越後湯沢のリゾートマンションはマンション解体に成功した実例が、朝日新聞に掲載されました。
マンションの解体の成功は極めてまれだといいます。しかも、解体に至るまでには、5年の歳月を要したというのですから、驚くべき手腕と努力です。
湯沢町のリゾートマンション「マンション苗場」のマンション解体の成功例をお伝えします。
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越後湯沢のリゾートマンション解体事例
日本テレビwww.ntv.co.jp
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先日の朝日新聞に、越後湯沢のリゾートマンション、名称「マンション苗場」で、建物であるマンションの解体を行ったという事例が出ていました。
マンションも老朽化すれば、一戸建てと同じく、リフォームと修繕、さらには、建て替えや解体も必要になるわけです。
しかし、老朽化したマンションではそれが難しく、成功事例は極めてまれで、越後湯沢の例は珍しいといわれています。
このマンションの場合は、どのような運びでそれが可能になったのでしょうか。
解体まで5年かかった湯沢町リゾートマンション
このマンションが解体を実現するのには、実に5年の年月がかかりました。
1975年築の6階建てで、40〜50平方メートルの30部屋のスキー場苗場にあるリゾートマンションです。
空マンションとなって廃墟同然だったのですが、何とかしようと所有者の一人である柏崎市の建設会社社長が動いたといいます。
管理組合は解散してましたので、ほぼボランティアで買って出られたわけですが、このような積極的な方がいたおかげで、マンションが救われたわけです。
マンション解体の流れ
マンションの解体に至るには、まず、住民の同意が必要なのですが、そこまではどのように行われたのでしょうか。
既に誰も住んでいないマンションですので、所有者の特定が最初の難関でした。
その際の順序は次のようなものでした。
所有者の一人が、所有者に連絡して、郵送で意向を聞く
↓
28人のうち4通があて先不明となる
↓
記載住所周辺に訪ねるなどして、所有者の居所を突き止める
↓
解体への同意を得られるよう説得
↓
管理組合が総会で解体を全員合意で決議
↓
これまでの修繕積立金3500万円で解体、更地化
住所不明の所有者を聞き込み調査
連絡が取れた住民21名で、マンションを維持したいと答えた人はおらず、その翌年、管理組合が再起動。
所有者のうち3人と1法人の住所を、近所の聞き込みでつきとめたといいます。
一軒ずつの地道な作業でとにかくも、同意を取り付けることができました。
解体に同意しない住民も
そこで、管理組合の決議でマンションを解体して更地にし、敷地を売って区分所有権を解消する方針が決まりました。
この流れだと何の問題もないようですが、そうではなく、たった一人だけ解体に賛成はしたものの、土地売却に同意しないという人が出ました。
なぜ同意しなかったのかはわかりませんが、とにかく所有者不明となるよりはまだよかったようです。
反対者の持分を競売に
というのは、この所有者は管理費を滞納していため、管理組合は、管理費滞納を理由に、土地の持ち分を裁判所の競売にかけたといいます。
その競売分が落札されて、敷地も売れるようになったということなのですが、交渉にしろ手続きにしろ、大変な手間であったに違いありません。
なお、売却に関しては、マンション管理会社が請け負いました。
解体の追加費用なしで売却
このマンションは、滞納された管理費や修繕積立金の1千万円を回収、積立金の総額3500万円を受かって、最終的に追加費用なしでマンションを解体。
敷地の売却と所有者の区分所有権の解消に成功しました。
買い手は、近くのペンションの経営者でした。
管理会社の人の腕も素晴らしいですが、協力し合った住民の方もどんなにかホッとしたことでしょう。
解体時にも大切な修繕積立金
このマンションが解体に成功したのは、やはり、2500万円プラス回収した1000万円の修繕積立金が十分に残っていたことだと思います。
それがなければ、住民から一時金の徴収ということになり、お金がかかるとなれば、解体に反対する人も増えたに違いありません。
湯沢町にはバブル期に建ったリゾートマンション58棟があり、過疎化している中で、売却に成功した初めての例だそうです。
冬になると雪景色の中に過疎化したマンションが林立する越後湯沢、人の住まないマンションが解体されれば、また元の雪山の景色が戻ってくることでしょう。
このような成功例はまれだそうですが、ぜひ住民の皆さんで協力して解体の成功例を増やしていってほしいものです。
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