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武蔵小杉の台風被害タワマン住民説明会 停電、断水の復旧3ヶ月

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武蔵小杉で停電と断水が続くタワーマンションで、住民説明会が開かれました。

住民説明会の内容が今朝のテレビ番組「羽鳥モーニングショー」で紹介されましたので、それに沿ってお知らせします。

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武蔵小杉でタワーマンションで停電の浸水被害

https://www.tv-asahi.co.jp

武蔵小杉では、12日夜からの台風19号の被害で、駅前が冠水、住居であるタワーマンションにも浸水が及びました。

浸水をしたマンションは2棟、いずれも停電と断水が起り、水が出ない、トイレが使えない、エレベーターが動かないなどといった被害がでており、住民の方が不自由な生活を強いられています。

ただし、共用部、一部のエレベーターは、非常用の電源や、階が別なために動いているところもあるとの報告です。

これらの詳細な情報については、各管理会社がツイッターなどで発信しているということですので、ネットがご覧になれる方はそちらをチェックされると、様子がわかって安心と思います。

マンション住民の声

タワーマンションにお住いの、住民の方の現在の生活の様子としては

「トイレは浴槽にためたもので流している。1回目の共用トイレは使えます」

 

「風呂は徒歩15分位の銭湯へ行っている」

 

「飲料水はペットボトルで購入」

などと生活の様子を取材に語っています。

周辺のホテルに連泊

47階のマンションにおいては、階段を上り下りして生活をするということは大変に困難なので、一部の住民の方は、周辺のホテルに泊まっているということです。

番組の把握しただけで、近隣のホテルには約40人が連泊しており、取材ができていない範囲のホテルなどにも、おそらく問い合わせが殺到しているのではないかとの予想です。

ホテルに泊まらないようにするには、自宅に予め飲料水や食料を備蓄しておき、しばらく”籠城”をする準備が必要です。

 

停電のタワーマンションが住民説明会

https://www.tv-asahi.co.jp

 

被害にあったタワーマンションでは15日に、住民向けの説明会が開かれ、住民が殺到しました

停電中の建物の中に非常用の電源で共用部に明かりがともる中、住民たちは立ったまますし詰め状態で説明会に参加、管理会社の説明を聞いたり、質問をしたりしました。

管理会社の方からは、今必要な生活上の支援、それと電気その他の復旧についての見通しなどが説明されました。

以下にその内容を要約します。

停電の原因

https://www.tv-asahi.co.jp

 

地下に変電施設があるため、そこが浸水したことによるものだそうで、管理会社の方は、まず13日に飲料用ペットボトルと簡易トイレを配布したということで、その他のことについては次のように説明しました。

 

https://www.tv-asahi.co.jp

まずは、生活に最も必要と思われる、「水道→電気→エレベーター」の順で復旧を目指すということ、14日に浸水部分の水抜きは完了したが、設備の損傷が激しく、復旧のめど「が立たないということを、最初に伝えました。

断水の原因-受水槽ポンプが水に

また、断水については、浸水のあった2棟のうち、47階のタワーマンションについては、地下3階に重要な受水槽ポンプというものがあるそうです。

それが水に浸かってしまったので、上に水が上がっていかないため断水したと説明しました。

これらについては、川崎市役所は 、停電や断水は、地下3階の電気系統の設備に浸水したためと公表しましたが、管理会社の方は「管理会社として守秘義務があるので居住者以外にお答えできないと返答した」ということです。

どちらか一つのマンションが公表したか、または、説明会後の住民の談話をまとめたものとも思われます。

住民の水回りの問題への質疑応答

住民の質問への質疑応答です

お風呂はどうすればいいのか

近くのフィットネスクラブが無償で提供してくれるようになった

予約が必要だがそちらを使用できる

洗濯機が使えないが洗濯はどうすれいいか

洗濯については考えが至っていないので、検討中との返答でした。

水や電気の復旧する期間は数ヶ月

全体が復旧するのは早くて1か月、あるいは3かヶ月になるとの説明があったと、説明会後に住民の人が話しています。

修理費用の負担について

長嶋修さんの説明によると、このような場合、落ち度のない限り管理会社の責任にはならないそうです。

しかし、一般的に共用施設の修理費が、管理組合が火災保険に加入していればそれで補償ができるということで、ほとんどの管理組合は火災保険に加入しているということです。

ただし、万が一保険に未加入の場合は修繕積立金を使用しなければならなくなり、修繕積立金緑色をした場合には、居住者から新たに集金をしなければならない自体も予想されます。

今回の場合は、そのような話は伝わってきていませんので、おそらく保険などの利用でまかなえるということのようです。

専有部については個人負担

上記については、共用部に関してのことなので、個人の部屋である専有部については、もちろん個人で行うようになります。

今回の被災は、地震ではないので、部屋の故障などはまずないと考えられます。

またそこから考えられることには、地震などの場合、個人の部屋の設備が壊れることも十分考えられますので、マンションではあっても火災保険への加入は必要です。

駐車していた車の損害については

マンションの地下に車を駐車している場合、それが水に浸かってしまったら誰が費用負担をするのか。

それについては、レギュラーコメンテーターの玉川 徹さんが質問をしました。

長嶋さんの答えでは

火災保険の設定によって、それも保証されると思う

とのことです。

駐車した車の損害については、マンションを購入するときに、住民も確認の必要があると考えられます。

タワーマンションの都市型水害について

ここからは専門家のコメンテーターの意見や予想、知識などの発言をまとめます。

タワーマンションは水に弱い

住民の方が撮影した twitter画像

タワーマンションの電気については、住宅の専門家の長嶋修さんが、スタジオで次のように補足。

タワーマンションは特殊な免震装置が入っているため地震にはすごく強い。ただし、水には弱い。

場合によって機械式の駐車場などが入っている場合も、地下に入っていることが多い。

また、マンションの戸数の多さが、被害を拡大するとして

マンションは部屋が高く積み上がっており、500戸、千戸となると、住民は、マンションによっては2千人くらいが住んでいるため、設備がダメになると、被害も大きい。

さらに、機械類の故障については

損傷の程度にもよるが、場合によっては設備を一度解体して作り直すなどということもあり得る。そうなるとかなり時間がかかってしまう。

マンションの設備は地下にある

なぜ、マンションの設備が地下にあるのかというと、元麻布消防署長で市民防災研究所理事の坂口隆夫さんは

マンションの倍、重要な設備は地下に設置されている。というのは、マンションの場合は、地価は部屋として売れないので、地下が設備用のスペースとなるようになっている。水害の場合はもろに影響を受けることになっています。

と災害時のマンションの危うさを説明しました。

停電で断水が起る

断水については、「給水ポンプも電気で汲み上げているので、電気がないと水が出なくなります。

また、その他の電気で動いているものが大半なので、それらも全部使えなくなってしまいます。

マンション浸水の責任は管理会社に?

このようになった責任は誰にあるのかということについては、長嶋さんは

管理会社もここまでの災害は、想定していなかったと思う。管理会社はあくまでも仕事を委託されている側なので、管理会社に100%責任があるわけでもない。

「なぜ、うちのマンションだけ?」

武蔵小杉で被害に遭ったのは、11棟のタワーマンションのうち2棟。

さらに、死亡者が出たのは、やや離れた地域にある、タワーマンションではないマンションです。

このように重篤な被害に遭ったのは一部のマンションだけであるわけですが、住民の方は浸水被害に遭うと、「元々設計がおかしかったのではないか、設計が不行き届きであったのではないか」と思いがちになります。

これについては、ハザードマップとの関連性を後ほど別項で示します。

浸水を止める「止水版」

説明会では、今後同じようなことが起らないように、主に浸水について、抜本的な対策を講じてほしいという要望が住民の方から出されました。

スタジオではこの要望については、まず浸水を止める方法として、「止水版」というものがあると述べられました。

地上部分が冠水した場合に当然、水が流れてくる。入口には止水板というのを設置する必要がある。そういうものをより早く設置する。それから地下の電気室もフロアよりも一段高くなっているが、そこにも止水版を設置することを考える必要がある。

排水溝からの逆流への対策も課題

 

また、今回の武蔵小杉の駅周辺の冠水は、雨水が流れ込んでくるほかに、排水溝からの逆流があったことも念頭に長嶋さんが、疑問を呈しています。

1階から流れる場合は止水板でいいんですけど、 逆に排水溝から逆流してくる場合は役に立たない。このマンションがどうかわからないが(長嶋)

つまり、排水管を伝って、外から逆流してくるものについては、止水版以外の対策が必要になります。

一般的な住宅の場合には、水を入れたビニール袋をトイレの便器内に入れて、逆流を防ぐなどの方法があります。

それのもっと大規模な防水の方法も考えられるべきかもしれません。

 

災害対策は管理会社ではなく住民

さらには、レギュラーコメンテーターの玉川 徹さんは、「マンションの災害対策をするのは、管理会社ではなくて住民」として下のように述べています。

災害に対する対策をするのも本来は住民なのであり、住民の代表として管理組合を作って、そこで理事会として決定して災害の対策にも当たる必要がある。
例えば新しい止水板を作ったりするのも、何かの改善をするということは、住民たち自身で協議したうえで実行する必要がある

 

まとめ

以上、武蔵小杉のタワーマンションの台風被害の様子と、その後の住民説明会、それと専門家のコメントをご紹介しました。

特に、長嶋修さんを始め、専門家の方のご意見は勉強になるものが多く、被災した時点ではなく、マンション購入時にぜひさんこの上お役立てください。

武蔵小杉で被災された方々、マンションと街の一日も早い復興を願っています。

建物や街は必ずまた元のように戻りますので、お住まいの方々、まずはお体を大切にお過ごしください。

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