プラウドタワー武蔵小金井クロス、野村不動産の建設したタワーマンションで欠陥が発見されたというニュースです。
野村不動産が施工不良の内容について、4月2日に説明書を提出していたこともわかりました。
プラウドタワー武蔵小金井クロスの欠陥についてまとめます。
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野村不動産のタワーマンションで欠陥
目次
野村不動産の建設したタワーマンション「プラウドタワー武蔵小金井クロス」で欠陥が発見されたという衝撃的なニュースが入りました。
フライデーが4月に掲載したものが、オンラインニュースで配信されたことで、大きく取り上げられたものです。
野村不動産がマンション住民に説明書
発覚した欠陥に対し、野村不動産が住民に説明書を送ったとのことです。
突然、このような事実を知らされた住民の方は、驚いたに違いありません。
「プラウドタワー武蔵小金井クロス」の欠陥3つ
それによると欠陥の内容は、
- 防音設備
- 耐火設備
- 耐水設備
ということで、これを見る限り、すぐに大きな事故が起こるということではないように思われますが、ひとつならず3つというところが、”欠陥”の大きさを想定させるものとなっています。
上気について詳しく言うと
防音設備―遮音性のゴムの不備
上下階の間にある二重床の支持脚(階を持ち上げるための脚)に遮音性のゴムが使われていない箇所があり、上階の足音が伝わるなど、防音性に問題が出ている。
今回の問題が発覚したのは、上階の足音がうるさいということで、管理組合の一人が民間検査会社の『日本建築検査研究所』に調査を依頼したのがきっかけだということです。
耐火設備―タッカーが基準外
メーターボックス内に使う石膏ボードを貼り付ける際に打つタッカー(留め金)の間隔が、国土交通大臣が定める基準を満たしておらず、ボードの固定が甘いと、発火した際に延焼が起きやすくなる。
タッカーの施工不良は全戸に見られたということです。
耐水設備の不備
トイレ内の手洗い付近の壁には耐水石膏ボードではなく、普通の石膏ボードが使用されたことで、湿気に弱くなり、腐食の原因になると考えられる・
以上は、調査を担当した建築検査士 岩山健一氏が取材に答えた内容です。
プラウドタワー武蔵小金井クロスとは
プラウドタワー武蔵小金井クロスは、中央線の武蔵小金井駅直結のマンションで、ウエストとイーストの2棟があります。
竣工は2020年5月。昨年10月に6期が販売されていますが、上記の施工不良が発覚した後も販売は継続されているとのことで、販売を中止して、マンション全体の検査を行うべきだと上記の検査士が語っており、事態の深刻さをうかがわせます。
プラウドタワー武蔵小金井クロスの概要
所在地 :
東京都小金井市本町六丁目1827番1他(地番)
交通情報 :
JR中央線 「武蔵小金井」駅 徒歩3分
敷地面積 :
14,180.04m2
売主 :
野村不動産株式会社
施工 :
清水建設株式会社
構造・規模 :
RC造(一部鉄骨造) 地上26階 地下2階建て (ウエスト26階建・イースト24階建)
販売時期 :
2019年1月下旬 (予定)
入居時期 :
2020年6月中旬 (予定)
総戸数 :
716戸 (うち非分譲住戸103戸)
間取り :
1R ~4LDK
管理形態 :
区分所有者全員で管理組合結成後、野村不動産パートナーズ株式会社に委託予定
2018.10.9時点の情報―プラウドタワー武蔵小金井クロス より
マンション住民の今後・補償について
マンションを既に購入した住民に対して説明会が行われたということですが、補償に関しては「うやむやなまま」、他に、「両社は『設計図通りに変更する』と言い、補償はこれから協議をしていく予定」と参加した住民が語っています。
欠陥が起きた原因など、詳しいことはまだわかっていない状態です。
続報があり次第お伝えします。
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