アルデシアインベストメント、旧村上ファンドレノと並ぶレオパレスの筆頭株主に強力なスポンサーがいることが伝わりました。光通信代表取締役、重田康光氏がアルデシアの真のオーナーだということです。
それによって、レオパレスは今後どう動くのでしょうか。これまでの情報をまとめます。
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コロナショックで不動産も不況へ
新型コロナの緊急事態宣言が発出しましたが、それ以前から不動産取引は減少、一部物件の値下がりもやむなし、という意見が出てくるようになりました。
一般的な住み替えに関しては、緊急事態宣言では何しろ、基本的に外出が制限されるわけですので、住み替えの内見や、不動産店の店頭の訪問も難しい。
さらには、水回りの部品の不足でリフォームもままならない状況では、家を買うどころではありません。
中には、コロナ不況で倒産というところもあり、不動産業界にも深刻な状況が続くことが予想されています。
レオパレスの株主、アルデシアが話題
しかし、ここへきてレオパレスの株主の一つ、アルデシアインベストメントに関する情報が流れています。
コロナショックの只中になぜかと思われそうですが、考えてみると、このコロナショックがあればこその話題なのかもしれません。
レオパレスは界壁の不備などの一連の施工不良問題で入居率が”逆ザヤ”に転落したものの、1月はそれが8割を超えるまでに回復、今後は入居率85%を目指すと発表があったばかりでした。
今回のコロナショックは、あいにく賃貸アパートの繁忙期、このあとの入居率の大きな増加は果たして望めるのか。
アルデシアに強力なスポンサー
今回報道されたのは、レオパレスの筆頭株主は、「アルデシアインベストメント」にスポンサーがいるという話題です。
アルデシアインベストメントは現在レオパレスの株の18.12%を保有、筆頭株主となっています。
アルデシアに関する最初の報道は下の記事に
レノの株主提案
一方で、旧村上ファンドの抱えるレノとその関連の企業や個人が保有するレオパレス株は合計16.77%。
レノは 2月27日の株主総会で、レオパレスの経営陣全員の交代を画策していながら、結局その株主提案を変更。
大村将裕氏を取締役へ選任するにとどまりました。
しかし、結局この提案は否決となりました。その理由は、レノ以外の株主、すなわち筆頭株主であるアルデシアインベストメントの賛同が得られなかったからです。
そもそも、最初に村上氏が考えた経営陣の刷新案についても、撤回されたのは、アルデシアがそれには賛成しないためと伝わっています。
アルデシアが筆頭株主である以上、その同意がなければ、可決とはならないためです。
アルデシアのスポンサーとは
そしてここへきて、アルデシアには重田康光氏というスポンサーがいるということが報じられました。
重田氏は 株式会社光通信代表取締役、そしてさらに、アルデシアの“真のオーナー”が重田氏であることです。
重田 康光氏”世界第5位”の富豪歴
この重田康光氏が”富豪”というのはどのくらいなのかというと、1999年には、米国経済誌『フォーブス』に250億ドル(約2兆6,000億円)の個人資産を持つ世界第5位の富豪として紹介されたこともあり、現在は、個人資産は約6000億円。
同誌の19年版「世界長者付」では第394位で、ファーストリテイリングの柳井正会長やソフトバンクの孫正義会長などに次ぐ6位に名を連ねている」ということなので、莫大な資金力があるということになります。
それは、村上氏も知っており、「アルデシアは、重田氏が創業した光通信系のファンド」だと発言、つまり、レオパレスと村上氏の争いと思われたものは、実際には、その裏に重田氏もいるということになります。
目的はレオパレスの株
それでは、村上氏と重田氏は敵同士なのかというと、そうではなく、かつて同じ高級マンションに住み、子どもを含めて両家を行き来する家族ぐるみの付き合いだったというのですから、レオパレスの経営権をめぐって争うということではなさそうです。
要はどちらも、レオパレスの株の収益が目的です。
レオパレス側は「重田氏の真意を測りかねている」ということなのですが、重田氏の目的もレオパレスを買収ではなく、単純に言って、レオパレスの業績が落ち株価が下がれば、買い増しをするということが当面の予想となっています。
株価がが下がるほど結構だということで、経営陣の刷新など今回の村上氏の提案には、同意をしなかったとみられています。
今後、村上氏と重田氏がどう動くのかに注意が必要です。
村上氏と重田氏が共闘するようなストーリーは、レオパレスの現経営陣にとっては最悪のシナリオになる
というのが、この情報のソース、JBpressの刑部 久氏の言うところなのですが、レオパレスのオーナーにとって当面心配なのは、コロナショックによる入居率の低下ではないでしょうか。
3月現在の入居率は、83.6%。12月の逆ザヤ 78.91%からは徐々に上昇していますが、目標とした85%に届くのかどうか、このあとの推移を見守るしかありません。
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