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コロナで納品遅れ!新築やリフォームの入転居時の対策と注意点

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コロナウイルスの影響で不況が懸念させる中、中国からの水回りなどの住宅備品が届かないため、納品や工期が大幅に遅れています。

特に、新築の引き渡しが遅れる際は、施主はどうしたらいいのか、朝日新聞他の報道からお知らせします。

このあと新築や転居、あるいはリフォームを考える方にも目を通していただきたい内容です。

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コロナウイルスで入居や転居ができない事態に

3月4月はちょうど引っ越しの時期、子どもの入学や進学に合わせて転居や新築を考えている方も少なくないと思います。

不動産業界も、建築業界も繁忙期のはずが、新型コロナウイルスの影響でトイレやキッチンなどに使う建材、設備の納品が遅れており、計画通りに家を建てられないというトラブルが起きる事態となっています。

中国からの住宅備品の輸入の遅れ

コロナ不況の影響で、現在既に起こっていることとして、まずは、中国からの住宅の部品の輸入が遅れていることが、大きな問題としてあがっています。

テレビ朝日ニュースのインタビューに出演されたリフォーム専門店によると、中国製のキッチンやトイレなどが届かず、いつ揃うかも未定だということです。

コロナ不況に関するプレスリリース

総合不動産サービスを提供するコリアーズ・インターナショナル・ジャパンは、コロナ不況に関するプレスリリースにおいて、

中国からの需要低下により、商品市場価格指標は10%以上低下したと、価格の下落に続いて

予定されていた納期が3〜5四半期程度遅れる可能性も高まる

その予想を発表。

また、水回りの備品を生産する住宅機器TOTOも、公式HPにおいて、「弊社商品の一部の生産に遅れなどの影響が出てくる可能性がある」として、「通常より納品までにお時間をいただく状況となっております」と告知しています。

 

国土交通省が都道府県に通知

これらについて、計画通りの転居や新築ができない場合について、国土交通省は都道府県に通知を出しました。

新築や転居の物件について、「施主の意向に沿った計画変更であること」を前提に、建築基準法に基づく工事完了後の検査について、軽微な変更なら速やかに実施することを求めるようにということです。

代替品で予定通り入居可能に

具体的には、子どもの新学期に合わせて、4月までの転居を予定していた場合、キッチンやトイレなどの水回りの設備の取り付けが間に泡わない時には、施主の移行によって代替品として、卓上コンロを使うことにして検査を受けるようにするなどの”工夫”が可能だということです。

初めて聞く方法のようで心配ですが、実際にも2014年の自然災害の時にも、実施された通知であるということで、国の指示でもあり、これでトラブルを回避できそうです。

施主と業者両方にメリット

希望者にとっては、水回りが部品が欠けていて未完成であっても、代替品で都合がつくならば、希望の時期に引き渡しと転居が可能になります。

また、建設を請け負う業者の方は、工期が遅れると、遅延損害金を請求される恐れもあります。

代替品などで施主との間に話がつけば、代金支払いの入金が遅れることがなく、予定通りに代金を受け取ることができます。

 

引き渡しの遅れについて注意点

朝日新聞によると、さくら事務所 田村啓氏の助言を交えると、その際、施主がするべきことは次のようにするのが大切だそうです。

・施工会社にどのくらい遅れるかを確かめた上で、引き渡しを延期するかどうかを考える

・早期の入居を目指すなら、代替品への変更を検討する

・工期の遅れが、コロナウイルスの影響かどうか確認をする

・上記を含めたやりとりの内容を覚書などの書面にして渡してもらう

・後付けの設備は完了後に点検が必要

 

コロナウイルスとは無関係な遅れも

この中で一番困るのは、コロナウイルスとは無関係な建築の遅れであっても、コロナウイルスのせいにして、業者が遅れを許容させてしまうことがあるということです。

キッチンなど後付けのトラブル

さらに、後付けで設備を取り付けるとなると、順番通りに施工するより、トラブルの確立が高くなるということです。

取り付ける器具によっても違ってきますので、その点もあらかじめよく説明を受けた方がよさそうです。

想定できる後付けトラブルの内容

・キッチンシンク下の漏水
・換気扇の風量や吸い込み
・食洗機の漏水

また、キッチン以外でも、洗面所、浴室、トイレ、給湯器、床下点検口、いずれもキャビネットや床上などに漏水がないかどうかを確認することが必要だそうです。

業者によっては放置される懸念も

中に悪質な業者がいた場合、キッチンや洗面台無しのままで工事を終わりにしてしまって音沙汰なしということになってしまったら大変です。

なので、「業者に1週間に一度は状況を連絡してもらえるように」(桜事務所 田村啓氏)という通り確認を怠りなくするため、この点も事前に話し合っておくことが必要です。

場合によっては、無理に予定通りの引き渡しにせずに、転居を遅らせた方がよい場合もあるかもしれませんし、その方が安心ですが、ただ、現時点では、住宅備品が一体いつまでに通常通り手配がつくようになるのかということは判明していません。

難しいところだと思いますが、きちんと説明を受けた上で、希望する場合は、上記のようなバックアップもしっかりと行った上で、早めの引き渡しを行うということが望ましいです。

転居後のリフォームも部品不足

さらには、中古住宅などを購入した場合に建物をリノベーションしたり、水回りをリフォームするという購入者も大変多いですが、こちらについても、部品が不足しており、工期が遅れる可能性が多いです。

上の業者さんでは、現在水回りのリフォームは、部品が入らないため、そもそも受け終えない状態になっているということです。

リフォームが希望の場合も、購入や賃貸契約の前に、この点を確認の上、予定を組まれることをお勧めします。

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