ユニテハウスのデメリットについて、ローコスト住宅は低価格が優先とはいえ、何となく心配ではないでしょうか。
この記事では、ユニテハウスのデメリットについて調べてまとめてみました。
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ユニテハウスのデメリットは?
ユニテハウスは、1100万で建てられるローコスト住宅、何と言っても低価格で家が建てられるというところが一番の魅力です。
しかし、安さにメリットがある反面、ローコスト住宅ならではのデメリットはないのかも気になるところです。
ユニテハウスの口コミのデメリット
そこで、住宅情報サイトの掲示板に記載されたユニテハウス関連の投稿より、「デメリット」に限って調べてみました。
ユニテハウスで建てて問題があるという人ばかりではなく、好意的な投稿ももちろんあります。
また、会社のスタッフの対応などは、フランチャイズの加盟店それぞれ個別の問題なので、あくまで家の建物に関するデメリットです。
山形の会社、クリエイト礼文については、2009年頃からの投稿がありましたが、古いものは避けて2017年以降の投稿に限って調べています。
ユニテハウスのデメリットの具体例
ユニテハウスのデメリット、まずは施工不良に関するものが多い印象です。
ユニテハウスは壁に隙間【デメリット1】
天井と壁に隙間が空いている。2、3年で、落ち着くと言われタが改善しない。冬が寒すぎる。断熱材が効いてるのかが不安。床鳴りもする。―ユニテハウス建設後5年経過
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サッシの隙間は窓が大きいとどちらかに隙間が出る 2017/12
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サッシに隙間があり、小さな虫が侵入。半年で天井と壁のクロスの境が割れてきました。一年ちょっとで床鳴り。エアコンを取り付けてもらう時、電気工事に柱に不備を指摘された。 2017/02
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引き渡し後にすぐパーティションが床に当たって開けられない。2017/9月
これらの施工不良については、5年間は修理をしてくれるとのことです
ただし、なかなか順番が回ってこず、1年後になったという記載がありました。
新築住宅については、必ず保証がついています。
しかし、申し出ても、なかなか来てくれないので、結局最寄りの工務店に頼んだという例も見受けられます。
修理によっては、早急に対応してもらいたいものもあり、そうなると保証があってもあまりあてにならないともいえるかもしれません。
ユニテハウスの施工費【デメリット2】
色々オプションなど勧められ高くなり他で建ててもあまり値段は変わらなかったような感じ。
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付帯工事オプション工事 など別にかかってくる費用も多い 2017年2月
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1100万円と安く感じるが、建物本体価格で付帯工事費が加算。モデルプランは部屋の仕切りを全て取り払われているフリースペースなので、間取りを変更するにも
別途追加費用が発生。 2017年2月
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安さでおびき寄せオプションてんこ盛り 2018/11
これはユニテハウスだけに限ったことではなく、他のローコスト住宅でもいえることです。
「本体価格」となっているところは、他にも費用が掛かります。
最近では「コミコミ価格」などと表示して、合計金額を提示するメーカーもありますので、確認が必要です。
投稿の出典は以下より
https://www.e-mansion.co.jp
https://www.e-kodate.com
ユニテハウスの基本の間取りのデメリット
上が、ユニテハウスの基本の間取です。
ユニテハウスの間取は、2階は基本仕様は部屋割がなされていません。
そのため、価格が抑えられているのは良いことなのですが、部屋を作って仕切りを入れるとなるとオプションとなるらしく、どうしてもその分の費用が加算されるようです。
これをメリットとみるか、デメリットとみるかは、2階をどのように使いたいか、建てる人にもよるといえますが、子どもがいる、出産を予定しているというのなら、まず仕切りを入れるのが当然ですね。
これが標準仕様でもよかったなあ、という感じです。
また、先に説明したように、よく見ると、価格の上に「建物本体価格」と記されています。この点にも注意と確認が必要です。
ユニテハウスの最悪は”床が傷つきやすい”【デメリット3】
麦茶の入れ物を落としたら床が簡単に剥げた --ユニテハウスで建てて2ヵ月
どうも床が剥げる」という書き込みが多くて、普通の「板」ではなく、何らかの加工がしてあるものが使われているようです。
床がとんでもなく傷付きやすいのですが、皆さんどうしてるんでしょう? 2018/2月
ただし、これについてはあらかじめ知っていれば、最初から床板をオプション指定するなどで、防げることではあります。
ユニテハウスの防音性【デメリット4】
近隣の家から階段をかけ上がる音が丸聞こえになっている 2018/11月
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二階の足音は下までまる聞こえ、1階の音がうるさくて2階で勉強は出来ない 18/3月
上下階の音がある程度伝わるのは仕方ありませんが、壁が薄い、床板や天井板が薄い可能性があります。
また、部屋ごとの天井板の仕切り、界壁というのですが、そういうものも省かれているかもしれません。
これも、オプションで付けられるかもしれませんが、部材があらかじめ工場で決まってカッティングされているとなると、案外費用が掛かる可能性もあります。
この辺りも、規格住宅ならではのメリットと、デメリットが隣り合わせになっているとも言えなくはありません。
安くなるように工夫されている部分それ自体に、リスクもあるのかもしれませんね。
ユニテハウスの断熱性【デメリット5】
戸建てなので断熱はマンションより悪いためか、電気代は高い 19/05
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夏は壁が暑く、冬は冷たいです。 17/09
ちなみに、山形県の寒い地方のコメントですので、東京以南であれば、暑さについてはわからなくても、「寒さ」についての感覚は当然違ってくると思われます。
地域にもよるので一概に同じように比較するのは難しく、自分が立てるのと同じ地域の口コミを探す必要があります。
ユニテハウスの外壁について
外壁の色合いは街並みにとけ込んでおらず違和感があり 2017/10月
色は基本色の中から選ぶことはできるようです。
それとは違った色にしたい場合は、あとは塗装を頼む他はありません。
ただし個人的には、遜色はないかなと思います。
建物のデザインが一律の【デメリット6】
飽きがこないシンプルデザインだといわれたが、シンプルすぎてすぐに飽きがくる。
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住むと単なるプレハブという印象 面白味がない 2017/09
これもローコスト住宅は、他のメーカーでもほぼ同じところだと思います。
規格住宅ですので、どうしても、単純になりやすく、その点は承知で建てる他はないようです。
窓にも規格住宅ならではの【デメリット7】
室内が暗い。窓が小さい(採光が少ない)、雨が室内に入り込む 19/13
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軒がないから雨の心配がある
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トイレが狭い。収納がない。 19/07
モデルハウスを見ると、採光は十分そうなので、窓については、大きさはオプションで最初に指定できるのではないかと思います。
他のローコスト住宅については、軒がないところも多いです。
余り窓が大きいと、寒くなるのは言うまでもありませんが、最初のコメントの「雨が入り込む」というのは、これは雨漏りというべきなのではないでしょうか。
それとも軒がないという意味なのでしょうか。ちょっと確認してみたいところです。
ユニテハウスの土地の割り振り
土地の割り方がむちゃくちゃで。分譲地いっぱいに建てるので、影になってしまう家や、道路からは全く見えない家や、物置の一つも置けない家がある 17/11
土地に対する家の位置に関しては、最初から団地として建売で建てる場合には、考慮されて当然ですが、後から建てる家との兼ね合いなどを考えるのは、なかなか予測がつかない面もあり、こちらも一概には言えません。
以上ユニテハウスの評判から、「デメリット」だけをあげてみました。
ローコスト住宅にはデメリットもある
個人的には、ユニテハウスばかりではなく、ローコスト住宅にはそれなりの「デメリット」もあると思います。
建築費を抑えるために使いにくくなった部分については、自分でメンテナンスしたり工夫をしたりで防げることもあります。
どうしても譲れない部分については、やや高価でもオプションで事前に指定する他はありません。そのためには、家の構造などについて、下調べや知識も必要です。
また、デメリットばかりでなく、ユニテハウスで良かったという人も居ないわけではありません。
家づくりには苦労もつきもの
私の知人には、家を建てる際に、毎日のように現場に見に行ったという人がいました。
ユニテハウスだけではなく、他のメーカーの住宅についても言えることだと思いますが、家のように高価な買い物だからといって、丸投げして安心な理由はないようです。
購入時には、他の会社と仕様や価格を比較するなどして、納得の上で購入するのが家づくりを成功に導く秘訣だと思います。
新築はなかなか頭の痛い買い物ではありますが、前向きに、頑張って進めて行きましょう!