に融資を受けた女性が取材協力

今回は、被害に合った女性、そして、その女性にスルガ銀行での融資を受けさせた男性の両方が、朝日新聞の取材に応じました。

スルガ銀行については、「ガイアの夜明け」の報道と、同じ神奈川支店の融資ということも共通している点です。

「ガイアの夜明け」では、支店名は「神奈川県中央林間支店」とされています。

スルガ銀行融資の投資話の内容

取材に応じたのは東京都内に住む20代女性。一人暮らしでお金に悩んでいた昨年会社経営者の男性と知り合い同士話を持ちかけられました。

銀行でお金を借りて会社社長である男性に預ければ、社長が銀行に返済し、配当を払うという仕組みでした。
女性は「配当」で利益が得られると説得されたようです。

その際社長が、 お金を借りる銀行として紹介したのが、スルガ銀行の神奈川県内の支店の行員でした。

スルガ銀行員に融資のため引き合わせる

新聞紙面では、スルガ銀行支店ではなく、「スルガ銀の神奈川県内の支店の行員」と記しておりますから、おそらく、行員に直接に引き合わされたということでしょう。

シェアハウス投資の契約では、スルガ銀行員がファミレスに「出張」したこともあったようですが、「ガイアの夜明け」では、喫茶店で契約書を書かされたということでした。

スルガ銀行の無担保融資で200万円を借金

女性は結局、スルガ銀行から無担保で200万円を15年返済で借りる契約をしました。

そのお金はどうなったかというと、女性の手元ではなく、社長男性に送金するということになっていました。

社長がそれを投資に使い、女性に配当を渡すという手はずであったようです。

スルガ銀行員が男性に送金手配

契約の際、スルガ銀行員のその場の指示で、融資金を社長に振り込む伝票も書かされたといいますので、スルガ銀行員は、契約に必要な用紙などを、すべて用意の上で、いわば「出張」してきていたということでしょう。

融資金の使途は憶えのない「介護費用」

その場合の融資契約上の資金の目的は、「介護費用」と 記されましたが、20代の女性にとって、もちろん身に覚えののないものでした。

結局、約束した配当金は一度も振り込まれることはなく、女性が男性に返済を求めると、「なるべく早く返す」と言われて、連絡が取れなくなったと言います。

シェアハウス被害の加藤博太郎弁護士に相談

女性はその後、スルガ銀行被害弁護団の弁護士でもある加藤博太郎弁護士に相談。

加藤弁護士と一緒にスルガ銀行支店を訪れ、融資の経緯の確認や、支店長の謝罪を取るなど行動。

「ガイアの夜明け」に登場した女性の場合は、会社社長とスルガ銀行に対して訴訟を行っているということでした。

神奈川林間支店の支店長は、「投資にも問題があった」ことを、面談で認めています。

投資話を持ちかけた社長男性インタビュー

今回は、 その女性に被害を負わせた当事者の男性も朝日新聞の取材に応じました。

男性は、「月2~3%の配当を保証した」「銀行に返済して月2万~3万円の配当も払うつもりだった」と説明。

また、「投資事業は実在したがお金が戻ってこない。自分自身の自腹で少しずつ返していく」と答えたということです。

スルガ銀関与で 20名で5千万円の被害

そして驚くべきは、この男性1人が他の被害者20人前後に同様にスルガ銀行で借りさせ、5000万円を超えるお金を集めたが半数以上とトラブルになっているということです。

つまり、スルガ銀行員は、同じ融資を20名に対して、同様の方法で行ったということになります。

以上は、取材を通じてその男性が自ら話したことです。

スルガ銀行の行員の認識は?

融資に関わったスルガ銀行の行員は一人であり、いつも同一の行員であり、 男性は資金使途については「いちいち話していない」と説明。

また、「『介護費用』などのウソの資金使途を考えることもしない」と言っているので、融資の「介護費用」との名目を考えたのも、スルガ銀行員であるようです。

また、スルガ銀行員は、この業者が何のビジネスで顧客に投資をさせようとしているのかも曖昧なまま、融資を行ったようです。

「スルガ銀行員もわかっていたのでは」と会社社長

それに対するスルガ銀行員の認識の推測として、男性は「借りたお金をすぐ(自分に)振り込ませるので、行員も(契約時の資金使途と違うことは)わかっていたのでは」としています。

その言葉を読む限り、おそらく両者の間に「暗黙の了解」めいたものがあったのは間違いないと思われます。

「銀行」や「銀行員」という肩書の効果

そもそも、このような話に女性は疑いを持たなかったのか。なぜ、このような話に騙されてしまうのかという点ですが、元々お金に困っている女性をターゲットにしていたことももちろんですが、銀行が関わるということで、信用性が増したという点が挙げられるかもしれません。

投資話を持ち掛けられ、一緒に銀行へ行こう、ということなら、躊躇を覚えない人はむしろ稀です。

しかし、男性に連れられて銀行のフロアに出向いたのではなく、喫茶店にスルガの銀行員が来ていたということが、投資話を成り立たせるに十分な効果があったように思えます。

その時点で「投資話」に承知をしていたわけではなくても、銀行員から折り目正しい口調で説明を受けて、書類の記入を両者から指示されれば、その場の流れで「契約」をしてしまうことも十分考えられます。

結局、現在は、契約をした20名の半数がトラブル、ということですので、借りたお金の返金を要求しているということでしょうが、男性に支払い能力がない場合は、女性が返済を迫られることとなります。

「ガイアの夜明け」の例では、支店長が謝罪を述べる音声が流れましたが、このような場合のスルガ銀行員のずさん融資の責任はどうなるのか、また、他の支店にも同様の例はないのか、シェアハウス融資の件と合わせて、行方が注目されます。

その後この女性はスルガ銀行員他を裁判で訴えています。
銀行員は、スルガ銀行を懲戒解雇となりました。

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