武蔵小杉のタワーマンションが、台風19号の影響で浸水するなどの被害が出ています。
その上、タワーマンションの一つパークシティ他2棟で、トイレが使用禁止となる被害が起きました。
さらに、大型ショッピングセンターのグランツリーの1階部分でも浸水、その他、武蔵小杉の駅前が広範囲に冠水し、横須賀線の武蔵小杉駅が一時通過扱いとなったのです。
武蔵小杉とタワーマンションの浸水の被害の内容をまとめます。
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武蔵小杉のタワマンに浸水被害
目次
神奈川県川崎市中原区のタワーマンションがある武蔵小杉で、駅前を含む広いエリアが、’19年10月12日の夜、台風による大雨で広範囲に冠水がみられました。
駅前のエリアには、中には深さ1.5メートルまで水が押し寄せた場所もあり、警察や消防が取り残された人をボートで捜索するという場面が見られました。
駅周辺の冠水の影響で、武蔵小杉駅には一時電車が止まらず、通貨扱いとなりました。
さらに、武蔵小杉の大型の商業施設のグランツリーも、1階部分が浸水したとの報道がありました。
武蔵小杉周辺に、これほど大きな浸水被害が伝えられたのは、初めてのことです。
友達が送ってくれたんだけど
武蔵小杉駅周辺が冠水してる…#多摩川氾濫 #台風19号 pic.twitter.com/qlZeyUszda— HIGU (@HIGU44533611) October 12, 2019
武蔵小杉、断水と停電トイレ禁止のタワーマンションはどこか判明
武蔵小杉のタワーマンションの被害
武蔵小杉のタワーマンションの最も大きな被害は浸水の被害でした。
武蔵小杉タワマン地下が浸水
中原区新丸子東のタワーマンションの地下に水が流れ込んだという通報があり、消防が確認に向かいました。
川崎市中原区のJR武蔵小杉駅近くのマンションで、その日の午後6時半ごろに撮影された映像では、電気設備があるマンションの地下2階が浸水。
撮影した37歳の男性によりますと、このマンションの地下1階も同じように浸水しているほか、1階のエレベーター付近にも水が入ってきているということです。
浸水の原因は、内水氾濫というものだと後に判明しています。
浸水を伝える武蔵小杉住民のコメント
撮影した住民の男性は、
「住民総出でバケツリレーをして排水を試みたが、断念せざるを得なかった。住民の安全を考え、それぞれ自室に戻っている。停電は起きていないので、あすには元通りに戻ってほしい」
と話したということです。
マンション側は後に住民説明会を行っています。
マンションの1階に浸水で男性死亡
武蔵小杉に近い、川崎市高津区の高津区の溝口6丁目のマンション、こちらはタワーマンションではありませんが、1階部分が水没する状態となり、マンション住民に死亡者が出ました。
ダイバーが潜って、救出作業などを行い、浸水した部屋から住民とみられる60代男性が、心肺停止の状態で救助されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
このマンションの場所や、ハザードマップについては下の記事にまとめてあります
武蔵小杉のタワーマンションのトイレが使用禁止に
タワーマンションの中には、トイレが使えなくなるというタワーマンションも出ました。
これ、本当だとしたら、厳しいな。。一ヶ月は復旧しないとか・・・
【悲報】武蔵小杉のタワマンでトイレ禁止令、下水があふれるため、住民は簡易トイレの使用を命じられる | まとめまとめ https://t.co/JrUY4EIFzn #武蔵小杉 #タワマン #トイレ禁止令
— rei_nari (@rei_nari) October 13, 2019
武蔵小杉にある三井不動産のパークシティで、マンションの1階に掲示がされましたが、それには「原則、住戸のトイレは水を流さないで下さい(地下であふれる)」とあり、各階に簡易トイレが設置されたそうです。(ヤフーニュースの記事)
また、修理期間はというと
「レジデンシャルの方からお伺いした情報では、1か月は復旧せずとのこと」
とあります。
三井不動産に上記記事の著者が問い合わせをしたところ「現在、状況を確認しているが、念のための措置として」との回答だそうですが、住民の方々は不自由を強いられることになりそうです。
トイレが使えなくなった理由は
タワーマンションの下層に下水処理設備が、浸水などで稼働しなくなったということが原因のようです。
水が引けばまたすぐ使えるというような、単なる浸水被害ではなく、機械の電気系統が水に浸かってしまったなどの影響があるのかもわかりません。
交換するにしても、設備が大掛かりなので、手配を含めてそれなりに日数がかかるとも思われます。
※トイレが使用禁止になった直接の原因は、停電と判明。
詳しくは下の最新記事に
タワーマンションで起こるトイレ他汚水の問題
トイレを使って、排出する排水の量は、1人が一日当たり1.7リットルだということです。
タワーマンションの場合、排水管に水を流すことが被害の拡大につながる恐れがあります。
そのため、浴槽などに折角水をためておいても、排水に使うこともできません。
東日本大震災では、上昇会の住民が流した汚水が下層階で逆流、あふれ出すという被害も多発しました。
マンション名の訂正のツイート
また、上記の記事ではマンション名を伝えていますが、マンションの名前に誤りがあったらしく、「パークシティ武蔵小杉 ミッドスカイタワー」の管理の関係者が、下記のツイートを行いました。
内容は下記の通りです。
これは事実ではありません。ミッドスカイタワーでは、台風19号通過後も各部屋及び共用分とも平常に使用できます。
停電もなく、トイレを含め設備施設は正常に稼働しております。— パークシティ武蔵小杉 ミッドスカイタワー (@pcmmst) October 13, 2019
武蔵小杉には「パークシティ」とつくマンションが、上記を含めて3棟あるようです。
これら浸水のあったタワーマンションの名前は後に判明しています。
停電でエレベーターが稼働不能に
また、どこのマンションかは特定されていませんが、エレベーターが使えなくなったという報道もありました。
一部の高層マンションでは電源設備が一部喪失してエレベーターが稼働不能になり、高層階に住む高齢者との連絡が途絶えるなどの都市生活者ならではの被災問題が出てきております。
--https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20191013-00146686/
エレベーターの復旧に関しても、「1週間以上の補修期間が必要」(施設管理者)だということです。
まとめ
これまでは、タワーマンションの災害被害というと、地震の時のことばかりが取り上げられており、台風や大雨に伴う浸水被害について言及されることは稀でした。
今回の報道で、タワーマンションに対する防災の知識が広まることが望ましいです。
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