100円均一で空き家を販売するサイトができました。その名は「空き家ゲートウェイ」。
100均物件の空き家だけが掲載されています。空き家所有者への朗報になるでしょうか。
また、買い手の注意するべき点はあるでしょうか。
空き家ゲートウェイについてお知らせします。
日本全国の空き家は8軒に1軒に
日本全国の空き家の数がどのくらいあるかご存じですか。
全国の一戸建ての住宅の数6240万戸の住宅、そのうち空き家となっているのが、846万戸。
割合として8軒に1軒が空き家となっていることになります。
負動産となった空き家
そのうちでも、個人レベルで、空き家の所有者が一番困ることは、空き家が売れないということです。
地方の場合はこれが特に深刻な問題となっており、自治体も空き家バンクなどで対応はしています。一部の空き家は、それで売れることもあります。
タレントの松本明子さんの実家は、最終的に空き家バンクを通じて、売却に成功しました。
「家いちば」日本初空き家売買サイト
空き家バンク以外には、中古の空き家を格安で売ろうというサイトもあります。
その筆頭が、「家いちば」です。
掲示板形式で、売りたい人が物件を掲載、それをみた買いたい人が交渉。
そのあとで、サイトを管理する不動産会社が、売買の契約や手続きなどを行うというものです。
「リライト」100円の家を売る不動産
100円で家を売るという不動産店では、これまで横浜のリライトというところも知られています。
リライトの社長は、利益にはならないが、ほとんどボランティアであるというように、売買を始めたきっかけを語っています。
リライトの物件は、アットホームなどで他の家土地売買と同様に掲載、そちらから探せます。
「空き家ゲートウェイ」について
そして、今回現れたのが、この100均物件を扱う、「空き家ゲートウェイ」です。
100円で空き家を売るまでの手順
100円均一の空き家物件だけを扱うというもので、その流れは
・掲載を希望する物件オーナーがサイトにて査定依頼
・100均物件と確定されればサイトにて紹介
・活用希望者が応募
・希望者の中から物件オーナーが購入者を決定する
サイトで100円物件に適するか査定
その最初、「掲載を希望する物件オーナーがサイトにて査定依頼」について説明します。
「HPからは、物件の査定がオンラインで行われ、「100円かどうか、査定する」ボタンを押します。
これはどういう判定になっているかというと、おそらく、地価からの判断だと思います。
つまり、空き家そのものは、築40年以上は経っているため、価格は0円です。
その上で、土地の評価額がいくらになるのか、売買の流通性があるところなのかどうか、ということになりそうです。
「資産価値のある空き家」ということになれば、「100均では売れない」という結果になるそうです。
空き家1つに200件の希望者が
なので、掲載されている空き家は、まったく資産価値のない、つまりほぼ無料の空き家です。
ですが、ネットの宣伝力というのはすごいもので、ここに掲載してもらいたい、すなわち100円で売りたいという人が、現在は150件ほど問い合わせがあるそうです。
そして、買いたいという人は、一つの空き家につき、150~200件の希望があるということなので、それだったら、成約する可能性は大きいですね。
FAQを見てみると、「仲介業務は原則行っておりません」とのことなので、それでは会社側は、何で利益を得るのかというと、100円では売れない空き家物件をサブリースの賃貸物件として活用するという方が本業のようです。
100円より高く売りたい場合は
空き家をお持ちの方、特にどうやっても売れない地域の空き家ほど、掲載の可能性が高そうです。「100円でも売りたい」という方は、「空き家ゲートウェイ」を一度お試しください。
「100円では安すぎる。もう少し何とかならないか」という場合は、仲介と買取の依頼ができる、価格を固定しないでで売るための査定があります。
まず、そちらで価格査定をお試しになるといいと思います。100円で売り出すのはそれからでも遅くありません。
一括査定は少しでも空き家が高く売れるように、6社の比較ができます。
査定そのものは無料ですので、納得のできる価格を提示するところに、改めて売却を依頼してください。
空き家の一括査定は下から。条件に合った会社が見つかりますよ。
空き家売却サイトのおすすめ
全国の空き家に対応しているサイトは、こちらの”不動産査定のズバット”がおすすめです。
不動産高額売却のサイトでNo.1を記録しています。
もちろん、査定は無料です。不動産店めぐりをする前に、スマホやタブレットからご利用ください。
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