ペット禁止のマンション、ペットを連れてペット禁止のマンションに引っ越してきた住民はどうなったのでしょうか。
母のマンションの体験談をお話しします。
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マンション理事の総会でペット禁止の決議
9月に入って、マンションの総会が行われました。
今回の議題は、マンションの修繕と修繕積立金の状況、そしてもう一つが懸案のペットを連れた住民に関するものです。
出席したのは、マンションの理事長と、犬を連れて引っ越してきた飼い主のAさん、監査役の母と夫、もう一人の監査役の人です。
住民は全部で18 世帯、現在は、犬を連れてきた人を含めて12人が住んでいる中で、総会に出席をしたのは、その5人です。
これまでの次第は前の記事で
マンションの理事長が「ペット禁止!」
この間、ペットを処分するということで、Aさん、あなたとお約束しましたよね。
と切り出し、それに続けて
このマンションはペット禁止です。速やかに処分をしてください。
といいました。
それに対して、 Aさんは「はい、わかりました」と返答をしたそうです。
ペット禁止のマンションを購入した理由
それで、理事長は
なぜ、ペット禁止のマンションを買ったのですか
と聞くと、Aさんは次のように答えました。
Aさんの言い分だと不動産屋がペットを飼ってもいいと伝えたそうです。
はっきりいいと言ったわけではありませんが、住民の何割かがペットを買うことに賛成をすれば、飼ってもいいというニュアンスの話だったというのです。
要するに不動産屋にしてみれば、ペットのいる人に売れないということになれば物件が成約しなくなってしまいます。
そのため上のように曖昧に伝えたので A さんはペットが飼えるという期待を持って、このマンションに越してきたのでした。
理事長が「ペット禁止!」を断言
しかし、理事長が言うには、
僕も本当は犬や猫が可愛いんですよ。しかし、ペット禁止のマンションですので、一人に良いという事にしてしまうと、みんながいいということになって、他の人もがペットを飼うことになってしまうでしょう。なので規則通りにお願いします。
とのことでした。
他の住民からも擁護の声は聞かれなかったということです。
そもそも、ペットを飼っていることを見つけて、「通報」をしたのは他の住民でしたが、その人は会には出席はしませんでした。
「ペット可」のマンションにするメリット
ただし、母はその話を聞いていて、むしろ、「ペット可」にした方が、他にも、マンションの購入希望者が増えて、住民が増えるのではないかと感じたそうです。
というのも、今はまだまだ空き家が多い上に、修繕積立金が十分ではなく、今後も修理が予定されている状態なので、ペットがどうというよりも、マンション管理の問題が一番です。
最近は、ペット飼育可能のマンションも増えています。各自がペットの管理をしっかりするような規約を改めて作り、住民の幅を広げることも大切かもしれません。
終りに
Aさんにしてみれば、 話が食い違って気の毒な話となりましたが、マンションを買う前には、規約をきちんと確認することが必要です。
後から、それを変えられるかというと、住民の一定数の賛成がない限り規約は買えられません。
以上ペット禁止のマンションの決議の次第をお知らせしました。
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