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新築マンション12.8%減少も価格はバブル期並み あとは値下げに期待

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新築マンション、去年1年の動向を不動産研究所がまとめたものが発表されました。

それによると、新築マンションの戸数は12.8%減少、価格はバブル期並みであるとのことでした。

一方、住宅ジャーナリストの榊淳司さんは、バブル後の新築マンション”バーゲンセール”を予測しています。

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新築マンション12.8%減少

不動産研究所が、去年1年のマンションの動向をまとめた、首都圏マンション市場動向2020年(年間のまとめ) が発表となりました。

それによると、新築マンションの戸数は、去年は2万7228戸。

割合にして、12.8%減少したとのことです。

2020年1月から12月に首都圏で供給された民間分譲マンションは2万7228戸であった
前年(2019年3万1238戸)に比べて4010戸(12.8%)の減少―首都圏マンション市場動向2020年より

新築マンションが減少した理由は、「新型コロナウイルスの影響でモデルルームの閉鎖が相次いだことが主な要因」とNHKニュースでは記載しています。

マンション売買の県別の増減

そして、東京都周辺の県の増減は以下のようになっています。

東京都区部 20.6%減
東京都下 27.8%増
神奈川県 22.2%減
埼玉県 26.5%減
千葉県 28.8%増 

おそらくは、リモートワークの影響がありそうです。

 

新築マンションの価格はバブル期並み

そして新築マンションの価格はというと、地域別のマンション価格は

東京都区部 7712万円
東京都下 5466万円
神奈川県 5436万円
埼玉県 4565万円
千葉県 4377万円

上下の表にした部分を見比べるとわかる通り、マンション価格が都内で2番目に安い、東京都下と、一番安い千葉県だけが、27.8%、28.8%増となっています。

あるいはリモートワークで自由に動けるようになった購入希望者が、安い地域に住まいを求めた結果かもしれません。

新築マンションの価格は下がらない?

これまでも、いつになったら下がるのかと言われている新築マンションの価格ですが、コロナ下にあっても下がらないのか。

これについては、ネットの不動産のコメンテーターとして必ず発言をする榊敦司さんが、下のような予測を述べています。

長いので簡潔にまとめると、去年のコロナ流行の最初の頃は、売買が激減したが、6月にはその反動で住宅の売買が増加。その時の利益で業界に不況感はないとのこと。

それでもコロナによる危機感はあるので、短期に売ろうという売主側の傾向は顕著に見えるとのことです。

マンションコロナ前に価格設定

マンションの価格というのはそもそも建築前に決まるものです。なので、現在売り出しのマンションの価格は、コロナショック前の価格となっている。

要は、高止まりの状態が、コロナショック前も後も続いているわけですが、このコロナ禍に、バブル気分のお客はさすがにいないため、「完成在庫を持っていたらろくなことにならない」せんため、デベロッパーの上層部は、「値が崩れ切らないうちに値引きして売って逃げ切る」戦術への転換が必至です。

新築マンションがバーゲンセールになる可能性

そして榊さんのいうおもしろいところが

たとえば、全住戸の8割が販売済みであれば、残りを2割引きしても事業は黒字になるのです。

マンションの値引きというと、売れなくなって、赤字ぎりぎりになってから値引きされるのかと思いきやそうではない。

黒字であるので、それを十分に保つために、値引きが行われるというのが、上の榊さんの意見なのです。

値引きをするということは、イコール値崩れではないのですね。値崩れを避けるために値引きをするのだそうです。

これに沿って考えるとすると、売れ行きがよさそうに見える”黒字”マンションでも、終盤になるにしたがって、値引きが行われる可能性が高い、ということです。

もっと端的に言ってしまうと、榊さんは、「新築マンションがバーゲンセールになる可能性は決して低くない」と言っているのです。

黒字のマンションが値引きするなら、あまり売れていない”赤字”マンションなら推して知るべしです。

マンションを売るなら今がベスト

しかし、マンションをこれから新規に買おうという人は、それでいいのですが、今住んでいるところを売って、買い換えようという場合には、これが逆に働く可能性もあるので要注意です。

今、マンションを売りたい人は、ちゅうちょなく売りに出すのが良いと思われます。特に3月までのシーズンは不動産売買の繁忙期です。

住み替えを考えている方は勿論、親の相続物件がある、あるいは、相続物件になることが予想されるマンションは、多少無理をしても早めに売ることの方が後になって後悔することはありません。

マンション売買は、今がバブル期なのですから。しかし、バブルが必ずはじけることは誰しもが知っていることです。

コロナが今以上に長引いて、不況ムードが漂う前に、マンションを売る場合は、波に乗って売るのが良いタイミングです。

マンション売却で『損』をしないコツとは

 

新築マンションはやはり値下がりする

そして、もう一度、新築マンションを買う方について、榊さんの意見をお借りすると

新築マンションは今年出た物件よりも来年の物件の方が安いし、おそらく再来年はもっと安くなります。

として、「購入を考えている人は、期限がないのであれば焦らないことが一番」というのも、必ず憶えておきたいところです。

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