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カミンスカス操容疑者が渋谷区土地の地面師事件で逮捕 8千万円詐欺

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カミンスカス操容疑者が逮捕されたというニュース、カミンスカス容疑者は、55億円被害の積水ハウス地面師事件で、主犯格とされた人物です。

新たに渋谷区の土地の地面師事件でカミンスカス操容疑者の逮捕された理由と、地面師事件の内容についてお伝えします。

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積水ハウス地面師事件とは

 

積水ハウス地面師事件は、土地の所有者になりすました「地面師」グループが2017年に積水ハウスから約55億円の売却代金をだまし取ったとされる事件です。

地面師と呼ばれる詐欺グループの特殊な手口は、連日マスコミによって報道されました。

そのうち、主犯格と言われた、カミンスカス操被告は、事件後フィリピン逃亡しましたが、自ら帰国を希望、その後起訴されて、主犯の内田マイク被告、なりすまし役の羽毛田被告らと共に、有罪判決を受けていました。

積水ハウス地面師事件あらまし

 

カミンスカス被告は一連の詐欺事件の役割で何をしたのかというと、発案は別の人物ですが、積水ハウスに土地を売った”張本人”です。

舞台となったのは、品川区五反田の旅館跡地であり、その所有者は旅館の女将とされる人物です。

カミンスカス操被告の役割

積水ハウスとの契約に同席したのは、旅館女将の偽物に成りすました、羽毛田正美被告とその夫役の常世田被告、そして、土地の売買を手助けする不動産コンサルタントの肩書のカミンスカス被告でした。

そして、契約は進み、55億円の土地代金を受け取ることにまんまと成功させたのでした。

カミンスカス被告がいなければ成り立たないものであったと言えます。

なお、カミンスカスとの名前は、リトアニア姓だということです。元の名前は、小山(こやま)操、日本人だということです。

 

しかし、この積水ハウス事件で、カミンスカス容疑者は、懲役11年の判決が出ていました。

 

カミンスカス容疑者が渋谷区の事件で再逮捕

今回、カミンスカス容疑者が逮捕された事件は渋谷区にある土地の売買を装った詐欺事件です。

逮捕容疑は2017年3月下旬、渋谷区富ケ谷2の土地約1000平方メートルを所有する会社の男性社長を装い、港区の不動産会社から手付金として現金8000万円をだまし取ったとしている。5人は所有者になりすまして不動産を売却する「地面師」グループとみられる。同課は認否を明らかにしていない。―毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20210128/k00/00m/040/151000c

 

他に、逮捕されたのは、上野健二(57)、秋田修(76)、村松武(83)、という面々。

このうち、所有者に成りすましたのは、村松武容疑者です。

村松容疑者は、楽器販売会社の代表を装ったとのことなので、その土地は、楽器販売会社が所有するものであったのでしょうか。

2015年に渋谷区富ヶ谷の地面師事件も

地面師事件を長年取材している、森功さんは、2015年に渋谷区富ヶ谷であった、詐欺被害について話されています。

2015年に起きた渋谷区富ヶ谷の土地をめぐる地面師事件です。マンションのデベロッパーが6億5000万円の詐欺にあったのですが、その社長が昔からの知り合いでした。 https://hon-hikidashi.jp/know_learn/74023/

この時の土地は、「台湾華僑が所有する」ものだったとされていますので、おそらく別件ではないでしょうか。

「ガイアの夜明け」もこの事件について伝えています。

関連記事:
「ガイアの夜明け」地面師事件を解説!カミンスカス操容疑者他にも関与

 

今回は、売買には至らず、手付金8000万円の被害にとどまりますが、それでも大変な被害です。

積水ハウスの55億円というのが、どれほど大変なものだったのかがあらためてわかりますね。

カミンスカス容疑者の役割は土地代金の回収

今回の事件では、カミンスカス容疑者は取引に顔を出すということはしなかったようです。

「詐取金を回収」する役割だったということなので、積水ハウス事件の時と同じような、口座を用意して、そこにお金を分散して振り込み、あちこちに移動させたりするマネーロンダリングのような準備をしたのかもしれません。

積水ハウス事件の時には、他人名義の口座を借りるという手口が取られました。

その口座を準備したのは、北田文明容疑者など、そして、いわゆる金庫番のような土井淑雄容疑者です。

 

積水ハウスの55億円の行方は不明

積水ハウス事件に関与した地面師たちは次々に逮捕されました。

しかし、積水ハウスからだまし取った55億円の行方は、結局わかっていません。

そして、積水ハウスの中でも、事件の全容を解明しようとした、和田勇会長が辞任、その後、積水ハウス内のマネーロンダリングを疑った和田氏が株主提案などを行って、事件を解明しようとしましたが、結局不明なままになってしまっています。

 

今回の事件も、カミンスカス容疑者らが起訴されたのは、喜ぶべきことですが、被害の内容が明らかになるのか、また、損失を埋める手立ては見つかるのか、積水ハウス事件と合わせて、今後のニュースに注目していきたいと思います。

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