スルガ銀行

スルガ銀行の利用者が自分の預金に対してするべきことと注意点 1千万円までは保証

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楽天証券経済研究所客員研究員で評論家の山崎 元氏がスルガ銀行のこれからについて10月10日付でダイヤモンドオンラインにコラムを書いておられました。

その中にスルガ銀行の利用者に対しての諸注意を述べているところがあるので、このブログにおいてもお知らせしようと思います。

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スルガ銀行は本当に大丈夫か

山崎さんはこれまで、「行き過ぎた融資があったとしても、高収益だったスルガ銀行の経営基盤には問題がないのだろうと漠然と思っていた」そうなのですが、ここへきて「スルガ銀行は銀行として本当にだいじょうぶなのだろうか」との疑念を感じるようになったようです。

「スルガ銀行が安全だとは言えない」

数字の細かい記載は省きますが、自己資本の比率などから考えて、「『現段階で既にスルガ銀行が安全だとは言えない』という印象を持つ」ということで、かなり迂遠な表現ですが、危機感がぬぐえなくなってきたということのようです。

一般に、銀行というのは、他の企業とは違って「つぶれる」ということはないと言われています。

シェアハウスの被害者たちは、つぶれてしまって督促がなくなたとしたら万々歳かもしれませんが、銀行ですから、他にも融資を受けて、きちんと返済をしている人も、預貯金を預けたり引き出したりして、ごく普通に利用をしている人もいます。

そこで、銀行がつぶれたとなったら、シェアハウス被害者以外の人まで危うい状況が置きてしまいます。

なので、銀行に関しては 「つぶれる」という措置は回避されるようになっているようですが、どうしても存続できないということはあって、その際は合併吸収といった方策がとられることになるのでしょう。

提携先は決まっていない

話を戻すと、山崎氏が言うに、「預金の大量引き出しはいつ発生してもおかしくない」。大口の預金を行っている人が、次々に預金を下ろしたとしたら、銀行は回らなくなってしまいます。

それから、シェアハウス不正融資以降、一部の不動産融資が行われにくくなっており、そのことが逆にスルガ銀行の債権価値を下げてしまいます。要するに返済のめどの立たないような融資では、債権としての中身が問われることになってしまいます。

提携をした上で資本増強となりそうですが、いつそうなるのかは今のところはっきりしていません。横浜銀行がリストに上がっているとは言われていますが、いまだ決定の報道はないようです。

スルガ銀行の預金についての注意

そのような不安な状況で、スルガ銀行の利用者について、山崎さんの言うことは次のようなことです。

1000万円までは保護

銀行に関しては「1人、1行、1000万円までの預金の元本と利息は預金保険で保護されている」ということで、1千万円以下の預金に関しては、なくなってしまうということはないということです。

預金の確認はするべき

しかし、スルガ銀行を利用している方は、預金がいくらあるのか、ということは丁寧に確認をしておくべきだと山崎氏は言います。

もちろん、そう言ったからと言って、直ちに危ないということではないと思います。あくまで念のためということでしょう。

また、もちろんのこと、預金高が1000万円を越えているということもあり得なくはないので、それも確認をしておくべきです。

外貨預金は保護対象外

それと、外貨預金に関しては、預金保険の保護対象外ということなので、これも必ず確認が必要です。

投資信託については、財産が信託銀行で分別管理されているので問題ないとのことです。

預金保険の払い戻しは一時的に制限

また、上記の1000万円までの預金保険に関しては、預金保険による払い戻しが行われる場合には、一時的に自分の預金の一部(60万円と言われている)しか払い戻せない状況となるそうです。

急にお金が必要だという場合に、そのような事態が起こっては困る、という場合は、これも事前に考える必要があるかもしれません。

Xデーは金曜日?

そして、そのような状況、「一般論として、金融機関について何らかの大きな処置があるのは週末であることが多い」ということです。

なので、何らかの行動をとろうという場合には、その週のうち、金曜日までに行うことが肝心です。

他の地銀への不安も

山崎さんの言う

「不正がこれだけ大規模で、しかも今後評判の悪化がビジネス上マイナスの影響を及ぼすであろうスルガ銀行は、銀行として本当に安全なのだろうか」

というのは、スルガ銀行の話です。

しかし、そう考え始めたら、スルガ銀行ばかりではなく地方銀行はどうなるのか。

それでなくても、地方銀行は相続をきっかけにメガバンクにお金の積み替えが行われてしまうことが多いのです。

それも預金の大量引き出しには違いなく、そのリスクは常にあることになります。

あるいは、このあとに団塊の世代の相続が多発したら、あちこちで危うくなる地銀が続出するかもしれない。

しかし、今回のスルガ銀行のように派手に目に見える形ではなく、ある日ひっそりと倒れないとも限りません。

まとめ

心配し過ぎと言われそうですが、実際、私の住む町においても、先月、大手銀行の支店の一つがなくなってしまいました。

以前はこれほどにぎわっている銀行があるだろうかと言われるほどだったようで、そのニュースには皆が驚きました。

しかし、これまでを振り返って見ると、その町にあったデパート7つが現時点ですべて閉店。丸井も高島屋もすべて撤退しています。

数十年前なら、デパートがなくなるなどは、誰もが考えもしませんでした。

逆に、銀行だけがだいじょうぶという考えには、むしろ根拠がないものであったということに、今更ながら気づかされはしなかったでしょうか。

スルガ銀行の問題が「氷山の一角」という言葉に不安を覚えるのは、けっして銀行関係者ばかりではありません。

実際に利用者の資産に直結するだけに、「銀行の安全」は皆にとっての問題でもあるでしょう。

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