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武蔵小杉浸水タワーマンションの原因究明で新事実 地下4階に雨水タンク

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武蔵小杉で昨年10月の台風被害で、浸水被害に遭ったマンション、ステーションフォレストタワーの詳細ルポを、日経新聞が伝えました。

フォレストタワーは浸水が原因で停電や断水が起こり、住民の方が不自由な生活を余儀なくされましたが、そもそもタワーマンションが浸水した原因は何だったのか、浸水の原因の新事実をお伝えします。

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武蔵小杉でタワーマンションが浸水被害

10月の台風19号による大雨で、武蔵小杉でタワーマンション2棟が浸水被害に遭ったことは記憶に新しいです。

浸水だけなら取り立てて何ということもありませんが、衝撃的だったのは、浸水の後の電気系統への影響です。

タワーマンションという高層階での浸水が、停電や断水を招くという新しいタワーマンションの脆弱さが広く知れ渡るところとなりました。

パークシティ武蔵小杉が原因究明へ

その浸水被害に遭った、2棟の内の一つ、パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーでは、住民らは、被災の原因調査と再発防止に取り組むタスクフォースを結成、タワマンの停電に至る原因を究明しようと動き出したのです。

その内容は驚くべきものでした。

雨水貯水槽も設置されていたフォレストタワー

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日経新聞の伝えるところによると、武蔵小杉ステーションフォレストタワーは地下4階まであるとのことです。

地下4階には、雨が降った際に雨水をためる貯水槽の設備があったそうです。

そして、電気設備のあったのは、その上の地下3階でした。

貯水槽は、雨水が入り込んでも、地下の一番深いところに流れ込むようにして、上階には影響が及ばないようになっていたようなのです。

地下4階の水があふれて停電に

しかし、昨年10月13日の台風の大雨は、川の氾濫こそなかったものの、武蔵小杉駅の周辺も冠水するという大雨でした。

その日のうちに、地下4階の貯水槽にたまった水は、約9000トンになり、地下3階にあふれ出て、それが同階の電気室の電気設備に浸水したということが今回初めて明らかにされました。

管理会社三井不動産が排水作業

フォレストタワーの管理をする三井不動産も、手をこまねいていたわけではなく、すぐに排水作業を依頼、請け負ったのは、建物を施工した竹中工務店などだそうで、そのため、被災から5日目には電気が復旧したのです。

いずれも大手ですので、最大限、早期の復旧を遂げたように思われます。

 

フォレストタワーの災害対策とその設備

ここまでを読むと、パークシティ武蔵小杉の建物の設備が脆弱だったとはとてもいえません。

普通のマンションであったら、住居にも浸水があったかもしれませんが、個人の財産である部屋への浸水が起こらなかったのは、やはり地下4階までの部屋と、そこに貯水槽を含む設備が用意されていたためでしょう。

武蔵小杉でも、高津区にあるマンションでは、1階に浸水、住民男性が亡くなっていることも思い出されます。

タワーマンションはやはり、普通のマンションに比べると、基本的な災害対策とそのための設備もあらかじめよく考えられているのは間違いありません。

このような設備のあるタワーマンションは、ステーションフォレストタワーだけに限ったことではなく、武蔵小杉にある他のタワマンも、多く雨水用の大型貯水槽を地下に埋設しているそうです。

これらの点は、これからもマンションを購入する際には確認すべき点になるかもしれません。

フォレストタワーの今後の対策

それでは、今後、このような浸水を防ぐためにはどうしたらいいのか。

それが今回のフォレストタワーのプロジェクトの目的です。

タスクフォースの調査によると、

「浸水の過程。側溝などから雨水を集める雨水流入升がマンション敷地内にあるが、バルブがないため地下貯水槽への水の流入を止めるすべがなかった」

とあります。

つまり、地下貯水槽にどのくらい水がたまったのか、バルブがあれば、バルブを閉めることで、浸水しようとする水を止めることができたということがわかったのですね。

ただし、貯水槽にたまった水を地表近くまでくみ上げて下水管に排水するポンプというものがあって、それは早くから稼働していたそうです。

当日の状況についてフォレストタワーの理事長は、

「被災当日の雨量ならば貯水槽の能力で十分対応できた。多摩川の濁流が流れ込んだため、地下4階の貯水槽にためきれなくなった」

と説明しています。

この多摩川の濁流というのが、通常の氾濫ではなく、今回の台風被害で広く知らされた、都市型水害の内水氾濫というものでした。

水害保険にも加入していたフォレストタワー

フォレストタワーでは水害による被害をカバーする保険にも加入していたそうで、現在、保険で復旧や修理にかかった費用がどこまで補償されるかの調査中だそうです。

また、今後の対策としては、地下だけではなく屋上にある電気設備にも、非常時に使える配線の系統を増やす計画となっているそうです。

先に書いた、上記の雨水の量をコントロールするためのバルブは、管理組合の負担で設置するという予定になっているということです。

そして、以前から言われていた、1階の出入り口付近の開口部には止水板も設置されるということです。

これらの費用は、上記の保険が下りれば、そちらでカバーできるかもしれません。

いずれにしても、武蔵小杉のタワーマンション、ステーションフォレストタワーは、今後の災害に備えて、万全の対策を取る模様です。

フォレストタワーが調査をした上記の点は、武蔵小杉のみならず、他のタワーマンションの今後にも大きくかかわってくると思われます。

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