住宅ローンが、新型コロナの様々な影響で支払えなくなる例が急増しています。
今日の朝日新聞では、支払えなくなった場合の対策として、銀行への相談をすることが勧められていました。
急増する住宅ローンの破綻の問題についてです。
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住宅ローンが支払えない
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新型コロナウイルスの影響で、様々な業種の収益が低下、倒産件数が増えているという話が連日のように報道されています。
当然、個人レベルでは生活に苦しくなる方が急増、家を購入してローンを支払っている際、ローンの支払いが苦しいという問題が出てきます。
今朝の朝日新聞では「返済に困る人急増」との見出しで、その対策としての記事が掲載されました。
今までも聞いていた話ですが、新聞に掲載されるほど事態がひっ迫している様子がうかがえます。
ローンが支払えなくなった場合の対策としての、テクニカルな問題はいつも同じです。
なので、それ以外の話を先に書きます。
住宅ローン破綻はいつでもある
住宅ローンが支払えなくなるケースは、コロナ下に限らずいつでも一定数あります。
特に近年は低金利の影響で、若い世代が、頭金を持たずとも家が購入できるようになりました。
なので、今回住宅ローンが支払えなくなるというのは、世代に偏りがなく、若い世代の人たちも多く含まれることになると思われます。
特に、若い間に家を買うと、貯蓄を全部つぎ込んでしまうのが普通です。
家を買ってから10年後の時点なら、ある程度の貯蓄ができても、家を買って間もない場合は特に、預貯金からの補いがつかないことも多く、収入がなくなったとなると、途端に厳しい状況になることが予想されます。
一人で悩まずに相談を
私は実家の売買の折に、任意売却の業者に相談をしたこともありますし、近年は内見で任売物件を見ることも多くなりましたが、突然、収入が減って家を手離さなければならないという方の心境は、たいへんに危機的なものです。
ローンが払えず家を手離すというストレスには、もちろん資産がなくなるということも大きいのですが、それ以上に、住まいというよりどころをなくすということが、人にとってはより大きなストレスになります。
ただし、家を売らなければならないというのは、大きな問題ですが、一方で、いつの世にも聞く、ありがちな問題でもあるのです。
初めて経験する方は、それだけで暗い気持ちになってしまうのはわかりますが、珍しい問題ではありません。
そして、今回のような、新型コロナ禍という特殊な条件下での破綻は、一人だけに起こった出来事ではありません。
家を売らなければならなくなっても、思い詰めないでいただきたい、というより、そのような必要はありません。
家というのは、価格が高いので思い入れも大きいものではあるのですが、煎じ詰めればただの物品です。
そして、住宅ローンの破綻であれば、家を売ればたいていはそれで清算できます。
なので、気持ちを強く持って進んでいっていただきたいと思います。
住宅ローンが苦しい段階でするべきこと
その上で、朝日新聞掲載のアドバイスを見てみると、住宅ローンが支払えない、となる前の、苦しくなったという段階で、まず金融機関に相談するのが最初にすることです。
- 金融機関に相談する
- 家計の固定費を抑える
- 様々な支援制度を活用する
相談で期間延長や利息のみに
金融機関に相談すると、返済期間の延長や、ボーナス時の返済額を変更してもらうことができるそうで、とりあえずの猶予には役立ちます。
伸ばせる期間は、最長15年だそうです。条件を満たせば、3年間は元金支払いはあ苫wらしにして、利息分だけを支払うということが可能だそうです。
ただし、期間を延ばすと利息が増えることになりますので、それはどちらが得なのかは、よく確認する必要があります。
家計の見直し
自分でできることとしては、まずスマホなどの通信費の節約や保険などの見直しをして、支出を減らす算段をします。
住宅ローンの支払いは長い期間になりますので、ローンだけの調整だけではなく、支出を抑える工夫も必須です。
支援制度の活用
住宅ローンが払えなくなった場合には、資金の貸し付けや公共料金の支払い猶予などがあるそうです。
援助のあるものについては、できるだけ調べて利用するのが得策です。
低金利で住宅ローンを借り換える方法
他にもう一つ上げられることとすれば、当ブログでもお伝えしている借り換えです。
ローンの金利が高い時に借りたものを低い金利で借り直して、返済額を今までよりも安くするという方法です。
フラット35で10年前のローンが300万円減った例もありますので、住宅ローンが苦しい方でなくても、ローンの金額を少なくする手段として、ぜひご利用ください。
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