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スルガ銀 米山社長・白井専務も辞任へ シェアハウス不正融資問題 岡野会長辞任に続き

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スマートデイズ社運営のシェアハウス投資問題、投資者オーナーへ書類改ざんなど不正な融資を行っていたスルガ銀行の内部調査の一部が公表されています。

昨日辞任をすると公表された岡野光喜会長兼CEOを含め、3人いる全ての代表取締役が辞任する方向です。

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全ての代表取締役3名が辞任

辞任するとされているのは、創業家出身の岡野光喜会長(73)のほか米山明広社長(52)と白井稔彦専務(64)で、9月中にも辞める方向だということです。

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待たれる第三委の調査結果

第三者委員会は週内にも一連の不祥事の調査報告書を公表する方針です。

企業統治(ガバナンス)の欠如を厳しく指摘する内容になる。社内の多くの取締役らが責任を認定されるとみられ、辞任の対象はさらに広がる可能性もあるとされています。

今回辞任の2名について

米山氏と白井氏はともにスルガ銀の生え抜き社員。

米山氏は1989年に入行し、ユニークな商品づくりの要であるシステムを長く担当。
16年にシステム部長からスルガ銀社長に抜てきされました。

一方、白井氏は76年入行。長年、銀行の中枢である経営企画を担当してきたとされています。

米山社長と白井専務の最初の会見

5月15日にスルガ銀行は最初の会見を行いましたが、その時の米山氏と白井氏の一問一答は次の通りです。

 ――相当数の行員が不正を認識した可能性があるというが、役員の加担はあったのか

米山明広社長「(社内調査に)色々な回答があった。第三者の方に真実を明らかにしてもらいたい」

――行員が不動産販売会社に不正を指示したという話もある

米山氏「第三者委に確認してもらわないとわからない。(社内調査結果では)指示したという内容はないと思う」

――不正認識の時期は

白井稔彦専務「十分把握できていない。どのタイミングかは第三者委できちんと調べて公表したい」

――不正の背景の増収増益重視の態勢はなぜ生じたのか

米山氏「何年か増収増益が続き、今期も増収増益にしなければならないプレッシャーに変わった。営業部門に力が入り過ぎ、審査より営業が強い態勢が出来上がってしまった」

――中古1棟マンション投資の融資でも不正があったのでは

白井氏「一部を調査している。ここも第三者委でみてもらいたい」

――いつからシェアハウス融資は始まったのか

白井氏「2013年からで、15、16年に非常に増えた。(投資スキームを)スルガ銀が提案したものでは一切ない」

この会見では、社長も専務も不祥事についての把握は全くない印象でした。

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しかし、一方で、亡くなった岡野喜之助副社長は、不正な融資の内容について知っており、3年前に融資を中止させたという事実が報道されています。

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3名の辞任の時期は

スルガ銀は実効性のある再発防止策づくりや、シェアハウス運営会社の破綻でローンの返済に窮している債務者への対応など課題が山積の状態です。

経営責任の所在に区切りをつけ、審査書類の改ざんなどで揺らいだ経営の見直しに向け動き出したとも言えます。

3者の具体的な辞任の時期はこうした課題への対応をにらみながら、第三者委の報告書も踏まえて最終的に決められることとなります。

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