印西市にグーグルがデータセンターを設立することがわかりました。
印西市は住みやすい町ランキングで1位の町、その上、グーグルの日本初の進出が千葉県印西市ということで、これまで以上に印西市に注目が集まっています。
日経新聞の記事からお伝えします。
印西市にグーグルがデータセンター設立へ
目次
米グーグルは28日、日本の千葉県印西市にデータセンターを建設すると発表しました。
グーグルにとっては日本初のデータセンターとなります。
千葉ニュータウン「グッドマンビジネスパーク」を購入
グーグルセンターができるのは、千葉ニュータウンにある「グッドマンビジネスパーク」というところです。
既に同パーク内の一部の土地を、同パークの管理会社から購入しました。金額はわかっていません。
グーグルのデータセンターはいつできる?
データセンターの仕様や運用開始時期については「未定」だそうです。
千葉県商工労働部がグーグルの担当者から連絡を受けましたが、その際も、「概要や着工時期など詳細は未定」との内容でした。
具体的な建設計画が固まった場合、県は企業立地補助金の支給などを検討する方針だということです。
担当者は「雇用や地域経済への波及効果も期待できる」(企業立地課)と述べています。
印西市の市長コメント
印西市の板倉正直市長はグーグル進出に関し、次のような談話を発表。
「世界有数の企業が進出してくれるのは大変光栄だ。こうした企業の進出は市のますますの発展に貢献してくれると確信している」
印西市は「住みよさランキング1位」

http://www.city.inzai.lg.jp/0000001165.html
印西市は住みよさランキングでは1位。
最近では「インドじゃないよ、印西市」のPR動画が注目を集めました。
千葉ニュータウン地区を中心に若いファミリー層の流入が続き、2018年5月には人口が10万人を突破した人気の町です。

千葉ニュータウンGFDL-no-disclaimers, Link
もっとも、千葉ニュータウンには、なぜか反対意見もあります。
いずれにしても住み替えは慎重に考えるにこしたことはありません。
印西市がグーグルのクラウド事業の拠点に
グーグルは、アジア地域ではほかに台湾とシンガポールに4つのデータセンターがあるということで、印西市に5つ目の設立で、アジア地域でのクラウド事業の営業を強化するとのことです。
同社はクラウドを使った最先端の人工知能(AI)処理サービスを強みとしているため、クラウド事業の展開に新センターを活用するとみられています。
印西市の「グッドマンビジネスパーク」とは
グーグルが進出する印西市の「グッドマンビジネスパーク」は現在整備中の北千葉道路に近く、都心や成田空港へのアクセス向上が見込まれるエリアに位置。
敷地面積は50万平方メートルで、現在は3棟の大型物流施設があります。
各棟には物流やアパレル、ドラッグストアなど国内外の企業が入居しており、近く着工する4棟目は独BMWグループの進出が決まっているということです。
印西市に優れたBCP機能-地盤が固い
ビジネスパークは地盤が固い内陸の高台に位置しており
「地震や水害のリスクが少なく、優れたBCP(事業継続計画)機能が特長だ」(開発を手がけるグッドマンジャパン=東京・千代田)
というところが、各企業へのアピールポイントとなっています。
当然ながら、これは企業だけではなくて、宅地もそうなのでしょう。
だとしたら、千葉ニュータウンはきわめて安全性の高い住まいということになります。
印西市がIT企業の町になる!?
データセンターそれ単体で、周辺の人口が爆発的に増えるということではなさそうですが、「雇用や地域経済への波及効果も期待できる」(企業立地課担当者)ため、グーグルのセンター設立によって、今後のIT企業の誘致に期待が高まります。
千葉県は、これまでもあらゆるモノがインターネットにつながるIoTや人工知能(AI)に関連した企業誘致に力を入れており、グーグルブランドがIT企業進出の呼び水になる可能性もあるとみています。
終りに
あのグーグルが、東京ではなくて、千葉県の、それも印西市に、とは、驚きのニュースでした。
「住みやすさ」では評判の町ですが、これからも一層のご発展をお祈りします。