広告 空き家対策

100円の家 不動産サイトアットホームについに登場! 家はタダだが必要経費も

※当サイトは広告を含む場合があります

「100円の家」が大手不動産サイトに登場! 

実際は無料、タダの家ということなのですが、どんな家なのか早速見てみましょう。

スポンサーリンク

大手不動産サイトアットホームで100円の家?!

https://www.athome.co.jp/kodate/6966200085

100円の家があるというのですが、どこの極小サイトかと思ったら、なんと、大手不動産サイトのアットホームAtHome。
しかも、当の物件はというと、人気観光地・伊豆の温泉付き別荘で、2階建て2DKだそうです。

知る人ぞ知る空き家問題、そこまで来たか!と感慨深いものがありますが、ネットユーザーは、ただただ激安であることに驚かれている様子でした。

実際は1円、タダの家

物件を掲載している「リライト」の業者さんによると、サイトの都合上、数字を3桁にしなければいけないのだそうで、実際は1円なのだそうです。

要するに値段は「タダ」ということ。0円ハウスと同じですね。

空き家を買う時の注意点は下の記事に

家が無料タダになる理由は?

そもそも、家が無料になる理由というのはなぜなのでしょうか。

よく聞くと、通常の住宅地ではなくて伊豆の別荘地だそうです。もちろん別荘だからといって住めないということではありません。

しかし、所有者としては住まいは別なので、家が二つとなり、別荘として利用しない限り維持費だけがかかる。そのため手放したいという所有者が多いのも、通常の住宅地より別荘地の方が多いです。

最初から投資や利益を得ようとして買ったものではなく、「趣味」であることが多いので、十分使ったなと思ったあとでは、0円のタダでもいいということになるのでしょう。

実はリフォーム費用がかかる

ただし、上記の業者さんは、「水道利用料の他に水道利用権、温泉利用権、それから登記費用や不動産取得税など、もろもろ入れると100万円ぐらいかかる」ということを説明しています。

水道利用権というのは、聞きなれないものですが、別荘地だと必要だということですね。多分それもあって、実際は100万円くらいにしたいところを、価格をただということに使用ということだと思います。

登記や税金はどの家を買ってももちろんかかるので、これは致し方ありません。

別荘地ならではの「出費」も

また担当者さんは、リフォームに同じく60万円くらい、それからあと物件が汲み取り式で、別荘地の規約で浄化槽を設置しないといけないので、補助金を差し引けば、実質50万円くらい、なので、全部で220万円ぐらいにはなるということです。

そして、さらに現状では車庫がないので、木を伐採して作る必要がある、というので、それだけでも数十万円はかかるかもしれません。屋根やコンクリートを引かなくてもですね。

タダだと思ってアクセスしてきた人がそれを聞いたらどうでしょうか。単に安いということがポイントなら買わないかもしれません。

値段の提示の仕方において、100円というのは良し悪しですね。

ただし、元々別荘が欲しかったと思う人にはチャンスです。

バブル期には高額で売買された別荘地ですが、低価格で手に入れて、細々と楽しむのも悪くないかもしれませんね。

空き家を扱わない不動産屋さん

空き家をタダでも売りたいという所有者はたくさんいます。しかし、普通の不動産屋さんは、なかなか空き家は扱ってくれません。

なぜかというと、土地や家を不動産屋さんに売ってもらうというのは「仲介」というのですが、その場合の、不動産屋さんの受け取れる手数料というのは、契約金額の3%+6万円に決まっているためです。

なので、10万円の空き家を売ったとしますと、3000円+6万円の6万3千円だけが報酬ということになります。

これば、新築で1500万円の家だとすると、51万円の手数料収入ということになりますから、10万円の空き家ばかりをたくさん扱えば扱うほど、収入が低くなってしまいます。

空き家がなかなか活発に売り買いされないのは、このような不動産業者の受け取れる報酬が安過ぎるところに問題があるのです。けれども、この業者さんはなぜただの家を扱うのでしょうか?

「リライト」が1円物件を扱った理由は

扱っている不動うさん業者「リライト」が、ここまで報酬の低いものをなぜ扱ったのかというと、「不動産会社から軒並み断られて最終的にうちに来た」ということなのです。

「誰かがやってあげないと売り主さんが困ってしまいますから」ということで「ボランティアや自己満足の世界ですね」とさらっと言われると、ああ、こういう不動産屋さんが増えてくれるといいなあ、と思います。

しかし、こういうものも扱わなければならないと不動産屋本人が思わされるほど、空き家が多いということも一方で事実なのだろうなとも思います。売り手の方のニーズも、そこまで切羽詰まってきたということなのでしょう。

増える1円の家物件

他にもこの業者さんの扱った例だと、20万円で売るために180万円の解体費用を払った上で手放したり。1円で売買して、固定資産税10年分を売主さんが買主さんに渡して手放すというのもありました。

またこれまでも1円物件を10件ほど扱ったというお話です。0円としないのは、その場合は売却でなくて「贈与」となって逆に税金が高くなってしまうからですが、今は、とにかく空き家は値段はないも同然のところがひじょうに多いです。これから先もさらに増えて来るとも言われます。

空き家を買う際の注意点も

買う方にとっては安く手に入れるチャンスでもありますが、空き家を買う時には上記のように、新築や賃貸とは違って「即入居」とはいかないものもあります。

また、売主の方は、とにかく売りたいという方が多いので、多少の交渉が利くものもありますので、その辺りは相談してみるのがいいと思います。

アットホームについては、不動産仲介の大手ですが、「家いちば」など、売り手と買い手が値段について最初から交渉できるサイトもあり、これからはそのようなサイトも増えて来るでしょう。

-空き家対策