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西武信用金庫、理事主導で支店長クラスが暴力団関係者を飲食接待

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信金大手の西武信用金庫が、昨日のニュースで暴力団関係者に融資を行っていたことが伝えられましたが、今日のニュースでは、融資だけではなく、同金庫の理事が主導で、暴力団構成員に飲食店での接待をしていたことが判明しました。新聞記事よりお伝えします。

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西武信金、組関連企業に融資

昨日までのニュースでわかっていたことは

・西武信金が組関連企業複数に融資を実行。

・融資先はペーパーカンパニーであり、融資した資金は暴力団の活動資金として使われていた可能性がある。

・信金側は「反社会的勢力に該当する」として内部のデータベースなどで管理、不適切な融資と認識の上で行った。

 

 

西武信金、暴力団構成員に飲食接待

今日のニュースではさらに、西武信用金庫(東京都中野区)が指定暴力団の関連企業に融資していただけではなく、信金幹部が、暴力団の構成員らに飲食の接待を繰り返していたことが関係者への取材で明らかになっています。

一連の融資と接待は、常勤の理事が主導、接待に当たっては支店長らが行っていました。

理事主導「組織ぐるみ」で便宜

金融庁もこうした事実を把握している模様で、理事も主導の上、組織ぐるみで反社会的勢力に便宜を供与していたとして、週明けからの立ち入り検査で実態を調べることになっています。

支店長クラスが暴力団員を接待

また、暴力団会計者らに、実際に接待を行っていたのは、支店長などの幹部クラスで、場所は東京都心の繁華街、接待の対象は、指定暴力団や、在日中国人らによる準暴力団の構成員らでした。

飲食を伴う接待は数年にわたって繰り返されていたと金融庁は把握しています。

西武信金名義のクレジットカードで支払い

それらの接待の費用の支払いには、信金名義のクレジットカードが使用されたこともわかっています。

西武信金は金融庁が昨年11月に立ち入り検査に着手して間もなく、カードの使用を自粛するよう内部に通達を出したといいます。

逆に言うと、立ち入り検査の前までは、クレカの使用は継続しており、組織ぐるみで容認されていたようです。

 

西武信金の融資の審査は行われたのか

西武信金は都内に拠点がある暴力団の関係者が経営に携わる企業、とはいえペーパーかんかにー複数に、数年間にわたって融資を行っていたとわかったわけですが、融資の審査などはどのように行われていたのでしょうか。

毎日新聞の取材では、審査部門は内部のデータベース照合などで「反社会的勢力に該当する」と認識していたにもかかわらず、理事の働きかけで審査を通していた疑いがあるといいます。

理事が主導していたと言いますので、おそらくは、トップダウンの指示の通達がなされていたものか。

支店長クラスの接待となれば、審査部門が口を挟めることではないでしょう。

シェアハウス投資におけるスルガ銀行で、営業部門が審査部門より強かったという構図も思い出されますが、トップの指示となれば、それ以上に有無を言わさぬものがあったでしょう。

暴力団から金品を受け取ったのか

その時に一番の疑問は、信金関係者が、反社会的勢力から何らかの業務上の見返りを得ていたかどうかという点です。

金融庁は既に警察当局と情報を共有している模様で、これについても週明けの信金内部の調査と共に、調べが深まるとみられています。

西武信金の理事は解任、行政処分も

今後はこの理事の解任も念頭に西武信金の経営責任を追及し、検査で内部管理や法令順守の態勢の不備が明らかになり次第、信用金庫法に基づく行政処分を検討する見通しです。

また、西武信金経営企画部は毎日新聞の取材に「回答を差し控える」とコメントしているということです。

 

本日の西武信金関連のニュースは以上です。

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