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オヨのホテル・不動産賃貸事業が低迷 レオパレスと提携は?

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オヨ、OYOホテルズアンドホームズ、レオパレスを買収するとみられていたインド発のホテル事業と賃貸経営の会社が、不振であるとのニュースです。

ソフトバンクが出資、当初はレオパレスを買収するとの観測でしたが、”軌道修正”を余儀なくされているとのことで、最初の目論見が外れたようです。

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オヨに”想定外のトラブル”

SBG傘下の投資ファンドが出資したことで話題になった、インドの新興ホテル運営会社「OYO(オヨ)ホテルズアンドホームズ」に想定外のトラブルが発生したと伝わっています。

オヨはAI(人工知能)を活用したスマホでの部屋の供給で、急速に成長、ソフトバンク系の出資によって、昨年4月日本に参入、中小ホテルと提携してネット上で集客し、売り上げを分け合うのが事業モデルを展開し始めていたところです。

オヨのビジネスモデルの説明は下記事に

サブリース保証で提携ホテルを増やす

オヨの特色は、サブリース契約のホテル版とも言うべきもので、毎月最低限の収入を約束する「最低売り上げ保証」を設けるというもの。

これで、提携するホテルを半年間で100以上に増やしてきました。

3月に向けて、加入ホテルを増やそうとしていたところで問題が発生したようです。

ホテルとサブリース契約の内容

オヨとホテルのサブリース契約においては、ホテル側は売り上げ保証のおかげで、決まった収入をもらえることになります。

客の予約がなく、部屋の稼働率が悪くても収入が約束されているわけですが、オヨによると、「一部のホテルが勝手に休んだり、飛び込み客をオヨ側に教えなかったりするなどしてトラブルになった」というのです。

微細な内容に思えますが、オヨ日本法人の山本竜馬・統括責任者は、「最低保証をしない方が健全だというのがいま出ている方向性だ」として、提携方法を見直していく考えを明らかにしました。

ただし最低保証がない場合には、加盟するホテルの数が今後どうなるのか。オヨは自分でホテル経営をする会社ではないため、契約するホテルがなければ収益は上がりません。

オヨの不動産賃貸事業

オヨが日本で行うのは、ホテル事業だけではなく、不動産賃貸があります。

ソフトバンクの傘下、IT大手ヤフー(現Zホールディングス)との合弁で昨年3月に始めた不動産賃貸事業ですが、こちらもほぼ同じ、マンションなどを安く借り上げ、高めに転貸ということになっています。

家具・家電付き、WiFi完備の部屋を、1か月の短期であっても利用が可能、スマホ一つで物件探しから契約まで、最短30分で完結し、部屋を借りられるというものです。

敷金・礼金も不要ということで、聞くだけでも便利ですが、こちらも昨年11月にヤフーとの合弁関係は解消。

オヨ側は「中長期的な戦略や目標を考慮した」というのですが、こちらも成約数の低さが原因の一つであると推測できます。

契約する新規物件は1万件弱、そのまま部屋数を増やすのかと思われましたが、新規物件の借り上げは中断、これまでの部屋も解約するなどして、整理や縮小をはかる様子です。

入居募集をしていた大阪、名古屋の物件も募集を停止したといいます。

オヨの山本氏は「リピーターも長期滞在者も増えて順調だが、今はサービスの質を高めて収益を求める段階」と説明しているということですが、今のところは拡大とは程遠い様相となっています。

オヨの海外事業で数千人の人員削減

その前にも、オヨの海外での事業について、人員の大幅な削減が行われるということが報道されたばかりです。

1月12日には、インド・中国のOYOが人員を1800人削減し、さらに、インドで1200人を削減する予定と伝えられました。

オヨ側は「同社は事業再編の過程でインドと中国の過剰な人員を整理しており、これが数千人の解雇につながっている」と説明しているとのことですが、大きな数字です。

オヨとホテルオーナーとの訴訟も

オヨには、他にも中国のホテルオーナーらとの訴訟も行われており、これらのいずれもが、ソフトバンクのイメージにも影響をしてくると思われ、行く末が危ぶまれます。

レオパレスの提携はどうなる?

それ以上に、レオパレスとの資本提携や買収についてもこのまま立ち消えになるかもしれません。

一方、村上ファンド系のレノが経営陣の辞任を求めていた問題は、収束していますので、いきなり経営陣が変更されるということはなくなりました。

いずれにしてもレオパレスに関しては、4月までの間に入居率が改善できるか、ここ数か月の逆ザヤを突破できるかどうかに注目が集まります。

祈る思いで見守っているオーナーさんも多数おられることでしょう。

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-レオパレス