空き家買取

親の家を売る体験をブログにまとめました【実家売却のブログ】

2024年9月2日

※当サイトは広告を含む場合があります。読みづらかったら申し訳ありません

親の家、実家をこれまでに4軒の売却に立ち合い、他に2軒生前の相続の準備を行った経験があります。

売れない地域で、相続準備にも苦労したため、実家売却の様子をブログにまとめることにしました。

親の家をどのように売却したのか、生前売却で売る準備、事前の相続の準備をどのようにしたのかもブログに記録していきます。

親の家を売るブログ

こちらは、親の家である実家を売る体験を記したブログです。

これまで私と夫の実家3軒の売却、海外の戸建”番外編”を入れると4軒の売却に立ち会ってきました。

15年前の最初の売却の頃は地方でもまだ売れたのですが、それ以後はどんどん空き家が増加。

私の父の実家と夫の実家は両方とも業者買取で売却をしています。

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親の家を売るブログのきっかけ

実家の売却の体験をブログにまとめようと思ったきっかけは、私の方の実家の売却で大変苦労をしたためです。

地方の空き家はなかなか売れなかったり、売れても低価格で苦労をする方が絶えません。

同じような思いをした人に読んでもらいたい、そして、実家の売却に役立ててもらいたいと思って記録を公開することにしました。

実家の売却にはコツがある

最初は体験談を記しただけでしたが、それだけではやはり読んでくれる人に役に立つものとはならないと思い、テクニカルな売却のコツもお伝えすることにしました。

不動産の売却に詳しくなってしまったのは、売れない実家を売るために10年間あらゆる方法を試したからです。

それ以前にも、22歳で最初の家を買って10年後には繰り上げ返済を行ったり、その後は離婚時に不動産の財産分与をするなど元となる出来事がさまざまあります。

現在は再婚した夫と中古住宅を購入してリフォーム、その他にも、以前の実家の個人売買、夫の実家のアパートの売却、建物の解体、土地活用である駐車場経営のサポートなど、不動産売買と管理について見聞きした経験は素人ながら多い方といえると思います。

※家が売れない場合はこちらの記事も
実家の空き家が売れないときの方法4つ

売却をした実家

これまで売却をした実家、売却に関わった家は3軒あります

  • 相続した実家の売却
  • 離婚後母が住んでいた家の売却
  • 夫の実家の生前売却

他に、番外編として両親と共有名義のハワイの戸建の売却があります。

ハワイというと特別お金持ちかと思われそうですが、普通の家で、日本の一戸建てよりは安いくらいでした。

自分の実家の空き家の維持で苦労をしましたので、海外の家の管理などは到底無理だったと思いますが、今では良い思い出です。

親の家の売却の体験1 実家

このブログで中心にご紹介しているのは、私自身が中学生の時に引っ越した家である実家の売却です。

実家はだいたい下のような条件だった上、いざ売りだそうとすると、大変な問題物件であることがわかったのです。

親の家の概要

物件の種類 注文住宅の一戸建て
所在地 北関東
所有者
売却年 2012年
築年数 築39年
坪数 約37坪
売却額 100万円x2人
売却形態 買取(共有持分)
リフォーム歴 なし

実家が訳あり不動産の理由

実家が訳あり不動産となった要件は下の通りです。

  • 持分なし私道(旗竿地)
  • 欠陥あり住宅
  • 表題登記未登記(底地扱い)
  • 雨漏り・シロアリ被害あり

そしてもっとも大きな問題が、相続登記の未登記でした。

相続登記ができない限り、実家は亡くなった父名義のままで、通常の売却は出来ません。

相続人が音信不通に

両親が離婚後、父が一人で住んでいましたが、この実家が後に欠陥住宅、私道持分なし、建物は表題登記が未登記の問題あり物件と判明しました。

通常の売却では売れないということがわかった時点で、費用負担をおそれた弟が音信不通となりました。

その前に、遺産である現金預貯金、株式を法定相続分の2等分で受け取ったにも関わらず、不動産の分だけ相続登記ができず、亡くなった父名義のまま相続後10年を経過。

最後はやむなく、共有持分の買取という方法で売却しました。

実家は共有持分を売却

共有持分の買取とは、私の持分、つまり、家土地の2分の1の権利分のみを売却したというものです。

持分売却だと私が受け取れるのはだいたい4分の1くらいの価格になります。

ただし実家は上に書いたように欠陥住宅、私道持分なしである上、表題登記が未登記で底地扱い、その持分のみですので、まず売れない物件でした。

共有持分でも売れた

私の売却後にその後すぐ弟も自分の持分を売却。

私も弟も両方が地方の実家は住む予定がなく、売却が希望でしたので、持分売却でうまく手放すことができたケースです。

また元々問題あり物件なので低価格での売却となったものの、地元の不動産店で問い合わせたところ全部に断られたものが、ネットの一括査定を利用することで、買い取りたいという業者を東京から2社も見つけることができました。

2社の査定金額を比較の上、高く買い取ってくれる方に売却、10年間悩み続けた空き家と相続の問題が一気に解決しました。

家売却のポイント

この家の売却を通じて体験し、わかったことは下のようなことです

  • 亡くなった人の名義の不動産の売却
  • 空き家の管理や維持にかかった費用
  • 共有名義の不動産の問題点
  • 共有持分の売却
  • 買取での売却の手順

同じような状況の方はぜひご自分の実家の売却の際に、役立てていただきたいと思います。

親の家の売却の体験2

2つ目の実家は夫の実家で、母が生前中に夫が母に委任されて昨年売却したものです。

実家の概要

物件の種類 注文住宅の一戸建て
所在地 北関東
所有者 夫の両親(父は逝去・母生前中)
売却年 2021年
築年数 築39年
坪数 約37坪
売却額 700万円
売却形態 買取
リフォーム歴 風呂・洗面所・全室床張り替えの履歴あり

親の生前に家を売却

この家は母の委任で売却の手続きを取った夫が買取を依頼することを希望、直接リフォーム再販業者に売却をしたものです。

母が生前に売却、売却そのものも楽にできた上、今後相続が生じた際にも相続登記は必要ありません。

また、母が現在住んでいるもう一つの家は、生前、すなわち相続登記の前に兄名義に名義を変更しました。

生前に目的をもって、一家が協力して売却をした好例だと思いますし、夫家族は満足しています。

仲介でなく買取で売却

しかし、同時期に仲介で売りに出た隣の家は、1100万円以上で成約をしています。

家屋や土地自体に問題があったわけではなく、何しろ一度も売りに出していないわけですので、この点では売却の失敗例だと私自身は思います。

せめて3カ月は仲介を依頼すればよかったと思いますが、年老いた母が所有していることもあり、夫はあとでクレームがつくことをおそれたので短期で安全に売却ができる業者買取を選択したようです。

家売却のポイント

この家を売却を通じて体験、わかったのは下のようなことです

  • 生前に売却をするメリット
  • 生前に行った名義変更
  • 「仲介⇒買取」の手順の大切さ

こちらも、生前の売却の理由や手順について参考になる例だと思います。

また、「仲介と買取」の違いについてもあらためてお知らせしたいと思います。

親の家の売却の体験3 母の家

もう一つ立ち会ったのは、母が再婚後に住んでいた戸建の売却です。

所在地の市の人口は当時44000人。

家のあったのは地方の郊外型団地で坪数30坪超のごく普通の建売住宅でした。

親の家の概要

物件の種類 建売住宅の一戸建て
所在地 北関東
所有者 母と義父
売却年 2002年
築年数 築23年
坪数 約25坪
売却額 900万円
売却形態 仲介
リフォーム 水回り交換・外壁塗装

リフォーム歴があった親の家

上記の2つの家はどちらも中堅都市にありましたが、こちらの母の実家の方は小さな町でしたがそれでも一番高く売れました。

2階が2間だけの家でしたが、リフォームでお風呂やキッチンを交換、キッチンの床も張り替えていたため印象も良く、すぐに買い手が見つかりました。

今のように空き家が売れないという話題がまだ少ない時でしたので、通常の仲介で数週間のうちに問い合わせがあり高く売れたことがわかります。

おそらく、通常のスムーズな売却が行えたのはこの頃、2000年初頭までではなかったかと思います。

そのあとは「空き家は売れない」のフレーズが通例となって今に至っている印象です。

家はとにかく早く売るのがおすすめです。

再開発など特殊な要因がない限り、遅れるほど地価が下がっていくためです。

親の家の売却の体験4 ハワイ番外編

最後の売却は、ハワイにあった現地滞在のための戸建です。

買ったのは両親ですが、私も加わって3人の共有名義となっていたので、親の家でもあり私の家でもありました。

海外移住ブームの先駆けとして日本の企業が日本人を対象に団地のような感じで分譲・販売をしたところです。

観光地の別荘ではなくて、通常の広い平屋の住戸で、価格も日本と変わらないくらいでした。

両親が高齢で家を売却

10年間は日本と行き来をしていましたが、両親が高齢になったため売却を決意。

アメリカではエスクローという保証機関のようなところが間に入るため、売買そのものには不安も問題もありませんでした。

アメリカの物件なのでアメリカ大使館に共有者の3人全員が出向き、右手を上げて宣誓をしました。

書類に印鑑ではなく手書きのサインをしたのも今となっては懐かしい思い出です。

実家の売却まとめ

親の家の売却や相続は、うちの場合は件数が多いため、10年以上がかかりましたが、現在は相続した不動産はすべて売却を終えました。

親の家を売る体験が少ない

そもそも、家の売却のブログはネット上にたいへん多くあるのですが、見つかるほとんどは不動産会社の提供するサイトです。

内容は正確なのはもちろんですが、難しく書かれているものが多く、ネット上のサイトの特徴として文章が不当に長いものが多いです。

また、書いているのは売買を仕事とする人たち側の視点からですので、所有者の心情についてはやはり体験をした人とは違います。

親の家を売るコツ

そして、売れる家に関しては不動産業者は親切なのですが、売れない家や価格が安くしか売れない家に関しては、大手の不動産会社はほとんど関心を持ってくれないのが実情です。

古くて価格が安くしないと売れない家に関しては、どちらかというと大手有名不動産会社よりも、中堅の不動産会社や、訳あり物件専門、買取の専門の会社の方が親切だったことも体験しています。

売主・買主支店ではなく、売却の体験者である私が所有者の目線で

「実際にこういう風にやって無事に売れたよ!同じようにすれば売れるからやってみて」

ということを、わかりやすく書きたいと思ったのが、実家売却のブログを始めたきっかけです。

このブログには、主に最初の2つの実家の売却の体験を記していますので、あなたさまのお役に立ちそうなところから順次お読みください。

売却や相続のテクニックについては、これからも知識を蓄えながら書きつないでいこうと思います。

それでは、皆さまのご実家もスムーズに売れますように。

心からお祈りいたしておりますね。

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