賃貸アパート大手のレオパレス21に、界壁の未設置他施工不良が見つかった件で、東北地方の方に朗報です。
欠陥住宅に取り組む団体が相談窓口を開設、今後、損害賠償請求も視野に入れて活動を開始するというニュースです。
スポンサーリンク
レオパレス被害に「欠陥住宅」被害団体が相談窓口解説
賃貸アパート大手のレオパレス21の建設したアパート1324棟に外壁や居室間の界壁、天井の材質などが耐火や遮音性能に欠陥が見つかり、7000人以上の入居者が、補修のための転居を要請されている問題で、欠陥住宅問題に取り組む弁護士や建築士らでつくる団体が、相談窓口を開設することを決めました。
対応する団体は「欠陥住宅被害全国連絡協議会東北ネット」というところです。
対象は、東北地方の6県。
24日から電話相談、26日は被害者の説明会を、それぞれ実施するとのことです。
レオパレス施工不良の電話相談 24日
「110番窓口」
日時:24日 午前10時~午後4時
電話:「つばさ法律事務所」(022・213・8491)
レオパレス被害者説明会
日時:26日 午後6時から
場所:仙台市青葉区の仙台弁護士会館
相談と説明会、対応の内容
電話相談である「110番」や説明会などを通じて被害実態を独自調査。
相談内容を集計した上で、レオパレス21への損害賠償請求訴訟など、法的措置も検討するということです。
さらには、施工の管理・監督を怠ったとして国土交通省の責任も追及と伝えられています。
「欠陥住宅被害全国連絡協議会東北ネット」とは
欠陥住宅被害の救済と予防を目的として結成された、弁護士や建築士、研究者、市民による幅広いネットワークを目指す団体ということです。
欠陥住宅ネット公式ページ
東北地方のレオパレス施工不良の被害状況
宮城県内 9棟 (内2棟が転居要請対象物件)
福島県 7棟
山形県 1棟
東北ネット幹事の斎藤拓生弁護士(仙台弁護士会)は
「発表された物件以外でも同様のケースが無いとは言い切れない。「建物の安全性は目に見えないところが重要。心配なことがあれば気軽に電話してほしい」
と呼び掛けています。
たくさんの方が参加することで、調査が進むと思われます。
また、今回は東北エリアだけですが、同団体は、他の地域とのネットワークがあり、全国を網羅しているため、今後他の地域でも、同様の活動が開始することが期待されます。
被害者の方々には朗報だと思います。相談できるところがあるとわかれば心強いに違いありません。どうぞご相談ください。