武蔵小杉のタワーマンションの浸水に関連して、ビジネスジャーナルに住宅ジャーナリストの榊淳司さんが「世間的にタワーマンションの評価が下がった」ということを書いています。
値下がりを期待する気持ちはわかりますが、実際に武蔵小杉のマンション価格に値下がりはあったのでしょうか。できるだけ調べてみました。
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武蔵小杉の浸水被害後のタワマンの評価
昨年10月の台風被害で、武蔵小杉に大規模な冠水が発生、中原区のタワーマンションに11棟の内、2党が浸水するという被害が起きたのは記憶に新しいです。
武蔵小杉のタワマンの浸水について、当初から専門家としてコメントしている、住宅ジャーナリストの榊淳司さんが、武蔵小杉の浸水に関する世間一般的な評価についてを述べました。
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武蔵小杉の浸水被害への反応
榊さんによると、この事件が注目を集めたのには、タワーマンションの災害そのものに対するものではなくて、もっと心理的なものだと述べられています。
榊さんによると、”タワマン居住者に対する「ザマア」ということだそうです。
普通の言葉には置き換えにくいのですが、逆に言うと、その根底には、タワーマンションに住んでいる人への羨望や嫉妬などがあるということになります。
武蔵小杉のタワーマンションの歴史
そして、榊さんのいう「ザマア」がどこに根差すかというと、武蔵小杉にタワーマンションが建った12年前の頃に、そのような羨望を強くしたのは、川崎市の地元民であったようです。
その頃の武蔵小杉タワマンの住民は、
「大学入学か就職の時点で東京へ移住してきた人々で、その後、世帯年収が1500万円前後に達したファミリー」(榊)
このような人たちは東京になら、たくさんいますし、それ以上に年収の高い家庭もあります。
しかし、元々川崎市は工場街、そこへ、立派なマンションが建ってよその土地から、そのような人たちが越してきたために格差が浮き彫りになった、ということらしい。
おそらく、今の武蔵小杉のタワーマンションの水害の被害に対する感情は、そのような当初からの格差に根差すものだというのが、榊さんの分析です。
タワーマンションの住民はパワーカップル
ですが、私が個人的に思うのは、タワーマンションの住民には、もちろん裕福な人もおられますが、主流はパワーカップルです。
今でしたら、低金利ですので、頭金ゼロ円でもローンを組んで家が買える時代、そして、パワーカップルは、男女均等の世代に生れた人たちです。
榊さんが言う12年前というのは、専業主婦が多数いた頃の時代で、夫一人だけの世帯年収でマンションを買うという場合は、比較的裕福な人たちが住んでいたかもしれませんが、現在はそれとはやや事情が違います。
パワーカップルの世帯年収は、男性が一人で働いていたときの年収の倍の年収があると考えていいと思います。
単純に言って家を2軒買えるところが、2人分の収入を合わせて立地の良いマンションを買うという計算ですので、特に妬みの対象にするまではなさそうな気がします。
タワーマンションの「災害リスク」への疑問
もう一つ榊さんのいうポイントは、タワマンが「造形的に醜悪だ」という点ですが、これについては、嫌な人は買わなければいいので、どうというまでのことではないでしょう。
そしてもう一つ、台風19号の今回の水害の報道が
タワマンという住形態の脆弱性や災害リスクを強烈に提示してしまった
という点ですが、高津区のマンションでは亡くなった人が出ています。
川崎市の浸水した住家の総数は1891戸、マンションの浸水の被害については、あったとしてもおそらく伝えられていないものが多いと思われます。
また、浸水は、地形や川の位置とも関連することで、すべてのタワーマンションに浸水被害の可能性が高いわけではありません。
そして、戸建てには戸建ての、マンションにはそれぞれの欠点も利点もあり、災害時においても、それは同じだと思われます。
むしろ「タワーマンションは災害時にも絶対的に大丈夫」との思い込みがある方が誤りというべきでしょう。
実際にその建物に住もうとしない人ほど、リスクについては考えもしないのも当然のことで、逆に今回の報道に「驚きの声」が上がることになったのではないでしょうか。
タワーマンションの価格はどうなった?
武蔵小杉の気になるタワーマンションの価格はというと、実際に武蔵小杉のタワマンを希望して常時価格をチェックしている人はわかることですが、大きく下がっているというわけではなさそうです。
今回の被害を免れた、シティタワー武蔵小杉の掲示板には、下のような記載がありました。
前もって言うと、これは台風被害が10月に起こるよりも、半年前のものです。
こちらの中古を見ると、最近42階2LDKが6,380万円から200万も値下げして6,180万円になっているのでビックリしました。魅力を感じますが、周辺の中古マンションを見ても同じような価格、築年数なので将来性を含め悩んでおります。--2019/04/16 00:34:01
浸水被害マンションの価格の推移
武蔵小杉で浸水被害を受けた2棟それぞれの、実際のマンション価格の推移はというと、
浸水被害を受けたと報道された、マンションの一つ、パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーの台風被害があった10月を含む価格の推移は下の通りです。
直後には落ちましたが、今は戻っている感があります。
もう一つのシティハウス武蔵小杉の方も、ほぼ同じ。
被害を受けた直後の価格が落ちたことは間違いないですが、やはり、マンション価格が下がっているとは言えないようです。
武蔵小杉の被害への世間的な反応は大きかったですが、災害被害があったからと言って、不動産価値や人気が直ちに落ちるわけではなさそうです。
実際の売買となると、買い手に値下がりのメリットはそれほど期待できないということですが、逆に不動産を保有している人にとっては、とりあえず安心できるところです。
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