晴海フラッグをはじめとする東京のマンションは年収がいくらだったらねらい目なのでしょうか。
晴海フラッグの最多価格と必要な頭金、ローンの金額について調べました。
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都内にマンションを買いたい
東京都内に住んでいる息子が昨年結婚しました。
現在は、賃貸に住んでいてそれなりに不自由はありませんが、やはり、今後の住まいのことで、マンションを買うことを視野に入れている様子です。
いちばん気になるのはやはり価格のことで、コロナ禍の中での価格変動についてはどうかと相談を受けました。
コロナでも地価もマンションも値上がり
コロナ禍でマンションの売り上げが落ち込んだのは一時的なことで、緊急事態宣言解除後は不動産市場はそれまでの反動もあって活性化、まだまだコロナの不安な中にあっても盛況なのです。
喜ばしいことではありますが、「地価もマンション価格も上がっているよ」と息子に告げると、いささかがっかりした様子でした。
もっとも、結婚は昨年、コロナ禍で式は一年遅れとなったので、お嫁さんの親御さんは「まだ早い」といって、なんなら頭金を貯金するようにとの助言を与えたようです。
晴海フラッグの最多価格は6400万円
相談を受けた時に晴海フラッグの話が出ました。
というのは、息子は東京都内のもっともにぎやかと言っていいエリアに通勤しています。
晴海フラッグの価格はというと、予定販売価格は4900万円からですが、部屋数が1~2LDKに限られます。
結婚してこれから2人暮らしの息子には、最多価格である6400万円前後を考える必要があるでしょう。
オリンピック後に話題になった晴海フラッグに関心が向くのは当然ですが、車を持たず毎日が電車通勤の息子には、価格の他にも駅まで20分というのがネックとなりそうです。
年収いくらなら晴海フラッグが買えるのか
年収がいくらなら晴海フラッグが買えるのかということについて、不動産ライターの逆瀬川勇造氏が書いていました。
息子のようにパワーカップルと言われる人たちならまず買えると思われますが、実際はどうなのでしょうか。
晴海フラッグが買えるラインは年収1300万円以上
逆瀬川氏によると晴海フラッグが買えるラインは、年収が1300万円以上であるということです。
息子のようなパワーカップルの場合は、ざっくり言って1人が650万円の年収があればいいということになりますが、なぜ、その数字になってしまうでしょうか。
年収が700万円台でも購入可能だが
もっというと「買えるか買えないか」という単なる数字だけの問題でいえば、どちらか一人の年収700~800万円台でもでも買える計算にはなるそうです。
ただし、マンションには購入後にも修繕積立金や管理費の支払いがあります。
ぎりぎりというところで勧めるのも決して現実的ではありませんので、逆瀬川さんの計算だとおおむね1300万円がラインだということなのでした。
上記の記事の結論は以下の通りです
借入額6080万円・期間35年・金利1.0%でローンを組んだ場合の年間返済額は、205万円です。年収の15%で考えると、少なくとも1366万円以上の年収が必要な計算になります。―「アーバンライフメトロ」https://urbanlife.tokyo/post/70025/
マンション購入時にかかる費用の内訳
息子の場合、まだ20歳台なので、今すぐ1300万円はクリアできないと思います。
マンションを購入した最初に必要な頭金を含む費用についても考えてみましょう。
頭金の他の諸費用を忘れずに
頭金は多く支払えれば、その後のローンの支払額が抑えられるので、理想を言うとできるだけ貯蓄を進めてからの方がいいわけです。
ただしここではシュミレーションですので、「とりあえず買える」というラインでの内訳は、6400万円の物件に対し頭金が最低で650万円だそうです。
そこに、物件価格の5%程度の諸費用がおおむね320万円。
頭金の半分に及びますが、これを必ず頭に入れておく必要があります。
住宅購入には「諸費用」以外の出費も
その他にも、私たちも中古住宅を買ってみて、その後の税金を含めて「諸費用」以外の出費は予想外に多かったといえます。
純粋な住宅費用だけではなく、住まいが変わったために必要となる設備や家具、引っ越し費用なども、「諸費用」には含まれませんが必ず同時に支払いが生じます。
さらには、引っ越し後についても細々した出費が続くことがあります。
生活が変わると思わぬものが必要になる場合があるのです。
余裕があればいいのですが、住宅購入で資金を使い果たしたとなると続く出費は大きなストレスとなるでしょう。
なので、逆瀬川氏の「1300万円がライン」だというのも十分うなずけます。
同時にできるだけ頭金を貯蓄してローンの金額を抑え、心の余裕をもって暮らしを楽しめるということも大切な条件となりそうです。
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