スルガ銀行

ノジマ社長がスルガ株売却「様子を見る」 続く不正融資問題で破綻の恐れ

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スルガ銀行、ノジマとの資本提携の解消に関する続報です。

前回、ノジマの株の買い取りにイオンの名前があがっていることをお伝えしましたが、「もう少し様子を見る」意向に変わったこと週刊誌ZAITENが伝えています。

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ノジマのスルガ銀行株の売却の変化

シェアハウス投資問題で経営再建中のスルガ銀行、家電のノジマの提携が決まったものの、そのノジマが提携を解消したとこれまでは報道されてきました。

ノジマが筆頭株主として、所有するスルガ銀行の株は、18.52%。

その譲渡先として、前回、月刊誌の『選択』が、大手スーパーのイオンの名前をあげていることをお伝えしましたが、ノジマの社長の野島広司社長の意向の変化を、最新のZAITEN10月号が伝えています。

野島社長がスルガ株「様子を見る」

それによると、野島社長がスルガ株の譲渡に関して

スルガ株をすぐ売るつもりだったが、もう少し様子を見る

と話しているということです。

それに「ヤマダ電機が今待つ、住信 SBI ネット銀行特に金融業に参入したのに刺激されたのか」という前置きがあり、これまでは各紙の見出しでは「ノジマがスルガ銀行に三行半」を突き付けたことになっていましたが、どうやらスルガ銀行との提携がすぐに終了するという雰囲気ではなくなってきているようです。

『ノジマの翻意』が一縷の望みの金融庁

金融庁においては、現在一棟中古マンションの不正融資問題の先が読めないところが最大の懸案事項ですが、その金融庁にして、「今や一縷の望みは『ノジマの翻意』」だということなのですから、どういうことなのか。

できれば、何とかしてスルガ銀行の再建を軌道に乗せたい、それにはノジマが不可欠とする金融庁の意向もあって、ノジマの社長が、株の売却を思いとどまっているという状態のようです。

これまで、異業種による提携に積極的には賛成を示さなかった金融庁ですが、

ノジマの機関銀行化にも目をつぶる覚悟(有力OB)

ということなので、何とかして提携関係を続けて欲しいと、こちらも変わってきています。

そして、金融庁側の翻意の理由は、シェアハウスとは別の新たな不正融資問題があります。

 

未解決の一棟アパート・マンションの不正融資問題

スルガ銀行が融資を行ったのは、シェアハウスの投資だけではありません。

一棟アパートや中古一棟マンションを購入したオーナーたちが相当数いるとは前から言われていました。

その被害者たちが、弁護団を結成、オンライン会議を行い、スルガ銀行に交渉をはかったもののうまくいかず、デモを行っています。

オンライン会議に参加した被害者の数は、150人、被害総額は、1人平均で約1億5000万円の融資を受けており、融資総額は150億円に及ぶというのが前回の報道でした。

 

今回伝えられるところだと、スルガの一棟買いローン残高は、今年3月末で1兆円強。これが、融資全体の5割に上るといいます。

一方、スルガ銀行の自己資本額は、2700億円。もし、これがすべてとは言わないまでも不良債権化すれば、経営破綻が懸念される状況です。

ノジマ側の提携再開の条件

再度窮地に陥るかもしれないスルガ銀行との、再度の提携には、ノジマ側は次のような条件を掲げているといいます。

・スルガ銀社長を企業再生ファンド出身者に替える

・一棟かいローンも含む銀行資産を整理 良いものと悪いものに峻別

経営陣の刷新は、ノジマが提携解消前にも提案したことで、この点で、スルガ銀行との意見が割れ、提携解消もやむなしという事態になったということが今までにも言われてきたことですが、果たして、スルガ銀行がこの提案をすんなり飲むとも思えません。

スルガ銀行側の動き

それに対して、スルガ銀行の方は、ノジマに変わる新スポンサー探しを進めているということで、それで、前述の通り、イオンの名前もあがったということのようです。

それにしても、被害者を含めて不正融資問題の影響の大きさが改めて思われます。

銀行の破綻はこれまで以上に新たに困窮する人が出ます。何とか再建できる状態に向かってほしいところです。

今日の記事の詳しい内容は

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