スルガ銀行で有国三知男社長他の取締役5人全員が退任するニュースです。
副社長にはSGホールディングス取締役の嵯峨行介氏を迎えることが決まりました。6月26日の株主総会で提案後に決定するそうです。
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スルガ銀行で取締役5名が退任
新生銀行と提携が決まり、再建に向けて動き出すスルガ銀行が、昨日30日、有国三知男社長以外の取締役5人全員が退任することが発表されました。
スルガ銀が不正の責任を認定、損害賠償請求訴訟中の被告、八木健取締役はこれまで現職のままでいましたが、これをもって退任が決まりました。
有国社長は続投
有国氏は、一連の問題を受けて金融庁に提出した業務改善計画の着実な推進やシェアハウス問題を巡るオーナー対応などに今後も継続して取り組む必要があるため、続投するということです。
スルガ銀行の新しい取締役
新しく決まった取締役らは、松田清人・元みずほ証券副社長ら社外4人を含む取締役7名です。
弁護士2人は社外取締役
他に、スルガ銀は監査等委員会設置会社に移行する予定として、昨年の問題発覚後に社外監査役になった弁護士2人は監査等委員を兼ねる社外取締役に。
他に、昨年11月に設置したコンプライアンス体制再構築委員会の弁護士の計3人を、社外取締役監査等委員としていくとしています。
担当者は「新体制を固めて信頼してもらえる銀行に生まれ変わる。新たな組織風土を築いていく」と抱負を述べています。
スルガ銀は今年はじめにも臨時株主総会を開いて体制を刷新すると説明、その前に新生銀行との提携が決まり、提携候補先との間で役員人事も協議していたということです。
スルガ銀副社長にSGホールディングス嵯峨行介氏
副社長には佐川急便の親会社である、SGホールディングス取締役の嵯峨行介氏を迎えることが決定しています。
新副社長 嵯峨行介氏について
嵯峨氏はリクルートコスモス(現コスモスイニシア)やSGHDなどで主に経理財務や経営企画の取締役を歴任。
リクルート社の事業再生に加わり、不祥事が続いたSGHDの東証一部上場を成功させた実績があるそうです。
スルガ銀は経理財務に詳しく投資会社の社長なども務めた嵯峨氏の幅広い人脈も生かし、有国氏と共に今後の立て直しに向け、新たな経営体制で提携先などを模索する方針とみられています。
スルガ銀行の新しい人事に関するニュースは以上です。