UR住宅というのを夫が住み替え先の候補にどうかと提案してきました。
私は初めて聞く言葉でしたが、夫曰くUR住宅機構の提供する住居なので安心して利用できそうです。
UR住宅とは何か、 そしてUR住宅に住むメリットとリノベーションについて調べたことをまとめます。
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UR住宅とは?
UR住宅とは正式には「独立行政法人都市再生機構」の所有する賃貸住宅で全国に75万戸もあります。
中所得者層から高所得者向けの住宅で、入居条件には収入の下限があるので、収入が低いと入れません。
そこが、いわゆる公営の市営住宅との違いです。
UR住宅のメリット
夫がUR住宅に魅力を感じているのは次のような点です。
初期費用がない
礼金や更新料、保証人、保証料、仲介手数料が不要というのが、一番の利点だそうです。
また、退去時の敷金含め清算方法も明確になっています。マニュアルがきちんとできているので、退去の際もトラブルなしです。
住宅の質が高い
そして民間に比べると、値段の割に住宅の質が高い。同時に耐震性が高いのも特徴です。
管理等も行き届いており、設備に不具合があると当日に対応があるなど、対応がの早さが普通に見込めるとのことです。
設備も良い
設備は最初からそろっているものが、他に比べて格段に整っており、読むと驚くくらいです。
床暖房やテレビモニターつきインターホン、キッチンの戸棚の扉の地震対策、追い炊き機能つき浴室、シャンプードレッサー、ビルトイン3口コンロ、オートロックや防犯カメラなどまで、至れり尽くせりの感じです。
なので、入居時には、あれこれ物品を用意する必要がありません。カーテンや家具などがあれば即暮らせそうです。
インテリア性が高い
UR住宅は全国に数が多いので、すべてではありませんが、該当のものはインテリア性に優れ、無印良品と提携しているところも出てきています。
簡単なリノベができるところもあり、壁が穴開きボードだったりの工夫があり、住まいにこだわりのある人でも満足できそうです。
子育て中の優遇制度も
優遇制度も充実しており、子育て世帯や新婚世帯、所得により家賃が最大9年間20%引きの「子育て割」。
他にも18歳未満のお子様を扶養、もしくは妊娠中なら、家賃が割引される「そのママ割」というのもあり、条件に合えばかなりお得なので、子育て中の方は利用した方がいいと思います。
環境が良い
日本全国にありますから、すべてではないとは思いますが、私の思うUR住宅の良さに、周辺環境が良いということがあります。建物の周囲の敷地がひじょうに広く、公園のように整備されている。そして当然のように緑が多く窓からの眺めがよい。
東京都内においても、そういう部屋が多いのです。
地方に住んでいますと特に、窓からの眺めがよいところ、緑の多いところに住みたいという、部屋だけ、立地だけに限らない環境の良さも大切です。どんなに便利でもいきなり都会的に殺風景では住みづらい。
UR住宅はその点も、好みに合うところも多く見つけられそうです。
花畑団地がむちゃくちゃ心地よい団地になってるよ。
贅沢な空間です pic.twitter.com/2TG0cwJfUF— 団地再生! (@DanchiSaisei) 2015年4月17日
UR住宅のデメリット
どのような住まいでも100%安心というわけではありません。UR住宅にもデメリットはあります。
家賃が安ければいいが
法人の経営なのは安心ですが、賃貸料、家賃はそれほど安いというわけではありません。
ワンルームはなく30平方メートル2LDK以上が標準でもあり、民間を圧迫しないように設定されているということです。
また、家賃の見直しは3年に1度とされていますが、値上げされるのは1割程度だそうで、民間に比べると値上げは少ないです。
立地がそれほど良くない
それぞれの物件に拠りますが、ざっと見たところ、公団住宅で家賃の設定もあるためか、駅に近いところではありません。
駅から徒歩10分以上のところが多いようです。
リニューアルの状態は様々
リニューアルされているものは、ほぼ新築同然ですが、すべてがそうだというわけではないのです。
エレベーターがないところや、ガスコンロも自分で用意するところもあります。また、建物自体が古いと、構造が古い物件に当然予想される問題もあります。
なかなか空きがない
新築ではないため、なかなか空きがないのも結構大変なので、急な引っ越しなどの時は希望のところに見つけるのが、あまり期待できないようです。
地域によるとも思うので、まずは「URの最寄りの営業センター」か、取り扱っている不動産会社を探して問い合わせをしてみましょう。
UR住宅を紹介するサイト
UR住宅の紹介サイトには下のようなものがあります。
無印良品と提携リノベーション
SUUMOジャーナルより
こちらは無印と提携したUR賃貸住宅のリノベーションの例です。古い間取と柱は残っていますが、見事な「無印空間」に仕上がっています。
空きがあれば申し込みたいですが、大阪なので残念です。
レトロな街並みが残る花畑団地
SUUMOジャーナルより
もう一つが東京と足立区の花畑団地。27号棟の1棟を丸ごと全部リノベーションによって再生させたというすぐれものです。
この団地は周りの景観も素敵ですね。
やはり人気であるのは間違いなく、今のところ空きはないようです。
URと無印のコラボは限られた地域のみ
無印とURのコラボをその後も、ずっと探していたのですが、やはり限られた地域の限られた部屋しかなさそうです。
壁をなくしたワンルーム風の間取は、私には大変好みのものだったので、何とか同じような部屋がないか探していたら、見つかりました!
しかも、賃貸ではなくて、分譲の団地を安く買い、リノベーションをプロにしてもらうという格安のサービスです。
何と、団地そのものを500万円以下で買い、リノベーションの基本費用がこれも450万円あれば、一番最初のプランはできるというものなのです。
詳しくは下の記事を見てくださいね。
団地のリノベーションの費用を格安に!URのセルフリノベもあり
URのセルフリノベも、稲毛団地は数年前に終わってしまって、その後なかなか見つからないのですが、購入してのリフォームなら、無理して自分でリノベしなくても、依頼した方が安上がりにできそうです。