コロナ後の不動産価格はどうなるのか、マンションの値下がりはあるのでしょうか。
REDS(レッズ)の営業マンのネット座談会の意見では「全体的にいったん下がる」の見方の他、新築マンションの値崩れや投げ売りもありとのこと。座談会の要点をまとめます。
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コロナと不動産価格
目次
コロナショックの影響で、業務を停止はもちろん、その間、外出自粛の要請が長引くにつ入れて、会社の倒産の報も、次々聞かれるようになってきました。
一方、東京の感染者数は100人を割りました。この後も、第二波、第三波と続くと言われているので、このまま終息とはいかないまでも、外出規制も緩和の方向へ向かっています。
まだまだ、「コロナ後」とは言えませんが、コロナショックに伴う不動産の価格はどうなっているのでしょうか。
これについては、専門家が繰り返し意見を述べているものが、ネットでもたびたび目に入りますが、なぜかはっきりしないものが多いです。今まで私が読んだところだと、下のような予想が見られました。
・投資用マンションは大幅に下がる
・新築マンションは5%下がる
晴海フラッグの価格と価値は?
他に、五輪延期の他に、コロナ患者の滞在施設案というダブルパンチを食らった感のある晴海フラッグ、こちらも単に「下がる」だけでなく、今後の販売にも暗雲が立ち込めた感があります。
今のところは、コロナ施設にする準備に入ったという話は聞こえてきていませんし、そもそも、東京の感染者数は昨日は一日に38人、もし、このまま終息するということになれば、オリンピックの延期による、入居の延期は免れなくても、施設への転用は避けられるかもしれません。
ただし、そのような使用をされなかったとしても、ケチがついてしまった以上、価値や価格はどうなるのかが心配なところです。
不動産価格は「下がる」の裏付け
以上、コロナの影響をざっくり言うと、いずれも不動産価格は「下がる」という意見が多いのですが、それらを裏付けるべく様々な記事を調べる中で、ヒノキヤグループの不動産店、REDSとの営業マンたちの座談会を見つけました。
座談会に出席したのは4人、若干意見の違いも見られるので、かえって信頼できそうです。今日はそちらの記事からまとめてみます。
まずは、マンションや新築住宅を買う場合について。各人の意見の要点を取り混ぜてあげます。
不動産の売買取引全般について
- 自粛の影響で取引数が減少
- 価格交渉を含めて買い手市場
外出の自粛要請により、買い物にも行けない状態ですので、不動産店を訪れたり、内見を希望したりする人は、それこそ不要不急の住まい探しが必要な人たちです。
ただし、このような人たちは一定数は必ずいるので、需要そのものが大きく衰えるということはないということです。
しかし、一定期間に取引数が減るということは避けられません。
また、売り手に関しては、こちらは買い手以上に、早く売りたいという人は、不況になればなるほど増加するというのがこれまでのところです。
そうなると、早く売らないとローンが払えないというような場合は、待ってはいられませんので、価格交渉も強気でできるということになるというのです。
一面では気の毒ですが、買い手にとっては一つのチャンスでもあります。
買う方のコツについては、下に再度追記します。
不動産、マンションの価格について
それでは、不動産価格についてはどうなるのかというと
- 全体的に不動産価格がいったん下がる
- 新築住宅やリノベーション済みマンションは値崩れする
- 不動産不況により在庫処分での投げ売りもあり
まず、コロナショックの不況で、不動産価格はいったん下がる。
この”いったん”がいつから、いつまでなのかが、ちょっと難しいところですが、これはとにかく毎日チェックすることが必要です。
そして、在庫を抱えた会社は、新築やリノベ済み物件を早く売りたいため、それらは値崩れする可能性があるとのことです。
これは以前の記事でも書きましたが、大手メジャーセブンではなくて、中堅どころの売り物件で起きることが多いようです。
中古マンションについて
- 中古の優良物件は競争率が高まる
売却する際も価格が下がるため、売り手側にとっては頭の痛い時期です。
値下がりした時にわざわざ売りたくないという人は、売却を先送りにするので、急ぎの物件のみが出ることになる。
なので、その点では買い手市場となるのは上に書いた通りですが、しかし、別な意見では、良い物件が値下がりすれば、買いたい人が殺到することも間違いありません。
なので、「競争率がこれまでになく高いということが予想されるので、「これは」という物件があれば、急いで買うということも間違いではなさそうです。
マンション購入のタイミング
- 少し経てば下がる可能性がある
ただし、同じREDSのエージェントでも「少し経てば下がる可能性がある」という意見の方もいます。
逆に「良い物件だ、これだったら買いたい」と思ったとしても、「少し経てば下がるかもしれない」と思うべきなのか。
この辺りの見極めは難しいところですが、以前から言われているように、やはり、家が欲しい、必要だと思ったタイミングに気に入った物件があれば買うということを考えた方がよさそうです。
いずれにしても、不動産会社の人がそういうのですから、やはり下がる可能性が大きいという感触です。
コロナ禍は買い手にとってはチャンス
今までは、マンションの価格の予想記事を見ていても、「上がっている」か「高止まり」で、「下がる」というのはまずありませんでした。
なので、「下がる」ことがここまで明言されているコロナショックは、買い手にとっては大きなチャンスだと思われます。
高く買うことを避けるには、やはり「明らかに安い」というタイミングをつかむことで、今のようなコロナ禍になってから、物件を探すという場合には、安いのか高いのかの比較は難しいかもしれません。
以前から家探しをしていて、毎日価格を見ていたというような方は下がったことがわかりますが、そこまで価格をチェックしていないという方も、マンションの情報サイトなどを活用して、コロナ以前との価格の比較ができます。
【住まいサーフィン】 では、新築、中古マンションの「資産価値」が一目でわかり、一般的な不動産情報サイトにはない「価格情報」や「評価」をチェックできますので、ぜひ参考にしてください。