幕張ベイパーククロスタワー&レジデンスについて、検証したことをお伝えします。
私と夫は、現在住んでいる家の持ち主である父の死亡に伴い、住み替え先を探しているところ、できれば利便性の良い都市部を住み替え先の視野に入れて、いろいろな街の情報を集めている最中です。
幕張ベイパーククロスタワーのプロジェクト
千葉県内京葉線快速で東京駅まで29分の海浜幕張でも大規模なプロジェクトが進行しています。
17.5ヘクタールの広大な敷地に前4500戸の住宅や商業施設などが順次竣工。
最終街区の竣工予定は2029年。つまり、今から11年後にすべて完成するという長期のプロジェクトです。
その第一弾として地上37階建ての「幕張ベイパーククロスタワー&レジデンス」総戸数497戸が目下建設中であり、ベイパークは「職・住・学・遊」が近接する町づくりを目指しています。
それだけを聞くと、とても魅力的に思えるのですが、いろいろ調べているうち、信頼できる新しい情報に行き当たりました。
タワマンの街はやがて供給過剰に?
幕張ベイパーク全体の供給戸数は、17年に千葉県に供給された新築マンションの総戸数3369戸を上回る、タワマンの大型の街です。
クロスタワー&レジデンスは敷地の中でも駅よりにありますが、今後建設されるマンションは駅からさらに遠くなる可能性が高く、利便性が良いとは言えないでしょう、
また、東京都心と千葉市を結ぶ3つの酒量路線であるJR総武線、京葉線、京成線の沿線には、ここ10年で新築マンションの大量供給が行われ、今後は供給過剰が徐々に強まる可能性が高いと言われています。(以上参考 住宅ジャーナリスト榊淳司)
郊外マンションの値崩れはあるか?
そうなると、懸念されるのは将来の値崩れです。
現在は東京五輪後には、都内でも土地の価格は下がると言われています。そうなった場合に、郊外のマンションはどうなるのでしょうか。
幾ら利便性がいいとは言っても、郊外と都内ではやはり比較になりません。
そもそも、すべて完成までには11年かかるという長期のプロジェクトなので、プロジェクトが完遂する間には、都内の地価と連動して、あるいは、都内の地価下落のあおりを食らわないとはいえないのです。
総戸数が多いこともあり、入居者がすべて埋まるかどうか。その場合は何より、工事そのものが完遂するかどうかも心配です。
つくば市の場合は、自治体などが、土地を購入しながらそのまま手つかずになっているというところも見られます。
「大きなタワマンの街」として成り立つかどうかは、これからに関しては保証の限りではありません。
武蔵小杉のタワマン価格
同じく人気の武蔵小杉は、今後竣工予定のマンションはあと1棟を残すのみとなっており、未だに人気は衰えず、価格も値上がりが報告されています。
これとても、長いスパンで見た場合には、供給過剰とそれに伴う値崩れの懸念を払しょくすることはできないでしょう。
都内の物件が値下がりすれば、人気が落ちる可能性は常にあります。
とりわけ、長い期間のプロジェクトが背景にある街については、購入の際にはそれらを視野に入れた十分な見当が必要だと思われます。
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